姫路市

改札を出る前に味わおう!姫路駅名物の【えきそば】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:44都道府県

2021年3月23日更新

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JR姫路駅には3店舗

このような「えきそば」が食べられるお店は、JR姫路駅の構内に3箇所あります。在来線の上りホーム、在来線の下りホーム、そして新幹線ホーム下の「Maneki Dining」です。

ちなみに「えきそば」が誕生した上りホーム店は、2019年に70周年記念事業として、キハ58系気動車 を模した可愛らしい外観になりました。

座ってゆっくり食べられる「Maneki Dining(まねきダイニング)」

小さなお子様連れ、荷物が多い、人数が多い…など、駅ホームの立ち食い店で食べるのに気がひける方は、座ってゆっくり「えきそば」が食べられる「Maneki Dining(まねきダイニング)」はいかがでしょう?

場所は、在来線のコンコースから、新幹線乗り場に上がったところ。JRの売店と並びであるのですぐにわかると思います。

ゆっくり食べられるダイニングなので、メニューは駅ホームの立ち食い店より豊富です。「えきそば」はもちろん、本当の蕎麦、うどんメニューもあります。(少し時間はかかるそうです)

また、セットメニューや、姫路名物の 穴子料理姫路おでんなどもあります。

店内は赤を基調にした、ちょっとオシャレな空間。まるで “電車内” のような車窓もあり、姫路の名所の景色(写真)が見られるのも面白いです。

まねきダイニング(姫路駅)
姫路市 / ご当地グルメ・名物料理 / そば / 弁当 / ランチ
住所:姫路駅地図で見る
Web:https://www.maneki-co.com/shop/#shop_3

姫路に行けない人も「えきそば」を食べられる!

姫路までなかなか行けないけれど食たい!という方に嬉しいのが、お取り寄せ。オンライン「えきそば」を購入することが可能なんです。

生麺と乾麺の2タイプあり、生麺は1パック2人前で560円、乾麺は1パック3人前で1,080円、プラス送料1,000円です。(3,000円以上で送料無料)

また、カップ麺で有名な日清商品グループともタッグを組んで、「有名店」シリーズの商品として「まねきのえきそば」を販売しているんです。WEBの商品詳細 によると、販売地域は「近畿」とのこと。近畿エリアに旅行に来られたら、スーパーやコンビニなどで探してみるのも楽しそうですね。

それにしても、かつては、小麦粉の代わりにこんにゃく粉を使ったうどんに始まり、試行錯誤でかんすいを入れた麺で勝負に出た「えきそば」、止まるところを知りません。

「えきそば」だけじゃない「まねき食品」

「Maneki Dining まねきダイニング」の「まねき」は、先ほども述べたように、「えきそば」を製造している「まねき食品」から来ています。実はこの「まねき食品」は、「えきそば」だけではなく、幅広い事業を展開しています。

例えば、仕出し料理、懐石料理、ダイニング、お弁当屋さんなどなど…その中でも、 駅弁「えきそば」よりも歴史が長いんです。

「幕の内駅弁」は姫路初!

日本で初めて駅弁が売られたのは、明治1885年の宇都宮駅と言われており、おにぎり2個を竹の皮で包んだだけのものでした。それ以降も、駅弁はおにぎり一辺倒。

そんな駅弁に、初めておかず付きのいわゆる 幕の内弁当 を取り入れたのが「まねき食品」なのです。時は1889年、山陽鉄道の開通にあわせての駅弁事業スタートでした。

今となっては、駅弁もバラエティ豊かですが、幕の内駅弁は必ずといって良いほど、どの駅にもあります。その元祖が姫路駅の「まねき食品」の駅弁だったのですね。

当時の幕の内駅弁は、13種類のおかずを上折に、下折には白飯を入れた、二重の折詰だったそうです。当時の駅弁の写真は ホームページ にもありますが、なかなか豪華!

それまでの駅弁がおにぎりだけだったのであれば、この幕の内駅弁は画期的だったに違いありません。列車の中で食べるものなので、容器を回収することができないこともあり、経木の器にするといった工夫もされたんだそう。

最後に・・・

まねき食品が展開しているお店は、今や姫路駅ではなく、様々なところ にあります。お近くの店舗でいただくのも良いですが、やっぱり現地で姫路駅の雰囲気と一緒に味わうのが一番!姫路にご用事のない方も、山陽新幹線に乗るなら途中下車して食べてみるのはいかがでしょう?

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じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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