華やぎを添える春の桜、夏は新緑が美しく爽やかな風を感じ、観光シーズンの秋は色鮮やかな紅葉、冬には霧や雪化粧を眺めて~四季折々の魅力ある豊かな大自然を感じながらの京都の旅はいかがでしょうか。保津峡の素晴らしい渓谷美を満喫するなら、「トロッコ列車」と「保津川下り」がオススメです。まずはトロッコ列車で亀岡駅まで行って、船で嵐山へと戻りましょう。普段よりも呼吸が深くなって、気持ちがリフレッシュできますよ!
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嵯峨野トロッコ列車
トロッコ列車の旅は、「トロッコ嵯峨駅」から始まります。駅舎に向かって左側の広場には、SL機関車が展示され、駅舎にはオリジナルデザインのグッズやお土産の販売、喫茶コーナーもありますので、出発時間までそれらもお楽しみくださいね。
このレトロな列車は、トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの7.3kmを所要時間約25分で駆け抜ける人気の観光列車です。時間になってトロッコ列車がホームに近づくと、皆さんカメラを構えて写真を撮られます。速度も遅くなってきますので、撮影しやすいですよ。
車両は全席指定で、上下に大きく開閉する広い窓の客車4両と、天井が透明で窓ガラスのないオープンな客車「ザ・リッチ号」が1両がありますので、季節や気候に合わせて車両をお選び下さい。
「ザ・リッチ号」は、開放感抜群で風をダイレクトに感じることができますし、景色も思う存分楽しめますので、特に春と秋は人気が高くなっています。(雨の日は座れないので当日のみ発売されます。)
列車内も懐かしい雰囲気が漂い、木製の椅子もいい感じです。ガタゴトと進む列車は、最初は青々とした森林を駆け抜け、やがて清流が見えてきます。その季節の風を感じながら、のんびりと絶景を満喫することができて、風光明媚な景色にため息が漏れます。
左右どちら側に座っても、それぞれの見どころがありますので、ご心配なく。8ヶ所あるトンネルは、抜けるたびに歓声が上がります。一番長いトンネルは500m近くもありますよ。
橋は、50を超える数が架かっています。列車の走る音にかきけされがちですが・・・車掌さんのユニークなアナウンスも聞きもらさないようにしましょうね。運転手さんもサービスで所々で停車してくれたりして、観光気分を盛り上げてくれますので、楽しく快適な時間が過ごせます。
乗車中に、カメラを持ったスタッフがグループ毎に記念撮影をしてくれます。1枚1,000円で販売されますので、旅の記念に購入されてみてはいかがでしょうか。
- 嵯峨野トロッコ列車
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 乗り物 / 子供が喜ぶ / 観光名所
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町地図で見る
- 電話:075-861-7444
- Web:https://www.sagano-kanko.co.jp/
保津川下り
保津川下りの乗船場は、「トロッコ亀岡駅」から車で約10分離れた所にあります。
亀岡から嵐山の渡月橋までの約16kmの蛇行した渓流を、約2時間かけて下ります。日本で最も歴史がある保津川下りは、400年続いています。
4名ずつ前から詰めて座り、救命胴衣を腰に巻いたのを確認してから出発です。
ゆるやかに進む船に揺られて、船頭さんの楽しいガイドや野鳥のさえずりを聞きながら、のどかな景色を楽しんだり、時には船頭さんの見事な竿さばきで岩の間をすり抜けたり、10ヶ所程あるスリルのある急流で豪快に水しぶきを浴びたりして、あっという間に時間が過ぎていきますよ。
特に急流はスリル満点!前列の4名と2列目の両端のかたは、しっかりと防水シートで塗れないように体をガードしておいて下さいね。
途中で、岸からカメラマンが記念撮影をしてくれますよ。船内で申し込みができます。写真は2種類で、大が1,620円、小が1,296円。後日自宅へ郵送してもらえます。
船旅の終盤には、売店船が近づいてきます。長時間の船旅の締めくくりに、美味しい軽食でお腹も満足できるのではないでしょうか。ちなみに、おでん1皿(おまかせ4品)やイカ焼きは各500円、みたらし団子3本や甘酒は各300円となっております。
景色以外にも、見所はあります!川下りの途中で見られた、奇岩や怪石を一挙にご覧になってくださいね。
- 保津川下り(乗船場)
- 亀岡・湯の花 / 体験・アクティビティ
- 住所:京都府亀岡市保津町下中島2地図で見る
- 電話:0771-22-5846
- Web:http://www.hozugawakudari.jp/
おわりに
いかがでしたでしょうか?運が良ければ、トロッコ列車の車窓からは保津川下りの船が、保津川下りをしながらはトロッコ列車を見ることができるかも!お互いに手を振りあうと、楽しみも分かち合えますよ♪ぜひ1度は、いつもと違った楽しみ方で京都を旅してくださいね。