【奈良】県内最新の道の駅「クロスウェイなかまち」に立ち寄ろう

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• 奈良市にオープンした道の駅「クロスウェイなかまち」
• レストランなかまちキッチン
• 喫茶　千壽茶寮　なかまち店
• 観光案内所・サイクルステーション
• 農産物・特産品直売所「旬の駅 クロスウェイなかまち店」
• ドッグラン・遊具
• 道の駅の混雑状況
•    駐車場・レストラン
•    屋外
• 周辺の観光スポット
•    霊山寺
•    大和民俗公園
•    薬師寺
•    郡山城跡
• アクセス
•    車で
•    電車・バスで
• この記事を書いたライターからひと言

奈良市にオープンした道の駅「クロスウェイなかまち」

• 写真：ゆきたか

奈良市の「クロスウェイなかまち」は、2024年11月30日にオープンした奈良県で最も新しい道の駅です。第二阪奈有料道路や阪奈道路といった主要な道路が交わる場所にあり、車で立ち寄るのに便利です。

真新しい建物内には、農産物直売所、レストランや老舗和菓子店のカフェのほか、ドッグラン、観光案内所、サイクルステーションなども備わっており、ドライブ途中の休憩や、土産物や野菜を購入するために立ち寄る人々で賑わっています。

それでは、道の駅にある施設を詳しく見ていきましょう。

レストランなかまちキッチン

• 写真：ゆきたか

「なかまちキッチン」は、奈良県産の食材を使ったイタリアン、和食が味わえるレストランです。敷地内、南棟に入っています。ドリンクやスイーツもあり、テイクアウトにも対応しているので、気軽に利用することができます。

• 写真：ゆきたか

内装に木材が多く使われた店内は、温かみがある落ち着いた空間です。天井は部分的に高くなっており、窓ガラスも大きく取られているので、開放感が感じられます。

• 写真：ゆきたかレストランなかまちキッチンのカウンター席は、1～2人で訪れても利用しやすそうだ。
• 写真：ゆきたか

席は、家族やグループに適したテーブルのほか、お一人でも利用しやすいカウンター席も用意されています。店内の長テーブルには、奈良県産の檜が使われているそうです。

• 写真：ゆきたかレストランからは、テラス席や芝生広場、丘陵の景色が眺められる。

こちらは、カウンター席からの眺めです。建物裏側の芝生広場に面しており、大きな窓からは、丘陵の緑が眺められます。混雑時でも比較的快適に過ごせそうな席ですね。

• 写真：ゆきたかトーストにサラダやドリンクが付いたモーニングセット。ほかに、ピザトーストのセットもある。

食事のメニューは、奈良特産の食材を使った定食や麺類が揃っています。お肉が好きな方は、奈良県産「大和牛」のローストビーフ重と野菜のお惣菜(2,200円 税抜き)や、奈良県産「大和ポーク」の生姜焼き重と奈良の野菜のお惣菜(1,600円)などはいかがでしょうか。

麺類では、三輪そうめん鴨なんば(1,000円税抜き)、三輪そうめんきのこあんかけ(950円 税抜き)などが用意されています。他に、午前11時までに入店すると、モーニングメニューも注文できます。''

筆者は、モーニング(550円 税抜き)をいただきました。トーストにサラダ、ゆで卵、ドリンクがセットになっています。サラダのドレッシングは2種類ほどあり、自分で選んでかけることができます。

トーストのパンは、地元で愛されているベーカリー「西山荘」のものが使われています。少し冷めても柔らかく、美味しくいただくことができました。

喫茶　千壽茶寮　なかまち店

• 写真：ゆきたか

奈良市の老舗和菓子店「千壽庵吉宗」がプロデュースする喫茶コーナー・売店です。店内では、名物の生わらび餅(単品660円)を、お抹茶やコーヒーなどの各種ドリンクとともに味わえます。セットメニューとして、生わらび餅とお抹茶(1,660円)、氷善哉とお抹茶(2,100円)、千壽善哉とお抹茶(2,430円)などが用意されています。

