ヨーロッパ

穴場にトライ!バルト三国・カフェ&伝統料理めぐり【エストニア/ラトビア/リトアニア】

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:30ヶ国

2019年11月15日更新

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写真:jihen2

バルト三国は、他のメジャーなヨーロッパの国々とは毛色の異なる文化を持つ国々です。近年旅行先として人気で、日本やアジアからも行きやすくなっています。とはいえ、定番観光スポット以外の情報がまだまだ少なめ。せっかくなら穴場のカフェやレストランでローカル気分も楽しまなきゃ損!ということで、各都市でおすすめの素敵なお店をまとめました。

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はじめに・・バルト三国って?

バルト三国は、バルト海に面したエストニア・ラトビア・リトアニアを指します。中世にはそれぞれ交易で発展し、近代は旧ソ連の影響を大きく受けました。エストニアはフィンランドなど北欧、ラトビアは北欧やドイツ、リトアニアはお隣ポーランドと歴史的に深い関わりがあり、一括りにされていても各国で全く異なる文化や歴史を持ち、旅先としてもとても魅力のある国々です。

  • 写真:jihen2

三国間は陸移動も簡単なので、各首都を中心とした周遊も手軽にできます。それぞれの都市では旧市街の観光がメインになりますが、どの国も観光エリアの範囲が狭く、良いお店は観光客多め&価格帯高めな傾向にあります。とはいえ定番スポットなのでもちろん訪れてほしいですが、今回はそれにプラスしておすすめしたい、リーズナブルな穴場カフェ&レストランを各国の都市ごとにご紹介します。

リトアニア/ヴィリニュスのカフェ&レストラン

  • 写真:jihen2

リトアニアの首都ヴィリニュスはバルト三国唯一の内陸都市。山と森に囲まれているからかどこかのんびりした雰囲気で、教会建築も丸みを帯びたものが多く、居心地の良さを感じる街です。旧市街は世界有数の広さで、歩いて回るとけっこう体力を消耗します。とはいえ旧市街内にはバス等はないので、途中で休憩を挟みながら回りましょう。

カフェ イタララ

南側にある「夜明けの門」〜北側にある「大聖堂」まで広がる旧市街の、南北の真ん中あたりにあるカフェが「カフェ イタララ」です。メイン通りからはやや裏手の場所ですが、通りから徒歩3分ほどなので行くのは簡単です。

  • 写真:jihen2

ここはとにかくオリジナリティ抜群の素敵なお店作りが特徴で、カフェに限らずかわいいもの好きにも必見のスポットといえます。なんといっても内装がかわいい!ポップな色遣いやブランコ席など、単に突飛なだけでなく統一感があり、リラックスできる空間になっています。

  • 写真:jihen2アップルパイラテとチーズケーキ (計6.8€/約816円)
  • 写真:jihen2

そしてメニューも凝っています。季節限定のアップルパイラテやカップ入りのティラミスやケーキなど、女子の心わしづかみ!なものが豊富です。女性受けの良いメニューが多いわりに男性客もそれなりにいるので、この居心地の良さは現地の人にとっても魅力的なのだと思います。

カフェ イタララ
リトアニア / カフェ・喫茶店
住所:Vokiečių g. 1, Vilnius 01130 リトアニア地図で見る

ウグニエ・スマークラ

リトアニアはジャガイモやきのこや肉など、農業国らしい料理が豊富。予約して行くようなフォーマルなレストラン以外でも、ふらりと立ち寄って伝統料理が食べられます。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

旧市街の南寄りにある「ウグニエ・スマークラ」は、喫茶店のようなカジュアルかつ落ち着いた雰囲気のカフェレストラン。夜明けの門経由で旧市街を散策するパターンは多いので、通り道にあるのも便利です。

  • 写真:jihen2ツェペリナイ (4.90€/約588円)

「ウグニエ・スマークラ」では、リトアニアの代表的な伝統料理ツェペリナイ(ジャガイモと挽肉を使った料理)が、お手頃価格でアツアツで出てきます。他に日替わりスープやデザートなどの軽食が充実していて、それでいて混雑しておらず喫茶店のように長居できる、素敵な穴場のお店です。

