写真:ゆきたか東京・渋谷の展望施設「渋谷スカイ」は、屋上や屋内展望回廊からの爽快な景色が人気ですが、雨の日はどうでしょうか。景色は見られるのか、建物内レストランでのランチやお買い物など、他の楽しみ方があるのかを解説します。
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SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)とは
渋谷スカイは、東京都渋谷区にある展望施設です。渋谷スクランブルスクエアという商業施設やオフィスからなるビルに入っています。
高さ約230メートルから東京の街を一望できるのが魅力ですが、こちらには、屋内だけでなく屋上の「SKY STAGE」から外の空気を感じながら景色が楽しめるため、観光客の人気を集めています。
それでは、雨の日の渋谷スカイの様子や、楽しみ方をみていきましょう。
雨の日の景色は
雨の日の渋谷スカイの景色は、どのようなものでしょうか。筆者は2025年4月の雨の日に訪れましたが、この日眺望を楽しむのはかなり厳しいものでした。大雨ではなかったものの、風も吹いていたため、46階の屋内展望回廊は、窓ガラスが水滴で濡れており、景色が見えにくくなっています。
また、霧が立ち込めており、方角によってはほとんど何も見えないほどになっていました。雨でも周辺の景色が楽しめる場合もあるようですが、高層階ということもあり、霧が発生した日の視界はかなり悪いと言えるでしょう。
窓から少し離れると、このような感じになります。窓の向こうは真っ白で、雲の中にいるように見えますね。しかし、これは雨の日でも極端に状況の悪い場合ですので、霧が出ていない場合や小雨の日は、もう少し景色が楽しめるかもしれません。
一日のうちでも天気は変化します。少し雨が弱くなってくると、このように景色も見え始めてきます。雨が止む予報なら、少し待ってみるのもよいかもしれません。
雨の日は屋上は閉鎖?割引やキャンセルの可否
渋谷スカイには屋上展望空間「スカイステージ」があり、外の風を感じながら景色をたのしんだり、くつろいだりできるのが魅力です。渋谷の街を迫力ある目線で楽しめる「スカイエッジ」、空を眺めて寝そべることもできる「クラウド・ハンモック」などもあり、のんびりと過ごせます。しかし、雨や強風、異常高温といった悪天候時は屋上が閉鎖されるので、注意が必要です。
キャンセル
渋谷スカイのチケットは、WEBまたは窓口にて、入場時間を指定して購入します。公式WEBサイトによると、キャンセルは、対象のWEBチケットのみ、来場の前日まで無料で受け付けているそうです。
当日は、指定入場時間に屋上が閉鎖されている場合に限り、入場前まで無料キャンセルできます。別の日に訪れる場合は、再度購入をする必要があります。なお、窓口チケットはキャンセルできませんので、ご注意ください。
割引き・払い戻し
渋谷スカイでは、悪天候などにより屋上が閉鎖された際にも、入場料の割引き・払い戻しはおこなっていません。筆者は、旅行会社の商品に付いていたクーポンで入場したため、追加の出費はありませんでしたが、渋谷スカイの通常の入場料は、WEBでの事前購入で大人2,700円、窓口では3,000円(いずれも15時までに入場の場合)かかります。
雨の日のチケット購入・入場は、公式WEBサイトや現地で状況を確認してから行うのが良いでしょう。大雨の予報なら、別の日に訪れるか、他の観光スポットに行くことも検討してください。
雨の日の混雑状況は?
次に、雨の日の混雑状況をご説明します。筆者は平日の午後1時半に訪れましたが、入場に待ち時間はほとんどかかりませんでした。館内も、屋内展望回廊の通路はさほど込み合っておらず、自由に移動できるような状況でした。小さなお子さんなどを連れていても、安全と言えるでしょう。
また、渋谷スカイ内にあるラウンジは空いており、メニューなどもゆっくり見ながら決められそうでした。お土産物を販売しているスーベニアショップは、やや混雑していましたが、商品を選ぶことが難しいというほどではありませんでした。
この日は、訪れている人の多くが外国人観光客のようでした。眺望がかなり悪く、屋上も閉鎖されていたため、直前に予約をキャンセルした人が多かったのかもしれません。
売店やラウンジも!雨の渋谷スカイを楽しむ
雨でも渋谷スカイを楽しんでみましょう。渋谷スカイの屋内展望回廊では、さまざまなイベントも開催されています。筆者が訪れた2025年4月には、「Flower View | 花ひらく、天空の庭」という、アートフラワー展が行われていました。
さくら、チューリップ、すずらんなど、5種類の花のアートフラワーが設置され、色や香り、音などで春の訪れが感じられるように工夫されています。
大きさは大人の背丈ほどのものもあり、見ごたえ十分です。柔らかな色合いのアートフラワーが、心をリラックスさせてくれます。
この日は残念ながら、景色とともにアートフラワーを楽しむことはできませんでしたが、背景が真っ白なため、かえってお花が際立って見え、訪れた人も写真の撮影を楽しんでいるようでした。
パラダイスラウンジ
パラダイスラウンジは、レトロモダンな空間で、渋谷の眺望を、音楽とともに楽しめるミュージックバーです。モダンにアレンジしたホットドッグやポテトのほか、オリジナルソフトクリームやアルコール類もいただけます。
スイーツが食べたい方は、ソフトクリームやチュロスが用意されています。明るい水色が爽やかな"SKY" ラムネソフトクリーム(コーン630円・カップ580円)は、いかがでしょうか。お腹が空いた方には、ホットドッグ(620円)、フライドポテト アイヨリソース(550円)、フライドチキン ケイジャンスパイス(750円)があります。
少しお酒を飲んでくつろぎたい方には、アルコール類も揃っています。ビールは、トーキョークラフト(900円)、コロナ(850円)などが、ワインはスパークリングワイン(グラス830円)、赤ワイン・白ワイン(グラス各750円)などがあります。その他、ハイボールやカクテルも扱っているので、夕方から訪れ、夜景を楽しみながらいただくのも良いでしょう。
お土産ショップ「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」
「シブヤスカイ スーベニアショップ」は、渋谷スカイの思い出をお持ち帰りできるお土産ショップです。日本や東京を感じさせる雑貨、文具などが並んでおり、一見海外の方向けかなと思ってしまうかもしれませんが、洋菓子などの持ち帰りやすいお土産も取り揃えられています。
遠方にお帰りの方などは、東京駅でお土産を買おうとしても、意外と時間がないものです。こちらで買っておいても良いかもしれませんね。
渋谷スクランブルスクエアでランチを楽しむのもOK!
渋谷スカイが入るビル「渋谷スクランブルスクエア」内には、さまざまな飲食、物販のお店があります。雨の日でもランチやディナー、お買い物を楽しんでみてください。
もんじゃ焼き「月島もんじゃ もへじ」
筆者は、12階にあるもんじゃ焼きのお店「月島もんじゃ もへじ」で、ランチをいただきました。こちらは老舗魚問屋が直営しており、都内でも人気、知名度ともに高いです。
もんじゃ焼きは、江戸時代に生まれた東京名物の「粉もの」料理です。お好み焼きに少し似ていますが、生地は火が通っても柔らかく粘っており、調味料は最初から混ぜ込んでいるのが特徴です。
もんじゃ焼きのメニューは、明太子ともちもんじゃ(1,700円 税抜)、深川もんじゃ(1,500円 税抜)といった伝統的なものから、クラムチャウダーもんじゃ(1,600円 税抜)、マルゲリータもんじゃ(1,900円 税抜)などの新しい感覚のものまで用意されています。
筆者は、定番の「明太子ともちもんじゃ」を注文しました。しばらくすると、このように具材の乗った生地が運ばれてきますが、自分で焼く必要はありません。お店の方が順番に焼いてくれるので、安心ですね。
キャベツなどの具材が入った生地を、手際よく調理してくれます。具材を土手にして、液体の生地を流し込んで焼くのは面白いものです。関西出身の筆者は、もんじゃ焼きを食べる機会がほとんどないため珍しく、焼かれていく様子をじっくりと観察しました。
もう少し調理し、こちらの状態で出来上がりです。小さなヘラ(ハガシ)を使って鉄板からはがし取り、いただきましょう。お好み焼きですと、ソースやマヨネーズをかけますが、もんじゃ焼きには、だしの味がしっかりとついており、そのままいただけます。
トロトロと柔らかな生地、明太子の塩気と餅のもちっとした食感が合わさり、とても美味しくいただくことができました。トッピング(100円~)も、刻みのり、たまご、バターなど色々とあるので、自分好みにアレンジして味わうのも良いでしょう。
もんじゃ焼きのお店ですが、お好み焼きや焼きそばもいただけます。焼きそばは、もんじゃと同じように客席の鉄板で、お好み焼きは厨房で調理されます。筆者が注文した「もへじ焼きそば」は、もやしや豚肉が入っており、にんにくの風味が香ばしく、美味しくいただけました。
「月島もんじゃ もへじ」の混雑状況
お店の混雑状況ですが、筆者が訪れた平日の12時30分頃は、多くの人がランチを楽しんでいました。入店して客席に案内されるまでの待ち時間はほとんどありませんでしたか、生地や焼きそばの材料が運ばれてきてからお店の方が焼きに来てくれるまでは、少々待つ必要がありました。
お店の方によると、2人以上で来店の場合、もんじゃ焼きとお好み焼きを注文すると、先にもんじゃ焼きが出来上がり、シェアして食べている間にお好み焼きが焼き上がるので、待ち時間が少なく済むそうです。混雑時の参考にしてみてくださいね。

