ロンドンの新名所として人気が高く、予約が取りづらいのが「スカイ・ガーデン」。地上約155mの高さからロンドンの街を一望できる場所です。天井までガラス張りで開放感あふれる空中庭園の予約方法と裏技、最新情報をご案内します。
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ロンドンの街を一望する方法
現在ロンドンの街を上から眺める方法は、高さ135mの巨大観覧車「London Eye/ロンドン・アイ」、244mの高さから見るヨーロッパ一高いビル「The Shard/ザ・シャード」、新たに加わった64.5mの高さの「Tate Modern/テート・モダン」と、「Sky Garden/スカイ・ガーデン」の4か所です。
今まで歴史的建造物が建つロンドンでは、セント・ポール大聖堂を越える高さの建造物を建ててはならないという暗黙の了解があったことから、高層ビル建設が許可にならない傾向がありました。そんな中、展望台付きの高層ビルとしては、ロンドン・アイやザ・シャードに次ぐ場所として2015年1月にオープン。正式名称は「20フェンチャーチ・ストリート/20 Fenchurch Street」です。
スカイ・ガーデンの魅力
ロンドン・アイもザ・シャードも、お値段が£20(¥2,909)以上と少々高めなのが難点。一方、テート・モダンは無料ですが、高さが64.5mとちょっと低めなので、いろいろ考慮すると、無料で地上155mからの眺めを堪能できるスカイ・ガーデンがお勧め。高層ビルが少なめのロンドンで360度のパノラマを楽しめるのは最高の気分です。
ロンドンの一番高い場所にある庭園と言われる通り、フロアには緑があふれていて、リラックス効果も抜群。数少ない高層ビルを上空で間近に観察し、主要観光スポットを改めて上空から見学できるのも魅力です。
スカイ・ガーデンの場所は?
その名の通り20 Fenchurch Streetにある高層ビルで、愛称が「ウォーキー・トーキー(Walkie Talkie)=トランシーバー」。ロンドンでは、建物に愛称がつくようで、この愛称もその形からです。
このビルの最上階の3フロアに、市民の憩いの場として作られたのがスカイ・ガーデン。3フロアには、レストランやカフェ、展望台があり、天井までガラス張りの開放的な空間に加え、緑でいっぱいの癒される空間でもあります。予約さえすれば無料で一般の方も入れます。
料金は?予約方法は?
スカイ・ガーデンの入場は無料ですが、英語の公式HPから予約が必要となります。以下に公式サイトでの手順をご案内します。
予約完了後に送られてくるバウチャーを印刷して、当日は忘れず持参してください。
予約方法をご紹介しましたが、この入場チケットの入手がなかなか困難。予約できる日数が10日間ほどしか公開されておらず(2018年8月現在)、公開されるのが毎週月曜日なのですが、時間は未定。公開された途端に、予約が埋まってしまうという激しい競争率で、日本からだと時差もあり、なかなか難しいのが現状です。
スカイ・ガーデン入場の裏技 その1
そこでお勧めなのが「walk-in hours」という時間帯に入場する方法です。これなら、面倒な予約も不要です。ロンドンのお天気は変わりやすいので、その日のお天気で判断し、思い立ったその日に入場することができます。
時間帯は平日が7:00~10:00、18:15~。土曜日が8:00~11:00、21:15~。日曜日が、8:00~11:00、21:15~22:30となります。休日や夏休みなどの長期休暇中は人気だと思いますが、早朝はねらい目です。この日は8時前到着で閑散としていました。