宮城県の鳴子峡は、多くの観光客が訪れる人気の場所ですが、特に秋の紅葉シーズンは大人気です。それだけに、ピーク時は大渋滞で大変。そんな鳴子峡を、快適に楽しめるような渋滞情報、駐車場情報と合わせて、見どころもご案内します。
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鳴子峡(なるこきょう)とは?
山形県との県境にも近い、宮城県大崎市に位置する周辺は、鳴子温泉をはじめとして、川渡温泉や中山平温泉など名湯が揃う場所です。その中でも今回ご紹介する鳴子峡は、大谷川の浸食によって形成された、深さ100m、総延長2.5kmものV字型の大渓谷。
一帯は白色凝灰岩が多く露出しており、独特の景観を演出しています。峡谷の岩肌には、ブナ、ミズナラ、カエデなどの木々が群生しているので、岩肌の荒々しさと相まって、色鮮やかな紅葉が際立つようです。
11月下旬から4月下旬までは冬季閉鎖されていますが、シーズンには、川のほとりまで下りていける遊歩道が整備されているので、ハイキングスポットとしても人気です。
鳴子峡の見どころ
鳴子峡レストハウスの中山平入り口から、川へ下りる遊歩道が始まります。2017年秋時点で開放されている遊歩道は、中山平入り口から回顧橋(橋から下流は閉鎖中)まで。
遊歩道は、350mほどの階段状。眼下に流れる清流や頭上にそそりたつ奇岩類、崖を彩る紅葉などを楽しみながら、散策できます。
ちなみにレストハウスの敷地内には、いくつかの展望台が設けられており、一番奥の展望台からは、時間になるとJR陸羽東線の電車を、眼下に楽しむこともできます。またレストハウス手前にある、大深沢橋からの眺望も素晴らしいので、お勧めです。どちらかと言えば、電車の写真も橋の上からの方が構図は良いようです。鳴子峡温泉案内図PDFはこちら。
- 鳴子峡レストハウス
- 宮城 / その他レストラン / 展望台
- 住所:宮城県大崎市鳴子温泉星沼13-5地図で見る
- 電話:0229-87-2050
- Web:http://www.city.osaki.miyagi.jp/index.cfm/24,1166,...
紅葉シーズンは?
例年の紅葉シーズンは、10月中旬から色づき始め、10月下旬~11月上旬が見ごろとなります。シーズンにより、見ごろは変動しますので、鳴子温泉観光協会による紅葉情報などをお確かめの上、お出かけください。
鳴子峡の渋滞情報
鳴子峡のV字渓谷に向かう道は、国道47号線で、基本一本道となり、必然的にシーズン中の休日は、大渋滞の確率が高くなります。渋滞、大混雑を回避するには、「早朝に到着、早めに帰途」の基本を押さえることが重要です。
ちなみに、筆者は、「2017年の紅葉夕方散策」にトライしてみました。鳴子温泉郷を15時出発。鳴子峡には、通常車で7~8分の道が40分かかりました。帰りは、駐車場17時出発で同じ道を戻り、鳴子温泉郷までは20分で到着となりました。
この時間帯ですと、通常よりは混雑していますが、日中の大渋滞ほどではありません。鳴子峡は駐車場も少なく、散策路もあるので、スポットでの滞在時間が長くなる傾向にあります。それらを考慮して、訪れる日や時間を検討してください。
駐車場について
鳴子峡レストハウス付近には、駐車場が3か所設置されているので、いずれかに駐車できると便利です。しかし3つの駐車場の収容台数を合わせても、わずか250台弱。早朝以外なら、駐車場が空くのをひたすら待つしかありません。
そこで、1点アドバイスできるのは、国道47号線を進んでいく際、鳴子トンネルを抜けたところから、5か所の駐車場があります。どこも数十台程度の小さな駐車場ではありますが、空いていれば駐車して、そこから歩くことをお勧めします。鳴子峡に一番遠い、鳴子トンネルを抜けてすぐ左手の鳴子峡 市営駐車場から歩いても、レストハウスまで15~16分ほどの距離です。ひどい渋滞の時は歩いたほうが早いようです。