京都の住宅街に佇む、大人気パン屋「たま木亭」。人が行きかう観光地でもない場所なのに、車がひっきりなしに駐車場に入り、店の前には行列が絶えない…。全国No.1と言っても過言ではない大人気「たま木亭」をご紹介しましょう。
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たま木亭とは
たまき亭は宇治市にある大人気のパン屋。2019年1月27日時点で、食べログ評価は驚異の3.8。さらに、「パン百名店2017」「パン百名店2018」にも選ばれています。タイミングによっては、食べログ全国1位についたこともある名店です。
店主の玉木潤さんからはパンへの愛情をとても感じます。「パン本来の美味しさや魅力を一番いい状態で提供したい、わざわざ来店してくださるお客様に感動してもらいたい。」そんな想いで日々パン作りをしていらっしゃいます。だからこそ、商業施設や百貨店からの誘いを断り続け、さらにネット通販も一切していないのです。
人気の秘密
素材へのこだわり
素材に対しての意識は高く、徹底されています。国産だけでなく、ヨーロッパやカナダなどの海外産のものも使っていますが、どれも良質なものを選択されています。例えば強力粉は、日本で一番高価なマニトバ小麦を使っているそうですが、外皮の多い部分はの小麦は別の小麦を使っている等、使い分けをしています。
パン職人が凄い
店主の玉木さんは「クープ・デュ・モンド(ベーカリー・ワールドカップ)」の1996年大会の日本代表選手3人のうちの1人として出場しています。その当時は株式会社ドンクで働かれていらっしゃいました。結果は、芸術的装飾パン部門で表彰、総合では4位。オーブンが不調というハンデを背負いながらも克服し見事な戦いぶりだったそうです。
パンを焼く魔法のオーブンが凄い
たま木亭で使用しているオーブンは2018年11月29日放送の『カンブリア宮殿』で紹介されています。七洋製作所が開発した魔法のオーブン「南蛮窯・バッケン」です。
こちらのオーブンは一般的なオーブンと比べて価格が2.5倍高いようですが、使用しているシェフ達は口を揃えて「思い通りに焼きあげることが可能になった」と言います。エス・コヤマ、きのとや、ツマガリなど全国屈指の有名菓子店でも御用達です。一流シェフ×一流オーブンが生み出すパン、美味しくないはずがないですね。
パンの種類の多さ
4畳半ほどの店内には、パンが50種類は常時あるのではないでしょうか。
営業中は、つねにパン職人がフル稼働で焼き続けています。
沢山種類があり、どれも美味しそうで食べたいと思わせるからこそ、何度も足を運びたくなるのでしょう。
サンドイッチなどを含めた総菜パンも、食事パンも、菓子系パンも豊富にあります。
あれも食べたい、これも食べたい、悩める至福の時間です。
親切なパッケージ容器
クロワッサンなどの繊細なパンは、プラスチックの透明なパック容器に入れて渡してくださいます。クロワッサン1個に対して1個のプラスチック容器。筆者は、一日持ち歩いてもちゃんとパンは崩れることなく無事でしたので、この心遣いは嬉しいです。店主の「良い状態でパンを届けたい」という想いが伝わります。
パンの具がぎっしり
一口かぶりついてもなかなか中身までたどり着かない…。外側のパン生地が多く中身は少ないという残念な経験をされた方は少なくないでしょう。ここ、たま木亭のパンは、具も大きくゴロゴロ、たっぷり入っています。
おすすめパンのご紹介
クニャーネ
おひとり様3本までしか買えない貴重なパン。注文してからショーケースに並んでいるクニャーネにクリームを入れる為、購入後すぐ食べてほしい一品です。外側の生地のあまりにサクサク感に衝撃を受けることでしょう。3本までしか買えない規制があることに納得します。
クリームを入れた状態がこちらです。
パンシュー
総菜パンです。中にはジャガイモとベーコンがごろごろ入っています。フランスパンのような生地に包まれており、非常に食べ応えがある一品。