「わたらせ渓谷鐵道」のトロッコ列車は、自然豊かな渓谷沿いを走る鉄道で、風を感じながら見える景色が絶景!のんびり景観を楽しみながらリフレッシュするには、最高の鉄道です。今回は、この「わたらせ渓谷鐵道」を紹介します!
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わたらせ渓谷鐵道とは?
わたらせ渓谷鐵道は、足尾鉄道が足尾銅山の鉱石輸送を目的として1911年に開業した路線で、1918年に国有化された後、1989年には、沿線自治体などが出資する第3セクターで運営され、観光電車としてもとても人気がある鉄道です。全長44.1km、群馬県桐生市にある桐生駅から、栃木県日光市にある間藤駅まで続いています。
1日フリー切符とトロッコ列車の整理券を購入しよう!
「わたらせ渓谷鐵道」で周遊するには、桐生駅から間藤駅が一日中乗り放題の1日フリー切符を購入すると便利です。桐生・相老・大間々・通洞・足尾の各駅で購入できます。またトロッコ列車に乗車の場合は、整理券が別途必要で、わたらせ渓谷鐵道の相老駅・大間々駅・通洞駅の各駅で販売されています。
1日フリー切符とトロッコ列車の整理券、どちらも、事前に、JTB各支店、東武トップツアーズ各支店などでも購入可能です。
トロッコ列車整理券 ■おとな(中学生以上)…510円 ■こども(小学生)…260円
トロッコ列車は2種類あります!
- 出典:ja.wikipedia.org【トロッコわたらせ渓谷号】栃木県内を走るわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車 by NY066
- 出典:ja.wikipedia.org【トロッコわっしー号】わたらせ渓谷鉄道WKT551 by Rs1421
トロッコ列車は「トロッコわたらせ渓谷号」と「トロッコわっしー号」の2種類あります。「トロッコわたらせ渓谷号」は4月~11月まで、「トロッコわっしー号」は通年運転していますが、毎日運転されている訳ではありません。列車ごとに運転日が決まっていますので、 こちらのHPで必ずチェックして下さいね。
今回筆者は、4両のうち2両がトロッコ車両であるレトロなデザインの「トロッコわたらせ渓谷号」で旅をしてきました。
一方「トロッコわっしー号」は、わ鐵の“ゆるキャラ”「わっしー」がデザインされ、「わっしー」グッズの売店があり楽しめるので、お子様連れにはこちらの列車もオススメです。
わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車のココがオススメ!
それでは筆者の、わたらせ渓谷鐵道のここがオススメ!なポイントを紹介していきます!
おすすめポイント1【とにかく、景色が美しい!】
とにかく自然いっぱいの景色を、心地のいい風を感じながら見ることが出来ます。これぞ!トロッコ列車の醍醐味です。春には桜、そして新緑を、秋には、紅葉も楽しめます。
おすすめポイント2【美味しいお弁当が食べられる!】
トロッコわたらせ渓谷号では、「やまと豚弁当」と「トロッコ弁当」を大間々から神戸駅間限定で、車内で購入する事ができます。事前予約も可能ですので、確実に食べたいという場合には予約をしておくと安心です。乗車日の前日16:30までに、電話でレストラン清流(TEL0277-97-3681)に予約して下さい。
「やまと豚弁当」は、自慢の醤油ダレがかかった、群馬県の牧場で育てられた「やまと豚」が使用されており、掛け紙の裏側は沿線ガイドになっていて、便利!トロッコ列車がデザインされた手ぬぐいもおまけで付いてくる、お得なお弁当です。「トロッコ弁当」は、地元産の舞茸が使われた混ぜごはんや、天ぷら、山の幸がたっぷり堪能できる幕の内弁当です。
また車内には、自販機もあり、お茶、ジュース、ビールなどの飲み物にも困りません。
やまと豚弁当 930円
おすすめポイント3【滝の真横を通過します!】
