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紅葉の名所「紅の吊り橋」
塩原の箒川(ほうきがわ)にかかる全長52.5m吊橋で、2003年に完成した橋です。塩原温泉郷は、箒川沿いにあることから、大小さまざまな吊橋が存在するのですが、この紅の吊橋は、最も有名な橋かもしれません。
対岸が吊橋を取り囲むように色づく紅葉は、塩原を代表する秋の名所となっています。最盛期の早朝には、橋の上まで真っ赤な落ち葉が舞い、圧巻の美しさだと評判です。
吊橋を渡った対岸には、露天風呂「もみじの湯」があり、入湯料100円で開放感あふれる温泉を楽しめますが、紅葉シーズンは、観光客が多いので、少々勇気が必要ですね。
紅の吊橋は、温泉街のほぼ中心部で、「塩原もの語り館」の裏手に位置します。塩原もの語り館には、観光情報コーナーや売店、カフェレストラン、資料館が併設されています。資料館では塩原の歴史や、塩原を愛した文人たちの足跡などが紹介されています。
ここには、20台程度の無料駐車場があります。また、箒川沿いには、900mに渡り紅葉を楽しみながら散歩できる遊歩道が設置されています。例年の紅葉は、11月上旬~11月中旬です。
- 塩原もの語り館
- 那須塩原市 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:栃木県那須塩原市塩原747地図で見る
- 電話:0287-32-4000
- Web:http://www.siobara.or.jp/monogatari/facility.stm
ゆっくり鑑賞はなかなか困難?「大曲のもみじ」
塩原バレーラインから国道400号線、日塩もみじラインのルートは、きれいな紅葉スポットが点在していますが、国道から日塩もみじラインに入り、2つめのヘアピンカーブの場所にある大曲のもみじも、塩原の有名な紅葉スポットです。大きく道が曲がる場所なので「大曲」とついたようです。
駐車スペースは、下り側の広くなっている路肩しかないので、渋滞時に駐車することは難しいです。安全に注意して運転してください。例年の紅葉は、10月下旬~11月上旬です。
塩原でも名高いパワースポット「塩原八幡宮」
塩原温泉街の高台に位置する塩原八幡宮の境内には、国の天然記念物に指定され、栃木県最大の巨木で、神宿る大樹といわれる「逆杉(さかさすぎ)」があります。逆杉とは、梢に近く高い幹に垂れた太い枝が多いことから、呼ばれるようになりました。この逆杉、別名が「夫婦杉」と呼ばれるように、2本仲良く並んでいます。どちらも樹齢1,500年、高さ40m、太い方が雄杉で幹回りは11.5mもの太さです。
うっそうとした木立に抱かれた八幡宮は、源頼政一族にまつわる伝説があり、長寿祈願、夫婦円満にご利益があるとされています。夏でもひんやりとした空気に包まれており、神聖な気分に浸れます。境内の湧水は、御神水としても人気です。
かつては皇族方の避暑地「天皇の間記念公園」
天皇の間記念公園は、大正から昭和にかけ、大正天皇、昭和天皇をはじめとする皇族方の避暑地として訪れていた塩原御用邸を、移築保存しているスポット。戦時下には、多くの皇族方の疎開御殿ともなったお屋敷でもあります。また戦後は、厚生省へ移管され、後に視力障害者の方たちの社会復帰施設として利用されていたこともありました。その後、現在の地に移築、公開されています。
邸内には、当時を偲ばせる家具や資料が展示されています。手入れされた日本庭園も見事で、色づく季節には見事な紅葉が見られます。駐車場からは、渓谷までの散策路もあり、森林浴も楽しめるようになっています。
- 天皇の間記念公園
- 那須塩原市 / 庭園
- 住所:栃木県那須塩原市塩原1266番地113地図で見る
- 電話:0287-32-4037
- Web:https://www.sjc.ne.jp/nasusiobara/ShiobaraEmperors...