平日は仕事にあけくれ、週末の予定を立てる間もなく迎えた土曜の朝。起きたらもう10時まわってるけど天気もいいしどこか行きたい!という方におすすめなのがここ埼玉の秩父(ちちぶ)・長瀞(ながとろ)。新宿から電車でも車でも2時間程度でつくので、遅めスタートな週末のお出かけにぴったりです。
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まずは腹ごしらえ 秩父名物!くるみそば
秩父といえばくるみそばが有名です。くるみそばとは、蕎麦のかえしに秩父名産のくるみをすりつぶして入れたもので、蕎麦をつけて食べると豊かなくるみの風味が一緒に味わえます。
筆者は、最初にくるみそばの有名店「わへいそば」へ訪問しましたが、13時の時点でなんと20組待ち。早起きさんは開店時間の11時に来ることをおすすめします。
長時間は並べないし早起きも苦手だけどくるみそばを食べたい!とい方には「そばの杜」がおすすめです。13時半頃に訪問すると待ち時間なしで入れました。駐車スペースが8台分あり、満車の際は近場のコインパーキングの1時間無料券がもらえます。(1,000円以上の飲食をした場合のみ)
秩父名物の豚みそ丼とお蕎麦がセットになった豚みそ丼セット(1,600円)がイチオシで、200円プラスでセットの蕎麦をくるみそばに変更も可能です。筆者が選んだのは、単品のくるみそば(880円)や鴨汁そば(1,100円)、舞茸の天ぷら(600円)。
昼から飲みたい!という方のために、日本酒(420円)や地ビール(700円)もありましたよ。
「そばの杜」のくるみそばは、自分でくるみをすり鉢ですりつぶすタイプです。正直、面倒だと感じましたが、自分で擦ったくるみとそばつゆを混ぜたくるみ汁は絶品です。鴨汁には鴨とネギだけでなく茄子も入っており、美味しかったです。
- そばの杜
- 埼玉 / 和食 / ランチ / そば / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:埼玉県秩父市本町3-1 ふるさと館 2F地図で見る
- Web:http://www.sobanomori.net
超有名な天然かき氷 [阿左美冷蔵 金崎本店]
くるみそばの後は、秩父といえば天然氷ということで、TVなどでも紹介されている阿左美冷蔵に行ってみましょう。
天然氷とは、冷凍庫などで製氷したものではなく、山から流れる天然水を特別なプールに貯め、冬の間に時間をかけて自然の中で凍らせたものです。ミネラルを豊富に含むので甘みが感じられ、じっくり凍らせてあるため溶けにくいという特徴があるそうです。
ここも長蛇の列を覚悟して行きましたが、まだ6月だからか20分も並ばず店内へ案内されました。イチオシメニューの「あさみの和スペシャル」(1,300円)は抹茶+きな粉+あずき+黒蜜+練乳が氷と別に添えられて出てきます。好きな量を自分で調整できるのが嬉しいですね。お口直しの梅干しがついてきます。
さすが天然氷、ふわふわで口の中で瞬時に溶けていきます。氷が素晴らしいだけでなく添えられているシロップも一つ一つが上品なお味です。特に抹茶が濃厚で、氷とあずきによく合います。店内はおしゃれな古民家風になっており、店外には昭和な雰囲気でラムネを売っている小さなお店も併設されており、ちょっとした旅気分を味わえます。
- 阿左美冷蔵 金崎本店
- 埼玉 / かき氷
- 住所:埼玉県秩父郡皆野町大字金崎27-1地図で見る
- Web:http://asamireizo.web.fc2.com
昭和の雰囲気漂う長瀞商店街
かき氷の後は、長瀞商店街に足を運んで下さい。商店街には秩父名物がこれでもかと並んでおります。
またここにもたくさんかき氷屋さんがあり、阿左美冷蔵の氷を仕入れているお店もあるので、阿左美冷蔵 金崎本店に並ぶ時間のない人は、長瀞商店街で阿左美冷蔵の氷を食べることもできます。目印は「阿左美冷蔵」という名前が記載された赤い旗です。
かき氷以外にも、そら豆、鮎、冷やしきゅうり、みそ豚ガレドックなどいろんなものを食べ歩きできます。
絶景の岩畳でマイナスイオンチャージ!
商店街を突っ切ると、ラインくだり乗り場、そしてその横に岩畳が現れます。ラインくだりをしなくても、この岩畳の上に座って、川や山やラフティングやカヌーを楽しむ人を眺めているだけで、「ああ、夏休み」という気分になれます。
マイナスイオンの存在は信じていない方でも、ここには癒される何かがあります。気軽に自然へ触れたい人にはオススメのスポットです。岩畳の上を歩くので、ヒールではなく、ぺたんこ靴やスニーカーの方が良いでしょう。
おわりに
ここまでご紹介した行程で、所要時間は約4時間程。都内にお住いの方であれば、11時に家を出れば13時に秩父につき、17時に秩父を出れば19時には家に戻ってこられるので、週末の気軽なお出かけにぴったりです。
予定はないけどどこか行きたい、という天気の良い週末などに是非!