吉祥寺の井の頭公園には、「井の頭自然文化園」という動物園があるのを知っていますか?ライオンやキリンの様な大きな動物はいませんが、リスやペンギンなど子供に馴染みのあるかわいい動物達に出会えます。ここでは子供が喜ぶポイントを5つご紹介します。
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井の頭自然文化園とは?
井の頭公園の一角に1942年に開園した、東京都立の動物園です。哺乳類や鳥類が飼育されている本園と、魚類や両生類が飼育されている分園があります。公園の一角に位置する自然たっぷりの癒しのスポットです。
子供が喜ぶ井の頭自然文化園の5つの魅力
①ゾウのはな子について学べる
井の頭文化園のシンボルといえば、ゾウの「はな子」。第二次大戦後に初めて日本に来た象で、2016年に亡くなるまで地元の人や子供達の人気者でした。今では吉祥寺駅前の北口広場にはな子の銅像が設けられ、待ち合わせ場所としても親しまれています。
現在は残念ながらはな子はいませんが、はな子の暮らしていたゾウ舎はそのまま残されています。大きなはな子のパネルで迎えてくれるゾウ舎の中は、はな子が使用していたタイヤやバケツなどが展示してあり、はな子の生涯の年表や当時の映像などが見られる、記念館の様な場所になっています。
②放し飼いのリスを近くで観察できる
放し飼いのリスが住む「リスの小径」も子供が喜ぶ場所の1つです。建物の中は小川が流れる小さな森になっていて、足元を自由に横断したり、木の実を食べるリスが観察できます。小径の入り口は2重ドアですが、時々外に逃げてしまう元気なリスさんもいるので要注意。
リス達はチョコチョコと自由に動き回り、とにかく愛くるしくてずっと見ていられます。本格的なカメラを片手にリスの撮影に没頭されている方も多いですよ。あまりの近さに子供が手を出してしまうと、噛まれてしまうことがあるそうなので注意が必要です。ルールを守れば安心して楽しめる、小さな子供にもおすすめの場所です。
③動物園なのに遊具も勢揃い
動物園の一角に、遊具のある「ぶらんこ広場」があるのも子連れに嬉しいポイント。ぶらんこだけでなく、大き目の複合遊具、汽車の遊具、子供用のロッククライミング、大きなシーソーなど、遊具が充実しています。
動物のエリアだけで十分楽しいのですが、動きたい盛りの子供にはちょっと立ち寄って遊べる嬉しい場所です。
④まるで遊園地!乗り物が楽しめる
動物以外で楽しい場所として、「スポーツランド」というミニ遊園地もあります。メリーゴーランドや電車の乗り物など、動物園だけでなく遊園地デビューも出来ちゃいます。乗り物ごとに乗車券を買って利用できるので、子供の好みや年齢に併せて楽しめます。利用の際は遊園地の中にある自動販売機で、1回100円の乗車券を購入しましょう。お得なまとめ買い券も販売されています。
⑤水辺の生き物に会える
上記の4つは本園にありますが、分園の水生物園もおすすめです。本園と分園は吉祥寺通り(公園通り)を渡って、徒歩ですぐに行き来できます。行き来する際は再入園の券を出入口で発行してもらいます。16時以降は行き来できなくなるので、注意が必要です。
水生物園ではカモやコールダックなどの水鳥の他、水生物館ではカエルやカメなどの淡水の生き物が飼育されています。身近にいそうな生物ですが、じっくり見ることは少ないので改めて観察すると興味深い生き物ばかり。子供は図鑑や絵本と比べながら観察するのもいいですね。
アクセスと入場料
JR中央本線・京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩で約10分ほど。車の場合は井の頭恩賜公園有料駐車場があり、料金は1時間400円、30分増毎に200円です。入園料は一般400円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料です。開園時間は9時半から17時です。(園内の各施設により終了時刻が異なります)
- 井の頭自然文化園
- 吉祥寺・中野・荻窪 / 動物園 / 遊園地 / 遊び場
- 住所:東京都武蔵野市御殿山1−17−6地図で見る
- 電話:0422-46-1100
- Web:http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/
この記事を書いたトラベルライターから一言
筆者にとっても井の頭自然文化園はお気に入りの場所で、年間パスポートを購入し家族で何度も足を運んでいるスポットです。井の頭公園には動物園だけでなく、ボート乗り場やカフェがあったりして、1日中過ごせます。季節ごとの自然も楽しめますし、ピクニックや虫取りなど、遊び方は無限大!是非訪れてみてください。(阿佐子)