ウグニエ・スマークラ
リトアニア / 洋食・西洋料理 / カフェ・喫茶店
住所:Ugnies Smukle, Aušros Vartų g. 19, Vilnius地図で見る

ラトビア/リガのカフェ&レストラン

バルト三国の真ん中にあるラトビアは、中世に海上貿易で発展した国で、現在でも三国の中では総合的な先進性が抜きん出ています。アール・ヌーボー様式の建築が有名で、旧市街も商業エリアも建物の美しさが目につきます。

  • 写真:jihen2

そんなラトビアの首都リガでは、カフェの多さも目立ちます。ラトビアにはスターバックスが無いのですが、代わりにヨーロッパやバルト三国で展開する魅力的なコーヒーチェーンがたくさん!チェーンでない個店を含め、旧市街と商業エリアの中間あたりに特に多いです。

カフェイン ラトビア

  • 写真:jihen2

カフェシティとも言えるリガで訪れたいのが、バルト三国に展開する「Caffein(カフェイン)」。店舗ごとに雰囲気が多少異なりますが、おすすめは旧市街からも近いガレリア・セントラルの向かいにある「カフェイン ラトビア」。

他の店舗より広くて内装がスタイリッシュで、落ち着いた雰囲気で過ごせます。ガレリア・セントラルを始め周辺に商業施設が多いので、地元の若者もたくさん利用していてローカル感を味わえるのもポイントです。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2カフェラテとエクレア (計3.6€/約432円)

カフェイン ラトビアでのスイーツならエクレアがおすすめ!フードメニューはラトビア語のみですが「エクレア」で通じます。ヨーロッパのスイーツというと砂糖たっぷりのこってりなものをイメージしますが、カフェインのスイーツはどれも軽めでかつおいしく、カフェタイムにぴったりです。

カフェイン ラトビア
ラトビア / カフェ・喫茶店
住所:Caffeine LV, Audēju iela 15, Centra rajons, Rīga地図で見る

アプサラ・ティーハウス

  • 写真:jihen2

紅茶派、あるいはさらなる特別感を求めるならぜひ「アプサラ・ティーハウス」へ。公園の中の東屋のような建物が特徴的で、中もとっても独創的!1階でオーダーし、螺旋階段を上がった2階で、公園を眺めながら床に座るスタイルで紅茶を飲みます。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2チャイマサラ (4€/約480円)

上で紹介したカフェインから徒歩5分ほどの距離にあるので、旧市街観光の合間でも、わざわざ行くのにも便利な場所にあります。街のカフェとは一味違った、特別感のあるスポットとなっています。

アプサラ・ティーハウス
ラトビア / カフェ・喫茶店
住所:Apsara Tea House, Tērbatas iela 2G, Centra rajons, Rīga地図で見る
Web:http://www.apsara.lv/tea-houses-apsara/tea-houses-...

リガ・セントラルマーケット

  • 写真:jihen2

旧市街から川を挟んだ南にある「セントラルマーケット」。市場とフードコートがあり、フードコートには様々な専門店が並びます。

ラトビア料理というと黒豆の料理や肉の煮込み系などですが、ここはラトビアのものだけでなく、東欧全体で食べられているピエロギのお店や、海に近いこともあり北欧と同じサーモン料理のお店など、周辺地域との関わりを感じられるのがポイントです。

  • 写真:jihen2このボリュームで6.7€/約804円

写真はPanfried foodという鉄板料理のお店のメニュー。フライドポテトにロシア発祥の料理ビーフストロガノフとチーズがかかっていて、濃厚でとってもおいしいです。フライドポテト×ビーフストロガノフのフュージョンは、ロシアと関わりのあるラトビアならではのメニューといえます。

リガ セントラルマーケット
ラトビア / ショッピングモール・デパート
住所:Nēģu iela 7, Latgales priekšpilsēta, Rīga, LV-1050地図で見る
Web:https://www.rct.lv/en/

旧市街だけでなく、こうした街歩きも楽しいリガ。自分だけのお気に入りの場所になるかもしれませんよ♪

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この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

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