栃木県にちょっと変わったミュージアムがあります。その名は「岩下の新生姜ミュージアム」。テーマカラーのピンクをモチーフにした館内は、あちこちに思わず写真を撮りたくなってしまう仕掛けが盛りだくさんです。ピンク色つながりで、林家ペー&パー子さんも来館されたことがあるそう。SNSでじわじわと人気が広まり、今若い世代を中心に人気沸騰中のスポットです。その魅力をお伝えします。
この記事の目次表示
岩下の新生姜ミュージアムとは
「岩下の新生姜」を通じて、訪れる人に様々な「楽しさ」を感じてもらうことを目的に、2015年にオープンしたミュージアムです。
岩下の新生姜の歴史はもちろんのこと、プロジェクションマッピングや開運スポットとされている神社もあり、館内はエンターテイメントにあふれています。
岩下の新生姜とは
1987年に誕生した、やさしい辛味、爽やかな香り、シャキシャキッとした歯ぎれの良さが特長の生姜の酢漬けです。
1978年、岩下食品の当時の社長が台湾出張に出た際、機内食で食べた台湾在来種のしょうが「本島姜(ペンタオジャン)」を大変気に入ったそうです。このおいしさを日本の食卓に届けたい、そう決意して9年の歳月を費やして商品化されました。
関東圏の方は「いわしたの〜〜しんしょうがぁ〜」という特徴的なメロディのCMをご存知という方も多いのではないでしょうか。
それでは早速ミュージアム内の見どころをご紹介していきます。
巨大なパッケージ
ミュージアムに入館して真っ先に目に入るのは、「岩下の新生姜」の巨大なパッケージ。中に人が入れるようになっています。オリジナル商品になったつもりで記念撮影はいかがでしょうか。来館日の日付もちゃんと入りますよ。
世界最大の新生姜のかぶりもの
これを見たら写真を撮らずにはいられない!?高さ5mの巨大な新生姜のかぶりものが、館内にそびえ立っているのです。天井から、新生姜をつまんでいるお箸と手が伸びていることにも注目! 細かいところまで工夫がなされています。
この巨大な新生姜には、プロジェクションマッピングも施されます。
巨大な新生姜がスクリーンとなり、桜吹雪ならぬピンクの生姜吹雪が舞います。また岩下食品のキャラクターが愛くるしく行進したりなど、なんとも言えないゆるーい雰囲気が漂う空間です。
秘宝館のよう?新生姜の部屋
「ミニーのおうち」や「キティのおへや」を参考に作られたという、ファンシーな内装が特徴です。
部屋の住人「新生姜」と恋人気分を味わえるというコンセプトで作られており、新生姜と寄り添って2ショットを撮ることもできますよ。
ショウガだけに? ジンジャー神社
神社の入り口で出迎えてくれるのは、狛犬ではなくショウガの角を持つ阿吽の狛鹿です。
生姜の効果で夫婦や恋人の仲もポカポカアツアツになると言われています。恋愛成就・夫婦円満・交通安全・学業成就・健康長寿・子孫繁栄のご利益があるそうです。ピンク色の可愛らしい絵馬やお守りも販売されています。
新生姜のこだわりを学べる展示
岩下の新生姜が作られる過程を知れる展示にも注目です。ここをじっくり見ることで、何倍もミュージアムが楽しくなります!
岩下の新生姜は、まず繊維質が柔らかく、シャキシャキした歯ざわりを楽しむために若い生姜を収穫。鮮度を保つために採ったらすぐに塩と酢に漬けるそうです。さらに「岩下の新生姜」の規格に合ったものだけを1本1本手作業で丁寧に選別します。
畑、栽培、現地工場での下漬け・選別、輸送、国内工場での製品化など全ての工程においてこだわりを見ることができますよ。安心・安全・環境への取り組みなどを紹介するコーナーもあります。
岩下の新生姜を味わうレストラン
ミュージアム内にはレストランもあります。ほぼ全てのメニューに、岩下の新生姜が使用され、なんとトッピングに岩下の新生姜をのせ放題!
「新生姜ソフトクリーム」などのスイーツメニューもありますので、お食事処としても、カフェとしても幅広く利用できますよ。
ミュージアムショップ
ミュージアムを一周したらそろそろ岩下の新生姜が食べたくなっている頃ではないでしょうか。
おなじみの岩下の新生姜はもちろん、おつまみやご飯のおともなどにアレンジされた食品がたくさん並んでいます。岩下の新生姜をモチーフにしたタオルや雑貨などの変わりダネも。
筆者のオススメは「おつまみになった岩下の新生姜」です。食べやすいサイズにスライスされ、個包装になっているのでいつでもどこでも岩下の新生姜を楽しむことができます。(398円)
そのほかにも、ジンジャー神社の狛鹿はミュージアムの公式キャラクター「イワシカちゃん」としてぬいぐるみが販売されています。口の形が「阿」になっているものと「吽」のものがあるので、お好みで選んでくださいね。(1,280円)
おわりに
思わず写真を撮りたくなるような展示が満載のミュージアム。展示・体験・食を通じて岩下の新生姜の魅力を満喫できることと思います。入場料は無料なので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 岩下の新生姜ミュージアム
- 栃木市 / 博物館
- 住所:栃木県栃木市本町1-25地図で見る
- 電話:0282-20-5533
- Web:http://shinshoga-museum.com/