また、奈良の名物としてすっかり定着した「かき氷」もいただけます。人気商品のクリーム大福をかき氷にした「まるできなこクリーム大福氷」(1,800円)や「奏の白 濃厚抹茶ミルク氷」(1,870円)、いちご大福を思わせる氷「乙女のミルク氷」(1,430円)などがあります。

• 写真：ゆきたか

お店に入ってすぐの物販コーナーでは、人気の和菓子が購入できます。生わらび餅、きなこクリーム大福などを、お土産に持ち帰っても良いでしょうね。

観光案内所・サイクルステーション

• 写真：ゆきたか観光案内所の建物内には椅子もあり、ちょっとした休憩もできる。

道の駅の北東棟には、観光案内所があります。道の駅周辺や奈良県内の観光スポットについて、パンフレットやデジタルサイネージで紹介しています。また、コンシェルジュが常駐しているので、分からないことを尋ねることができます。

休憩スペースやキッズコーナー、トイレ、授乳室を併設しており、これらは年中無休、24時間利用できます。新しい建物なので、トレイはきれいで、快適に使えます。休憩スペースも明るく、落ち着く空間となっています。

• 写真：ゆきたか

観光案内所の隣の北西棟には、サイクルステーションがあります。サイクリング中に立ち寄って自転車のメンテナンスをしたり、シャワー付きの更衣室(1人1回400円)を利用することができます。レンタサイクル(500円)も用意されているので、近隣の観光スポットを巡ってみるのも良いでしょう。

農産物・特産品直売所「旬の駅 クロスウェイなかまち店」

旬の駅 クロスウェイなかまち店は、南棟にある農産物と特産品の直売所です。野菜、加工品、お土産まで、奈良県産や奈良にちなんだ商品が多数並んでいるので、お買い物を楽しんでみてください。

• 写真：ゆきたか

まず、屋外売り場を見ると、ポットや鉢植えの花、植物も販売されています。筆者が訪れた冬には、パンジーやアネモネが多数並んでいました。

• 写真：ゆきたか

続いて屋内の売り場です。農産物では、大和野菜と呼ばれる奈良の伝統野菜も取り扱っています。大和丸なす、大和きくな、大和まなといった、奈良県で古くから栽培されている野菜を買って帰り、調理してみるのも良いでしょう。

• 写真：ゆきたか

果物や生花も販売されています。果物では、冬から春にかけて奈良の特産の一つであるいちごが並びます。古都華、奈乃華、あすかルビーといった奈良で誕生したいちごは、甘みも強く人気が高いです。数パックをまとめて購入される方もいるので、手に入れたい方は早めのお越しをおすすめします。

その他、農産物の加工品や地酒、奈良土産も多数並んでいます。特に菓子などのお土産は充実しており、長年奈良に住んでいる筆者も、これほど色々なお土産が作り出されているのだなと感心するほどでした。

大阪方面に車で帰られる際、こちらの道の駅は立ち寄りやすいです。奈良市中心部でお土産を買い忘れた際に、休憩を兼ねて訪れてみるのも良いでしょう。

ドッグラン・遊具

• 写真：ゆきたか道の駅のドッグラン

敷地内の南西には、ドッグランが設けられています。フェンスで囲まれた場所で、愛犬の運動や飼い主同士の交流を楽しむことができます。

ドッグランは、大型犬用と、中型・小型犬用に分かれています。利用は無料ですが、掲示されているルールを守って安全に遊んでください。

• 写真：ゆきたか

ドッグランの北側には、子ども用の遊具が2つ設置されており、お子さんを遊ばせることができます。そばに芝生広場もあるので、少し走り回る程度の遊びならできそうです。

道の駅の混雑状況

次に、道の駅の混雑状況について解説します。クロスウェイなかまちは、奈良県最新の道の駅ということもあり、注目を集めており、週末を中心に混雑しています。

駐車場・レストラン

筆者は2025年1月下旬の平日に訪れましたが、午前中にもかかわらず、駐車場は7割ほど埋まっていました。農産物・特産品直売所は、到着した午前10時30分ごろは、ゆっくりと見ることができましたが、11時ごろには混雑しており、店内の通路が通りにくくなっていました。