- もへじ 渋谷スクランブルスクエア店
- 渋谷 / 和食 / ランチ / ご当地グルメ・名物料理 / もんじゃ
- 住所:東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア12階地図で見る
- 電話:03-6805-1518
- Web:https://www.shibuya-scramble-square.com/shops_rest...
景色の見えるレストランも
その他、スクランブルスクエアには、中華料理、しゃぶしゃぶ、鉄板焼きなど、さまざまなジャンルのレストランがあります。12階から14階の一部のレストランや通路からも、渋谷の街並みが眺められるので、景色も楽しんでみてください。

- 渋谷スクランブルスクエア
- 渋谷 / ショッピングモール / デート / ショッピングモール・デパート
- 住所:東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号地図で見る
- 電話:03-4221-4280(受付時間 10時~21時)
- Web:https://www.shibuya-scramble-square.com/
まとめ
雨の日の渋谷スカイは、眺望が楽しみづらく、屋上も閉鎖される可能性が高いため、訪れても満足度が低くなるかもしれません。しかし、さほど混雑していないこともあり、施設内のラウンジや売店が利用しやすいというメリットもあります。渋谷スクランブルスクエア内で、食事や買い物をして過ごすなど、工夫して楽しんでみてはいかがでしょうか。

- 渋谷スカイ
- 渋谷 / インスタ映え / 展望台
- 住所:東京都渋谷区渋谷2丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア14階・45階・46階・屋上地図で見る
- 電話:03-4221-0229(受付時間 9時~20時)
- Web:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/














































