中国地方で第2位の標高を誇る「氷ノ山(ひょうのせん)」。第2位の標高ときくと少し構えてしまうかもしれませんが、氷ノ山には登山初心者から中上級者までが楽しめる複数のコースがあります。今回はそのなかでも登山中上級者の方に特にオススメな「仙谷コース」について詳しくご紹介していきます!
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「氷ノ山」って、どんな山?
氷ノ山は鳥取県と兵庫県の県境に位置している山で、氷ノ山後山那岐国定公園の中心地として知られています。
標高は1,510mあり、中国地方第1位の大山に次いで中国地方第2位の高さを誇っています。
貴重なブナの自然林が広がり、天然記念物のイヌワシやヤマネをはじめ、様々な動物たちが生息しています。
春の新緑、夏の青々とした緑、秋の紅葉と、四季折々の景色が楽しめ、冬にはスキー場として賑わい、県内外の多くの人々に親しまれている山です。
氷ノ山の登山コースについて
氷ノ山の登山コースは複数あり、鳥取県側から登れるコースは「氷ノ越コース」「仙谷コース」「三ノ丸コース」と3つあります。
今回ご紹介する「仙谷コース」は中上級者向けといわれており、沢沿いを歩いたり、鎖場があったりと、バラエティに富んだコースを楽しめます。
「三ノ丸コース」は同じく登山中上級者向け、「氷ノ越コース」は登山初心者でも気軽にチャレンジできるコースとなっているので、自分のレベルにあったコースを選択して挑戦してみて下さいね!
登山中上級者にオススメ!仙谷コースを徹底紹介
では、さっそく「仙谷コース」について詳しくご紹介していきます!
仙谷コースは氷ノ山山頂まで10の区分で分けられており、登山道の看板も1/10(10分の1)というように表示され、いま山頂までどのくらいの距離を進んだのかが分かるようになっています。
コースの様子やポイントとなる地点が判りやすいように、今回は下記の流れにそってご紹介していきます。
道の状態やコースの目印など詳しくご紹介していくので、ぜひ参考にして下さいね!
①アルパインコース入口(スタート地点)
仙谷コースの登山口は、他のコースの登山口と比べて少し判りづらい場所にあります。まず目指すのは、仙谷コース登山口へと続く「アルパインコース入口」です。
アルパインコース入口は、アルパインスキー場にあります。
冬にはスキー場として賑わう氷ノ山には複数のリフトがあり、初めて訪れる方にとってはどれがアルパインスキー場か判断するのが難しいかと思います。
迷われた際に目印にしてほしいのが「アルパインヒュッテ」という建物です。
この建物のすぐ前に入口があり、そこからスキー場の斜面を見上げると、仙谷登山道を示す道標が見えます。
その道標に向かって、スキー場の脇を歩いていきましょう。
- アルパインヒュッテ
- 鳥取 / その他宿泊施設
- 住所:鳥取県八頭郡若桜町つく米635-12地図で見る
- 電話:0858-82-0956
- Web:http://www.hyounosen.co.jp/alpain/index.html
②仙谷登山口
アルパインコース入口から仙谷登山口の道標まではすぐに到着します。
道標に従い、リフトとススキを横目にスキー場を登っていきます。
ほどなくして杉林に到着し、ここから本格的な登山道へと変わっていきます。山頂を示す道標と共に、クマ出没の貼り紙や注意の看板が置かれています。
氷ノ山周辺はツキノワグマの生息地としても有名なので、入山する際には鈴やラジオなど、音の出る物を携帯して入りましょう。
- 氷ノ山登山道入口(仙谷コース)
- 鳥取 / 自然・景勝地 / ハイキング
- 住所:鳥取県八頭郡若桜町つく米635-12地図で見る