ギリシャのサントリーニ島やミコノス島に旅に出かける方で、現地の交通手段が気になる方はきっと多いはず。この記事では「バス・タクシー・レンタカー・バギー・バイク」の5種類の交通手段に関して、それぞれの島での交通事情を加味しながら、おすすめ度についてを比較・解説していきます。
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1.バス
まずはバスに関してそれぞれ見ていきましょう。サントリーニ島、ミコノス島どちらも路線バスが運行しております。
サントリーニ島:お勧め度★★★★★
サントリーニ島での観光には、値段・交通の便共に、バスが一番適していると言えます。サントリーニ島の中心街フィラを起点に、世界で一番美しい夕陽が見える「イア」や、赤い大陸と青い海が映える「レッドビーチ」まで、主要な観光地はすべてバスで網羅することができます。
運賃も片道約1~3€(120~360円)ほどしかかかりません。サントリーニ島観光では、バスに乗れば不自由なし!と言っても、過言ではないでしょう。
- 詳しい時間・値段等は、公式サイトをご確認ください。
ミコノス島:お勧め度★★★☆☆
ミコノス島では、サントリーニ島よりはお勧め度が下がって★3つです。ミコノス島はミコノスタウンなどの観光地、空港・港を結ぶバスは運行しているものの、サントリーニ島のバスよりは路線・運行本数共に若干少なめです。
また、ミコノス島の魅力の一つにビーチが挙げられますが、バスが通っていない場所にも多くあります。加えて、ホテルもバスが通っていない地域に集まっていたりと、バス移動を軸に考えるとどうしても観光の幅が狭くなります。のちほどレンタカーという選択肢もご紹介しますが、海外でレンタカーの運転がどうしても不安という方以外は、バスは積極的に利用しない方が良いでしょう。
- 詳しい時間・値段等は、公式サイトをご確認ください。
2.タクシー
続いてタクシーの事情をご説明します。
サントリーニ島、ミコノス島:お勧め度★★☆☆☆
サントリーニ島、ミコノス島ともにタクシーは走っていますが、ミコノス島では数が少なくなります。タクシーを利用するポイントは、バスが通ってない地域に行きたいとき(もしくはバスのターミナルがあるか不安な場所に行くとき)がお勧めです。ただし、目的地から引き返す場合の足が必要になるときは、帰りの交通手段にもご注意ください。
また、行き先が同じ方面の観光客が複数いる場合、写真のように相乗りになる可能性があります。その際、目的地が近い方、またはルートを回る効率がいい方から案内されますので、場合によっては時間のロスとなることがあります。
さらにタクシーにメーターがない場合もありますので、その点も少し不安です。ちなみに筆者がサントリーニ島で乗った際は、6.2km・15分ほどの距離で20€(約2,400円)だったので、日本と同じか、ほんの少し安いくらいの相場感でしょう。
3.レンタカー
続いて、旅の定番レンタカーを比較していきます。
サントリーニ島:お勧め度★★★☆☆
レンタカーは、やはり行きたいところに行けるのが便利です。しかし、前述したように、サントリーニ島の主要観光地にはほぼバスで行くことができますので、値段の面からあまりお勧めはしません。さらにフィラ・イアなどは、人と車でごった返していますので、運転する怖さも少しあります。
- レンタカーの相場は、1日40~70€(4,800~8,400円)ほどです。
ミコノス島:お勧め度★★★★★
ミコノス島で一番お勧めの交通手段は「レンタカー」です!ミコノス島では、ミコノスタウンなどの観光地巡りをするのも勿論ですが、地図を見て自由に旅してみることが何よりのお勧め。レンタカーがあることで、自由気ままに動けます。
特に、人のいないビーチに行く際にはバスの通らない小道を進みますので、レンタカーは非常に重宝しますよ。レンタカーの相場は、サントリーニ島と同じです。
4.バギー
日本では馴染みのない「バギー」ですが、サントリーニ島、ミコノス島ではあちらこちらで、観光客がレンタルバギーで走っている姿を見かけます。2人乗りができるので、カップルにお勧めですよ。
ちなみに、バギーは普通運転免許を持っていれば運転できますが、レンタカー会社によっては、二輪の運転免許がないと、断られる場合もあります(筆者も当初バギーの予定が、二輪の運転免許がないことを理由に断られてしまいました)。
サントリーニ島:お勧め度★★★☆☆
バギーは車やバイクよりはスピードが出ないので、「早く目的地に着きたい」という目的で交通手段を選ぶ場合には、レンタカーの方がお勧めです。しかし、「バギーに乗る」という行為自体が旅の思い出にもなりますので、そういった面ではお勧めもできます。
レンタル料金も、1日30~40€(3,600~4,800円)ほどで借りることができるので、レンタカーよりもお得になります。
ミコノス島:お勧め度★★★★☆
ミコノス島でも自由に好きなところに行けるバギーは魅力的ですが、一つ懸念があるとしたら、「坂道が非常に多い」ということ。馬力がなくてなかなか進んでいないバギーも見かけましたので、レンタルする際には、その点だけ意識していただけたらと思います。
ミコノス島では、サントリーニ島以上にバギーで走る人の姿を見かけましたよ!レンタル料金も、サントリーニ島とほぼ同じです。
5.バイク
最後に紹介するのは、バイク!日本でも二輪の免許があれば運転することができます。
国際免許でいうと、Aの欄にスタンプが押してあれば大丈夫です。先ほどのバギーも、このAのところにスタンプがあるかないかで判断するお店があります。
サントリーニ島、ミコノス島:お勧め度★★★★☆
美しい島を、2人乗りで走るのはとても最高!レンタル料金はバイクの馬力によって異なりますが、125㏄ならバギーより安く、1日当たり25€(2,600円)程度で借りられます!この値段なら、バスが発達しているサントリーニ島でも、十分メリットがあるように感じますので、★4つとしています。
ぜひ皆様自身のプランにあった交通手段を選んでくださいね!ちなみに、両島に電車は走っておりませんので、ご注意ください。