日本人なら誰もが知っている、マグロの名産地、青森県大間市。新春の初競りで高値をつけるマグロも、ここ大間産のマグロであることが多いのです。そんな大間産の新鮮なマグロを本場で食べてみたくないですか?当記事では、そんな大間のマグロや海産物を存分に楽しめるグルメスポットに加えて、おすすめの観光スポットをご紹介します。
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マグロを始め、豊かな海産物で潤う大間
そもそも大間のマグロはなぜ有名かご存知ですか?大間の沖には日本の周りを流れる3種類の海流が交わる場所があり、マグロが食べる餌が豊富に流れ込んで来ていることから、大間のマグロが美味しくなっている理由の一つと言われています。
そして冒頭でも述べましたが、大間は初競りにてその年の最高値をつける高級マグロが取れることでもよく知られており、一流寿司屋の数々も大間産のマグロを好んで仕入れていることで有名です。
また、餌が豊富であることから、マグロだけでなくウニやイカなどの海産物の味が良いことでも有名です。それでは、大間のマグロやおいしい海鮮が食べられるお店を3店舗紹介します。
マグロや新鮮な海鮮が食べられる食堂
海峡荘
やはりマグロが美味しい場所にきたら食べたいのは鉄火丼ですよね。そこでおすすめしたいのがこの海峡荘。ここの鉄火丼は大間界隈でも特に有名で、昼時は30分ほど並ぶこともあるほど。
先ほど述べた通り、大間ではマグロ以外の魚介類も数多く獲れるため、海鮮を乗せた丼ものもありますが、こちらの「マグロだけ丼(2,800円)」というメニューは見た目も味も圧巻の出来です。
赤身・中トロ・大トロと違う部位がぎっしりどんぶりに並び、最後のご飯一粒まで食べ尽くせるような刺身の量です。どの部位も柔らかく、赤身特有のマグロの血合いの味、トロの脂の甘みが絶妙にマッチしています。
魚喰いの大間んぞく(おおまんぞく)
こちらは店主が元漁師で、築地の初競りで2,020万円もの値をつけた最高級マグロを釣り上げた凄腕が切り盛りするお店です。
もちろんマグロがたくさん乗った丼が人気ですが、マグロの珍しい部位を使った料理の数々も特徴。マグロの肝焼きや胃袋の酢味噌和えなどもあり、そのレパートリーは新鮮な魚を仕入れられるこのお店ならでは。
そしてなによりこちらでおすすめなのが、マグロアワビ丼(2,800円)。マグロが美味しいのはもちろんですが、こちらの柔らかいアワビは他では食べられない一品です。
あけみちゃん号
こちらは上記二店舗よりも小規模店ですが、味は抜群。丼ものももちろん美味しいのですが、店の外では殻を割っただけの生うにを500円で売ってくれるので、贅沢な食べ歩きおやつとして頂いてもよしです。店内で食べれば、丼ものだけでなく刺身や生うににもお味噌汁が付いてきます。
しかもお店のコーヒーは無料ですので、休憩や1日の計画会議などのために、気軽に利用することができます。
大間の特産品が買える場所
上記で紹介したお店と同じ一角にある「大間観光土産センター」では、大間の名産品、お土産が全て手に入ります。
マグロを使ったレトルトカレーや、マグロの煮付けパックなどの加工食品、とろろ昆布、青森のうにが入ったすまし汁、いちご煮の缶詰など、マグロ以外の海産物を使った加工食品も豊富に取り揃えています。
その他マグロのゆるキャラのキャラクターグッズなどもあり、老若男女に渡せるお土産がこの一店舗で揃います。
マグロの旬の時期に自宅にマグロが発送されるよう、お取り寄せの予約をすることもできます。
- 大間観光土産センター
- 青森 / お土産店
- 住所:青森県下北郡大間町大間平17-728地図で見る
- 電話:0175-37-3744
- Web:http://www.oma.co.jp/
大間のおすすめ観光スポット
マグロモニュメント
大間崎の突端に、マグロの一本釣りの様子を模したモニュメントがあります。マグロとそれを釣り上げる腕の間から顔を覗かせてもよし、マグロを釣る真似をして撮るもよし、カモメもたくさん飛んでくるので、なかなか楽しい写真が撮れます。
海峡保養センター大間温泉
夏でも30度まで上昇することが稀な大間では、きっと観光している間に体が冷えてきてしまうと思います。そんな時は是非この大間温泉に立ち寄ってみてください。
大間に温泉がでるの?と驚いた方もいらっしゃると思いますが、立派な天然温泉。1980年代に掘り当てて以来、観光客や地元の人に愛され続けているそうです。大間から湧いた温泉に浸かり、サウナに入ったら、本州最北端の地で冷え切った体がぽかぽかに温まるはずです!
大間温泉ではマグロの取り寄せオーダーもできるため、荒天で外が歩けない時も、ここに来れば大間を余すことなく味わえますよ。入場料はなんと大人380円と破格のお値段。お財布にも優しくくつろげます。
- 海峡保養センター大間温泉
- 青森 / 日帰り温泉
- 住所:青森県下北郡大間町大間内山48−1地図で見る
- 電話:0175-37-4334
フェリーターミナル内のマグロ模型
こちらは観光名所ではありませんが、実寸大のマグロがしっぽから吊るされた状態の模型がフェリーターミナル内に展示されています。大間に来た記念に写真を撮るにはとても象徴的でおすすめ。乗下船の際には、是非隣に立って写真を撮ってみてください!
- 大間フェリーターミナル
- 青森 / 駅・空港・ターミナル
- 住所:青森県下北郡大間町 大字大間字根田内10番地地図で見る
- 電話:(0175)37-3111
- Web:https://www.tsugarukaikyo.co.jp/terminal/oma/
大間へのアクセス
大間の岬、マグロが食べられる漁港付近に向かうには、あまり多くの交通手段はありません。本州以南からくる場合であっても、函館からフェリーに乗るのが一番早いでしょう。
函館からフェリー
JR函館駅より車で約15分、津軽海峡フェリー函館ターミナルへ。約1時間半フェリーに乗船し、大間港へ。カーフェリーですので、レンタカーを利用して函館に宿泊している方でもそのまま気軽に大間に遊びに行くことができます。
JR八戸駅から電車・車
JR八戸駅から青い森鉄道で野辺地駅まで行き、JR大湊線に乗り換えて終点下北駅まで約1時間半乗り、そこからさらに車で約1時間です。
このように、新幹線と電車の乗り継ぎで行くこともできますが、乗り換えが多い上、大間港への最寄駅からは車で1時間かかるなど、あまり利便性は高くありません。
まとめ
大間のマグロを堪能できる飲食店、土産屋、観光スポットをご紹介しました。本州の最北端にあるこじんまりとした漁師町ですが、マグロへの愛を感じられる、熱くてアットホームでとても素敵な町です。
大間マグロの旬は7〜12月。旬の時期はもちろん、それ以外の季節でもおいしいマグロが楽しめますので、是非本場でその味を楽しんでみてください。