旅先で街歩きをするときの楽しみといえば、現地の街の様子を見ながらカフェでほっと一息お茶や軽食をとるひとときではないでしょうか。今回は北欧(アイスランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド)でおすすめの厳選カフェ5選をご紹介します。
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北欧のカフェ事情とは?!
お茶をする文化はどこも同じ。北欧には各国の個性が溢れる素敵なカフェがたくさんあり、北欧の人たちもそんなカフェでほっと一息つく時間が大好きです。
中でも、フィンランド は人口1人あたりに占めるコーヒー消費量が世界一であったり、お隣スウェーデンは「Fika(フィーカ)」と言って家でも職場でも一服する文化を持っており、それぞれの国でお茶を取り巻く物語があり、独自の文化が花開いています。
今回は、そんなお茶の時間が楽しくなるような、北欧での居住経験もある筆者のおすすめとして北欧各国のベスト・カフェをご紹介します。
1.スウェーデン/旧市街と海を眺めるパノラマ・カフェ「Fotografiska」
お茶の時間が「Fika(フィーカ)」として習慣づけられているスウェーデンは、おいしいカルダモン入りシナモンロールとコーヒーが自慢の個性派カフェがたくさん。その中で1番を決めることは至難の技ですが、はっと息をのむような風景が眼下に広がり、店内の雰囲気がよくスイーツが美味しいのが、北欧随一の写真博物館フォトグラフィスカ(Fotografiska)のパノラマカフェです。
ストックホルム南の閑静なセーデルマルム(Södermalm)地区の港沿いに位置するフォトグラフィスカは、北欧でも有数の写真博物館であり、博物館への入場券を購入した人のみに与えられる特権が施設の最上階にあるカフェへのアクセスです。
横広のガラスが床から天井まではめ込まれており、向かい側の旧市街ガムラ・スタンや博物館が多く集結するシェップスホルメン(Skeppsholmen)島の建物、海や森といったまわりの自然を一望することができ、パノラマビューは一見の価値があります。
そんな雄大な景色を眺めながら、シナモンロールやカルダモンバンといった王道から、イチゴとたっぷりのクリームが挟まれたクロワッサンやオレンジのババロア(40スウェーデンクローネ=約520円)など、わくわくするフィーカの時間を楽しむことができますよ。
- フォトグラフィスカ
- スウェーデン / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Stadsgårdshamnen 22, 116 45 Stockholm地図で見る
- Web:https://www.fotografiska.com/sto
2.フィンランド/世界一のドーナツ・カフェ「Pyynikin Munkkikahvila」
フィンランドの首都・ヘルシンキから電車またはバスで約2時間〜3時間弱のところにあるタンペレ(Tampere)市は、フィンランドらしい森や湖といった自然の風景の中に広がる美しい湖水地方の街です。
1980年代から始まり、今日に至るまで地元の人たちを始め、タンペレを訪れる人たちを惹きつけているのがPyynikki(ピューニッキ)という丘の上にあるドーナツカフェPyynikin Munkkikahvila(ピューニキン・ムンッキ・カフビラ)です。フィンランド 語名の通りドーナツが看板商品のカフェです。
創業当初から続く秘伝レシピでつくるドーナツは1種類のみで、大小を選ぶことができます。揚げたてのドーナツの外側はカリッと、中はもっちりとした自慢の生地に黒いカルダモンの粒が入っています。そのスパイスの香りとともに、ドーナツの外側にまぶされている粒の大きめのザラメ砂糖がまた絶妙な相性でやみつきになります(1個€2.5=約320円)。
森の中にあるカフェなので、森の新鮮な空気を吸いながら頂くハーブティーや、ミルクたっぷりのコーヒーを片手に、自然派なお茶時間を過ごしてみませんか?
また、一服ついた後には、カフェに併設する灯台からタンペレの湖や森を一望したり、整備されたウォーキング用の小道を歩いて散歩するのもいいですね。自然とともに生きるフィンランド の人の暮らしに溶け込むことができるでしょう。
- Pyynikin Munkkikahvila ピューニッキ店
- フィンランド / カフェ・喫茶店 / スイーツ
- 住所:Näkötornintie 20, Tampere, Finland地図で見る
- Web:http://www.munkkikahvila.net/
3.デンマーク/アンデルセン童話誕生の地!北欧センスが光るカフェ「Café Fleuri」
「デンマークの庭園」と呼ばれる、フュン島北部に位置するデンマーク第三の都市・オーデンセ(Odense)。首都のコペンハーゲンから170km程度離れた場所にあるこの街は、世界的に有名な童話作家アンデルセンの生まれ故郷でもあり、旧市街周辺は中世の街並みが残る魅力いっぱいの街です。
オーデンセの旧市街の入口周辺にあるのがデンマークのおすすめカフェCafé Fleuri(カフェ フリューイ)です。「花(Fleuri)」を意味する名前の通り、お店の中や外にはさりげなくお花をモチーフにした飾りが置いてある上、カラフルでデザイン性にも優れた雑貨・手作り菓子の販売もあります。
こちらのカフェで毎朝手作りされるクッキーやチョコレート菓子(29デンマーククローネ:約520円)をお茶うけに、シナモンやクローブ、レッドペッパーなどのスパイスが入ったチャイ(約800円)もオススメです。凛とした雰囲気の店内で頂く温かいドリンクにスイーツ、シンプルだけれど、不思議と幸せに満たされた至福のひとときを過ごすことができるでしょう。
- カフェ・フロリ
- デンマーク / カフェ・喫茶店
- 住所:Nørregade 28, 5000 Odense地図で見る
- Web:https://fleuri.dk/index.html