『ハリー・ポッター』の物語が生まれたイギリス。中部の街・ヨークに、『ハリー・ポッター』の映画に出てくるダイアゴン横丁のモデルとなった商店街が実在します。おとぎ話の世界そのものの、中世の面影残るヨークの街をご紹介します。
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イギリス・ヨークとは?
イギリス中部に位置する人口20万人の地方都市・ヨーク(York)は、旧市街がぐるっと城壁で囲まれており、保存状態もよいため城壁内外を歩いて回るのに最適な街です。
またヨークの街は、イギリスで一番幽霊が出る街とも言われています。それだけに歴史的建造物や街並みが中世のまま美しく保存されており、現在でもレストランやオフィス、ホテルあるいは民家として使われています。
ヨーク中心部には、映画『ハリー・ポッター』シリーズに出てくるダイアゴン横丁のモデルとなったと言われている歴史ある商店街シャンブルズ通りもあり、小さいながらも街の細部に至るまで見所いっぱいの魅力ある街となっています。
今回は、ぜひ訪れたいイギリスの地方都市・ヨークの街歩きのためのおすすめスポットや魅力をご紹介します。
まるでハリー・ポッターの世界!実在する「ダイアゴン横丁」!?
ハリーポッターシリーズ第1弾『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画で、初めて見たダイアゴン横丁の佇まいに憧れた人も多いのではないでしょうか?
杖や本、食べ物、箒など魔法に関する商品を扱うお店が軒を連ね、ハリーがハグリッドと共に買い物に出かけるシーンは印象的でした。その後も映画ハリー・ポッターシリーズで何度も登場したダイアゴン横丁、実はモデルとなった商店街があるのです。
それが、欧州で最も多くの人々が訪れる路地と言われている、イングランド北部・中世の街ヨーク(York)のシャンブルズ(Shambles)通りです。
- 出典:www.flickr.comダイアゴン横丁のモデルと言われるシャンブルズ通り(Photo by bergjagger)
15世紀に建てられた、比較的天井の低い2〜3階建ての木造の民家や商店街が隙間なく両側に並んでいます。曲がりくねった石畳の路地を進むと、そこはまるでハリー・ポッターの映画の世界にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
シャンブルズ通りの起源
シャンブルズ通りは、もともと肉屋が26店舗もあり、屠殺場も構える肉市場の中心地でした。シャンブルズ通りを歩いていると片側の歩道部分がやや高くなっているのに気がつきます。これは肉屋が軒を連ねていた時代に、食肉加工時に出る血などの不要物を路地から流し出すためのものでした。このように現在でもその時代の名残を垣間見ることができます。
「ダイアゴン横丁」らしさを満喫してみよう!
2000年の映画『ハリー・ポッター』の公開後、シャンブルズ通りはハリー・ポッター好きが集まる場所となり、ハリー・ポッターグッズを販売する商店も出てきました。その他、昔ながらの佇まいのアート用品店やアフタヌーンティーが楽しめるカフェ、スイーツショップなど個性的なお店をそぞろ歩きするのもお楽しみの一つです。
また、『ハリー・ポッター』ファンに必見のハリー・ポッターグッズも扱う雑貨店「World of Wizardry」や「The Shop That Must Not Be Named」にも寄ってみてください。
- World of Wizardry
- イギリス / 雑貨・インテリア
- 住所:27 Shambles, York YO1 7LX イギリス地図で見る
- Web:https://worldofwizardry.business.site/
- The Shop That Must Not Be Named
- イギリス / 雑貨・インテリア
- 住所:30 Shambles, York YO1 7LX イギリス地図で見る
- Web:https://www.theshopthatmustnotbenamed.co.uk/
- シャンブルズ通り
- イギリス / 町・ストリート
- 住所:York Shambles, ヨーク イギリス地図で見る
- Web:https://www.insideyork.co.uk/index.php?q=what-to-s...