出世の階段で有名な愛宕神社がある虎ノ門~新橋エリアは、近年めまぐるしい発展を遂げています。一方、昔は組屋敷が多くあったことから、老舗の店舗も多くあるのが特徴です。愛宕神社の参拝と共に行きたい老舗店や、新しいスポットを紹介します。
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「愛宕神社」で出世の階段を上ろう
1603年に鎮座した愛宕神社は、23区内で一番高い愛宕山にあります。江戸時代には東京湾まで見渡せ、見晴らしの名所でもあった愛宕神社の大鳥居正面には、急な階段があり「出世の階段」と呼ばれています。多くのビジネスマンが、運気上昇のために参拝に来るスポットです。
正面の「出世の階段」を男坂、右側の緩やかな階段を女坂とも呼んでいます。男坂は、かなり急なので、上り下りには気をつけましょう。社殿手前には、徳川家光将軍に献上された将軍梅や、石を撫でると福が身につくと言われる招き石があります。
近年開発が進む虎ノ門エリアの、数少ない都会のオアシス的な存在で、ランチどきは近くで働く人の姿が多く見られます。ちなみに御朱印は、御朱印帳のみに押印してもらえるので、忘れずに持参しましょう。
- 愛宕神社
- 浜松町・田町 / 神社 / パワースポット / 穴場観光スポット / 縁結びスポット
- 住所:東京都港区 愛宕1丁目5-3地図で見る
- 電話:03-3431-0327
- Web:http://www.atago-jinja.com/
虎ノ門から新橋まで散策しよう
愛宕神社がある虎ノ門の地名は、江戸城外堀の城門の名前。このエリアには、多くの組屋敷があったことから、歴史ある店舗も多く点在します。愛宕神社の参拝後には、この虎ノ門から新橋までを散策して、新しくできたスポットと、古くから地元民に親しまれている場所をまわってみましょう。
【1】岡埜榮泉
大正元年創業の和菓子店。つきたての餅の中に、北海道産のこしあんがたっぷり入った豆大福(¥270)は、時代が変わっても昔ながらの変わらぬ味で大人気の一品です。消費期限は当日なので、お昼頃には売り切れてしまいます。虎ノ門エリアのビジネスマンの手土産としても人気があり、朝からこの豆大福を求めて行列が絶えません。
その他、誰からも愛されるどら焼きや、日持ちする葛饅頭などもおすすめです。
【2】虎ノ門ヒルズ
商業施設、オフィスフロア、ガーデン、広場が併設された52階建ての高層ビル。ガーデンや広場は緑が多く、都会の高層ビルにいることを忘れてしまうほど快適な空間です。広場の芝生の上では、ヨガなどのイベントなども行われています。
ビジネスタワーの3Fには横丁タイプの飲食街虎ノ門横丁があり、たこ焼き、ラーメン、寿司やバーまで色々な飲食店が入っています。夜だけでなく、1日を通して楽しめる嬉しいスポットです。
- 虎ノ門ヒルズ 森タワー
- 新橋・汐留 / その他スポット
- 住所:東京都港区虎ノ門一丁目23番1号~4号地図で見る
- 電話:03-6406-6192
- Web:https://www.toranomonhills.com/
- 虎ノ門横丁
- 新橋・汐留 / その他レストラン
- 住所:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3階地図で見る
- Web:https://www.toranomonhills.com/toranomonyokocho/
【3】石田琵琶店
1878年創業、国内唯一の琵琶専門店が、虎ノ門ヒルズの道路を挟んだ場所にあります。店頭のショーケースには、人間国宝で四代目店主の石田不識さんが作成した、正倉院に収蔵されている琵琶のレプリカが展示されています。
夜光貝や琥珀を使った美しい琵琶に、足を止めて見入ってしまいます。滅多に見る事ができない琵琶を、一目見に立ち寄ってみましょう。
【4】大倉集古館
大倉財閥の創設者、大倉喜八郎が収集した古美術を展示するため、1917年に日本で初めて個人の美術館として開館しました。中国風の建物は、1998年に国の登録有形文化財に登録されています。2019年のホテルオークラの改装と同時期に改修が行われ、免震構造の地下を増築し、リニューアルオープンしました。
年5回、企画展を開催しているので、企画展に合わせて訪れるのも良いでしょう。また地下には17世紀の像など貴重な展示物があり、撮影する事もできます。ミュージアムショップで、お気に入り展示物の絵葉書などを購入するのもおすすめです。
- 大倉集古館
- 新橋・汐留 / 美術館 / 雨の日観光
- 住所:東京都港区虎ノ門2-10-3地図で見る
- 電話:03-5575-5711
- Web:http://www.shukokan.org
【5】虎ノ門金比羅宮
大都会らしく、高層オフィスビルと社務所や神楽殿などが一体化した神社。海上守護や商売繁盛などの運を掌るパワースポットとされ、近隣の海運会社、銀行、証券会社などのビジネスマンが多く参拝しています。
霊鳥・霊獣の彫刻が施された珍しい鳥居は、港区指定有形文化財に指定されています。御朱印以外にも、参拝記念スタンプがあるので押してみるのも良いでしょう。
- 虎ノ門金刀比羅宮
- 浜松町・田町 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:東京都港区虎ノ門1-2-7地図で見る
- 電話:03-3501-9355
- Web:http://www.kotohira.or.jp/
【6】日本の酒情報館
日本酒、泡盛、焼酎の歴史や文化を知るだけでなく、試飲までもできる情報館。飲酒は1杯(30ml)¥100~で、季節のおすすめセットもあります。
また大人だけでなく子供にもわかりやすい、日本酒についてのパンフレットも置いてあるので、家族で行くのもおすすめ。
日本全国の地酒パンフレットも置いてあるので、購入の参考にしてみるのも良いでしょう。
- 日本の酒情報館
- 浜松町・田町 / 博物館 / 穴場デートスポット
- 住所:東京都港区西新橋1-6-15 日本酒造虎ノ門ビル1F地図で見る
- 電話:03-3519-2091
- Web:http://www.japansake.or.jp/sake/know/data/
【7】烏森神社
創始は940年と、歴史ある神社。特に芸能の神をお祀りしている、珍しい神社でもあるんです。新橋花街の、多くの芸妓がお参りに訪れていました。現在は、商売繁盛祈願をする新橋の商店の方が多くお参りに来ています。また季節ごとの御朱印に人気があり、御朱印目当ての人も多く見られるようになりました。
- 烏森神社
- 新橋・汐留 / 神社
- 住所:東京都港区新橋2-15-5地図で見る
- 電話:03-3591-7865
- Web:http://karasumorijinja.or.jp/
【8】末げん
明治42年創業で、著名人から愛されている鳥料理専門店。芝地区の老舗の会「芝百年会」に所属するお店でもあります。三島由紀夫が楯の会のメンバーと自決前日に、最後の晩餐を頂いたお店としても有名です。ランチは、格式あるお店の料理が手軽に頂けるとあって、新橋のビジネスマンから人気があります。
ランチは、から揚げ定食(¥1,700)、かま定食(親子丼¥1,300)、たつた揚げ定食(鳥メンチ¥1,800)の3種類。旨味たっぷりの鳥だしスープも付いてきて、どの定食も老舗の味が堪能できます。
最後に
いかがでしたか?愛宕神社と一緒に行ける、新古が交わる街、虎ノ門・新橋エリアをご紹介しました。散策の際には、ぜひ立ち寄ってみて下さい。新橋駅前では、1890年創業の錠前の老舗堀商店の登録有形文化財に指定されている建物も見る事ができますよ。