小中駅と神戸駅のトンネルとトンネルの間に、高さ70mの「汽車見の滝」と呼ばれる滝があります。水しぶきがかかるほどの間近の滝に、テンションは上がります!規模は違えど、極小のオーストラリアのキュランダ鉄道のバロン滝。徐行運転で走行しますが、一瞬ですので、お見逃しなく!自然のマイナスイオンを、ぜひ!感じて下さい。
おすすめポイント4【イルミネーションが楽しめる!】
群馬県みどり市にある神戸駅の先に、全長5,242mもある草木トンネルがあります。そのトンネルを走行する約10分間、2号車と3号車の車内は、幻想的なイルミネーションに彩られます。天井の約1万2,000球のLEDが美しくライトアップされ、とてもロマンチックな雰囲気の車内になります。
おすすめポイント5【神戸駅で列車に乗りながら買い物ができる!】
神戸駅では上下線がすれ違うため、停車時間が長くその時間を利用して、野菜や総菜がホームで売られています。車窓の下まで店員さんが来てくれるので、トロッコ列車に乗ったまま購入できます。筆者の乗車日は、地元の岡直三郎商店(大間々工場)で作られた珍しい醤油アイスも売ってました。
おすすめポイント6【途中下車の旅も楽しい!】
わたらせ渓谷鐵道で、多くの観光地を巡る事が出来ます。ほんの一部ですがご紹介します。
大間々駅 【はねたき橋】
大間々駅から徒歩約10分で、渡良瀬川にかかる「はねたき橋」に到着します。橋上からの眺める高津戸渓谷が美しく、特に、紅葉の季節が絶景で、多くの観光客で賑わっています。
水沢駅 【水沼駅温泉センター】
水沢駅の駅中にある「水沼駅温泉センター」。こちらは駅舎がまるごと温泉になっている珍しい温泉駅です。渡良瀬川の「釜ヶ淵の河童伝説」から名付けられた「かっぱ風呂」からの景色は最高!温泉に入って、さっぱりした後は、休憩所などもあるので、のんびりできる施設です。
- 水沼駅温泉センター
- 桐生市 / 日帰り温泉
- 住所:群馬県桐生市黒保根町水沼120-1地図で見る
- 電話:0277-96-2500
- Web:http://www.mizunuma-sb.com/
通洞駅 【足尾銅山】
- 出典:commons.wikimedia.org足尾銅山観光 by KOJI MISUMI
400年もの歴史がある「足尾銅山」は、日本一の鉱都と呼ばれ、1973年に閉山となった後、全長700メートルの坑道をトロッコ電車で見学できるようになりました。当時の厳しい鉱石採掘の様子が、人形を使い一目でわかるようになっていて、説明のアナウンスが流れます。こういう過酷な環境下で、日本の近代化を支えた人達がいたんだと、再認識できる場所です。
- 足尾銅山観光
- 日光 / 博物館 / 一人旅 / 観光名所 / ツーリング
- 住所:栃木県日光市足尾町通洞9−2地図で見る
- 電話:0288-93-3240
- Web:http://www.nikko-kankou.org/spot/28/
最後に
わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車の旅は、いかがでしたでしょうか?トロッコ列車は、涼風を感じられるのが醍醐味です。暑い天気のいい日は最高ですが、気温の寒い日は、風を冷たく感じると思いますので、羽織るものがあると安心です。自然に囲まれてリフレッシュして、いい列車の旅にして下さい!
- わたらせ渓谷鐵道トロッコ列車
- みどり市 / 乗り物 / 女子旅
- 住所:群馬県みどり市大間々町大間々1603−1地図で見る
- 電話:0277-73-2110
- Web:http://www.watetsu.com/torokko.html
- わたらせ渓谷鐵道
- みどり市 / 乗り物 / 紅葉
- 住所:大間々駅:群馬県みどり市大間々町大間々地図で見る
- 電話:0277-72-1117(大間々駅)
- Web:http://www.watetsu.com/