登山やハイキングなどで人気の神奈川県西部にある丹沢・大山地方では、古くから豆腐が親しまれており、大山の名物=豆腐と広く認識されています。大山では毎年3月中旬の2日間、この大山名物の豆腐をテーマとした「大山とうふまつり」が開催されています。また、大山にある阿夫利神社にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した眺望があります。今回は、大山とうふまつりと阿夫利神社及び周辺の観光についてご紹介します。
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大山とうふまつり
大山は、神奈川県伊勢原市、秦野市、厚木市境にまたがる標高1,252mの山です。大山山麓では、丹沢山系から流れる良質な水で作った豆腐が古くから親しまれており、直径4mの仙人鍋で湯豆腐を無料で配布したり、早喰い大会や手造り豆腐体験などが出来る「大山とうふまつり」が例年3月中旬に行われています。
大山とうふまつりのメイン会場である伊勢原市営第2駐車場は、小田急線の伊勢原駅北口4番バス停から「大山ケーブル」行きの終点で降り、バスを降りてすぐの所にあります。
10時のオープニングと共に関係者による挨拶などがあり、大山寺の住職のホラ貝によりイベントがスタートします。あらかじめ鍋は火にかけられていますが、スタートと同時に火入れの儀式が行われ、大山豆腐と大山の山麓一帯で江戸時代から栽培されているカラシナの仲間である大山菜が投入されます。
しばらくして大山菜が茹で上がると、仙人鍋からポン酢でシンプルに味付けされた大山豆腐と大山菜が無料で振る舞われます。
かなりの量の豆腐が用意されていますが、訪れる人も沢山いますので早めに会場に行かれる事をおススメします。
なお、手造り豆腐体験は会場内にて整理券が配布されます。また、早喰い大会は抽選券が配布され、当選した方のみ参加できます。当日、本部横にタイムスケジュールが張り出されているので参加希望の方は確認が必要です。
日時:2018年3月17日(土) 10:00~16:00
2018年3月18日(日) 10:00~15:00
場所:市営大山第2駐車場
こま参道を歩いて、大山ケーブルカー乗り場へ
大山には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで2つ星を獲得した眺望が魅力の阿夫利神社があります。この阿夫利神社を訪れるには、大山ケーブルカーに乗車し「阿夫利神社駅」で降りると便利です。大山ケーブルカー始発駅の「大山ケーブル駅」迄は、とうふまつりのメイン会場からこま参道を15分程歩きます。
こま参道は上りとなるため一部が階段となっていますが、その踊り場にはコマの絵が入っていて、何番目の踊り場かわかるようになっています。小さなコマは1つで1番目、2つは2番目、3つは3番目を表し、大きなコマは1つで10番目の数を表し、その組み合わせで数を表しています。
少し距離がありますが、踊り場のコマの数を数えながら登って行くと15分の道程も楽しめると思います。
大山ケーブルカー
大山ケーブルカーはこま参道の終わりにある「大山ケーブル駅」から「大山寺駅」を経由して阿夫利神社へと続く「阿夫利神社駅」を結ぶケーブルカー。通常は9時~17時まで20分おきに運行しています。
料金は大山寺駅まで中学生以上は片道350円(小学生以上180円)、往復600円(300円)。阿夫利神社駅まで中学生以上片道630円(小学生以上320円)、往復1,100円(550円)となっています。
なお、阿夫利神社駅まで購入した場合、途中の大山寺で下車する事も可能なのでケーブルカー利用の際は阿夫利神社までの往復を買うとお得です。
大山とうふまつりの時などは、大山ケーブルカーの切符を買うのにも行列ができますので、時間に余裕を持って行く事をおススメします。
- 大山ケーブルカー
- 伊勢原市 / 乗り物
- 住所:神奈川県伊勢原市大山667地図で見る
- 電話:0463-95-2040(大山ケーブル駅)
- Web:https://www.ooyama-cable.co.jp/