レストランは、10時40分から11時過ぎまでは空いていましたが、それ以降は昼食を取る方が増えてきました。観光案内所の休憩所やトイレなどは空いており、快適に利用することができました。

屋外

屋外は、時折雪が降る寒い日だったこともあり、空いていました。レストランの外のテラス席に人はおらず、芝生広場や遊具周辺で走り回る子どもの姿が少し見られる程度でした。ドッグランは、3～4組の方が利用されていました。

気候が良い季節の週末や、平日の午後などは、これからしばらくの間混雑するでしょう。周辺道路が渋滞する日もあるようですし、到着しても満車ということもありそうです。混雑を避けたい方は、平日の午前中などに訪れてみてください。

周辺の観光スポット

クロスウェイなかまちは、奈良の中心市街からは離れていますが、近隣にも観光スポットは点在しています。車なら移動も楽なので、是非巡ってみてください。

霊山寺

霊山寺（りょうせんじ）は、奈良市中町にある霊山寺真言宗の寺院です。境内には、鎌倉時代の本堂、室町時代の鐘楼、三重塔といった建築物が立ち並んでいます。また、1,200坪の広いバラ庭園があり、春と秋には美しい花が観賞できます。バラの開花時期にはカフェもオープンし、多くの観光客で賑わいます。

大和民俗公園

大和民俗公園は、奈良市の南の大和郡山市にある都市公園です。矢田丘陵の東部にある景観の美しい公園には、芝生広場や梅林、花しょうぶ園のほか、県内各地から移築した民家もあり、ピクニックや散策に適しています。

薬師寺

薬師寺（やくしじ）は、奈良市にある法相宗の大本山の寺院です。天武天皇によって開かれたとされる大きなお寺で、1998年には、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。境内では、東塔、西塔の二つの塔や本尊薬師三尊像を祀る金堂などが見られます。また、初夏には鉢植えのハスの花が美しく咲くことでも知られています。

郡山城跡

織田信長の時代に筒井順慶が築城を開始した郡山城（こおりやまじょう）は、観光客や地元住民の憩いの場として親しまれています。明治維新の後、建物の多くが取り壊されましたが、昭和に入ってから追手門や櫓、天守台などが復元されています。

最近では天守台に展望施設が設けられ、城跡内にカフェもオープンしています。春には多数の桜の花が咲き誇り、「大和郡山お城まつり」も開催されます。

アクセス

• 写真：ゆきたか

車で

大阪方面から、第二阪奈有料道路「中町」インターをおり、約1分。※案内に従い、側道にある転回路に入り、西行き側道に合流して左折で駐車場に入ってください。

奈良方面から、阪奈道路「学園前」インターをおり、南へ。「熊取南」交差点を右折し、側道を進んで道の駅へ。インターより約7分。

電車・バスで

近鉄奈良線「学園前」駅下車、奈良交通バス「若草台」・「奈良県総合医療センター」行きに乗車し、「熊取」バス停下車、徒歩約5分。

または、「富雄」駅下車、奈良交通バス「若草台」行きに乗車し、「砂茶屋」バス停下車、徒歩約10分。

この記事を書いたライターからひと言

• 写真：ゆきたか

道の駅クロスウェイなかまちを訪ねてみました。大きな屋根の建物は、内装に木材がたくさん使われていて、落ち着く雰囲気でした。レストランのメニューなどに奈良らしさが感じられ、他の地域から訪れると、旅の気分が味わえそうです。まだまだ混雑していますが、ドライブ途中などに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(ゆきたか)