【リゾートしらかみ】に乗って行こう!青森・十二湖散策スポット9選

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   2017年4月19日更新

青森県にある「十二湖」は、33の湖沼とブナ林が点在するエリア。中でも真っ青に透き通る「青池」は絶景スポットとして人気です。そんな十二湖へは、2017年4月1日に運行20周年を迎えた【リゾートしらかみ】に乗って行ってみませんか。大きな車窓から見える日本海の景色を堪能したり、津軽三味線の演奏などを聴いたりと、道中から青森の自然や文化が満喫できる旅になりますよ。

リゾートしらかみに乗ろう!

  • 白神山地に生息する鳥、クマゲラと五能沿線の夕日をイメージしたオレンジカラーの「くまげら編成」

JR五能線の秋田駅と青森駅間を結んで走るリゾート列車【リゾートしらかみ】。1997年の秋田新幹線の開業と共に、運行が始まりました。美しい海岸線を走る列車として人気を博し、2017年4月1日には開業20周年を迎えました。

2017年4月現在、白神山地ゆかりの生物や植物をイメージしたカラーの「くまげら編成」「青池編成」「橅編成」3種類の車両が走っています。また、それぞれに普通指定席とボックス席があります。

  • 新型車両「橅編成」のボックス席
  • 「橅編成」の車両

「橅編成」は、2016年7月にデビューした新しい車両。シートを彩る華やかな暖色は、東北の夏祭りをイメージしているんだそうです。

  • 座席は足を完全に伸ばせる広さ!(注:身長156センチの場合)

特徴は、大きな窓と広い座席空間。窓が大きいため、視界いっぱいに車窓からの景色を楽しむことができます。また身長156センチの筆者なら、足を伸ばしても前の座席に届かないほど座席間にゆとりがあります。「あなたの足が短いだけでは?」なんて言わないで!

五能線(川部~東能代)間では、普通指定席のA席が海側の窓側席となります。ぜひ早めにチケットを予約して、海を間近で見れる窓側席をゲットしてください。

千畳敷駅で途中下車

リゾートしらかみ2・3・4号は、途中の千畳敷駅で15分間停車します。途中下車して、海岸沿いを散策してみましょう。

千畳敷海岸は、1792年の地震により隆起した岩床の海岸。その昔、この形状を珍しがった津軽藩の殿様が千畳の畳を敷いて宴会をしたことからこの名が付いたと言われています。広がる岩棚とにょきにょき生える奇岩が面白い景観。殿様が宴会を開きたくなったのも頷けます。

千畳敷海岸

青森 / 景勝地

列車内で津軽文化を堪能

時間帯や曜日によって、車内で津軽三味線の演奏や津軽弁での「語りべ」実演が行われます。全車両に車内アナウンスで流れるので、どの車両に乗っていても大丈夫。目では青森の大自然を、耳では津軽に古くから伝わる文化を同時に楽しめるとても贅沢な体験です。

  • 十二湖駅

列車内で素敵な時間を過ごしているとあっという間に、十二湖の玄関口十二湖駅に到着です。リゾートしらかみの詳しい時刻表や停車駅などはJR東日本鉄道 五能線リゾートしらかみの旅でご確認ください。

十二湖駅

青森 / 駅

リゾートしらかみ

青森 / 電車

十二湖について

「十二湖」という名前ですが、実際には33の湖沼群からなります。「十二湖」という名称は、大崩山の頂上から見ると大きな湖だけが見え、その数が12個であるからと言われています。世界遺産にも登録されている「白神山地」の中でも、最も早く山開きするエリアですが、十二湖自体は世界遺産登録地域ではありません。

十二湖駅からは、バスに乗り奥十二湖駐車場まで向かいます。駅からは約15分ほどです。十二湖の中で、最も有名なのは青池ですが、せっかくなので、その他の池や湖も見ながらまわってみてはいかがでしょうか?

奥十二湖駐車場⇔十二湖駅間のバスは、1時間に1本程度しかありません。バスで駅まで帰られる方は、バスの時刻をあらかじめ確認しておきましょう。

  • 赤い線が今回筆者が歩いたルートです

今回筆者は、奥十二湖駐車場から十二湖駅まで、上記の地図の赤線部分を歩いて戻りました。その距離は約7キロ。ほぼ休憩なく歩いて約2時間ほどでした。

この道を歩きながら実際に見ることができた9つのスポットを、コース順通りにご紹介します。

1. 鶏頭場(けとば)の池

駐車場を出て、すぐに見えてくるのが鶏頭場の池。その名の通り、鶏の頭のような形をしていることからこの名が付けられました。

鶏頭場の池

青森 / 景勝地

2. 青池

十二湖最大の人気スポットと言っても過言ではない青池。人気スポットらしく、きちんと展望デッキが設けられています。

まるで青の絵の具を入れたかのような鮮やかな水の色。光の角度によって、青の濃淡も変わるのでいつまでたっても見飽きることがありません。なぜ、このような色をしているのかはいまだ不明なんだそう。これだけ科学が進歩している現代社会でも解明できないなんて・・・とても神秘的ですね。

なお、この青池までの道は駐車場から約5分程度。道も舗装されていますので、非常に訪れやすいかと思います。

青池

青森 / 自然 / 景勝地

3. ブナ自然林

青池から歩きだすと、このような約500mのブナ自然林と呼ばれる散策路があります。

原生的なブナ林が評価され、世界遺産に登録された白神山地らしさを味わえるスポットです。

4. 沸壺の池

青池に匹敵する透明度を誇る沸壺の池。ですが、青池だけを見て帰る方が多いのでしょうか。青池周辺の大混雑に比べこちらは人も少なくなり、ゆっくりと見ることができるのでオススメです。

沈んだ木々も細い枝の先まで見え、そこに水があるのが信じられないほど。

沸壺の池

青森 / 自然 / 景勝地

5. 十二湖庵と湧水

  • 沸壺の池から流れてきた湧水

沸壺の池から山中を抜け、車が通るメイン道路に出ると、十二湖庵という休憩所があり、そこでは湧水で入れた抹茶を飲むことができます。

十二湖庵の横に流れる湧水は、先ほどご紹介した沸壺の池から流れてきています。

十二湖庵

青森 / 茶屋

6. 落口(おちくち)の池

十二湖庵の目の前に広がるため、休憩しながら眺めることができます。また、紅葉が美しい池としても有名です。

駅まで歩くのはちょっと・・・という方は、ここからスタートした駐車場へと戻り、駅行きのバスに乗るのがいいと思います。ここから先は、アスファルトで整備された車道を歩いていきます。

落口の池

青森 / 自然 / 景勝地

7. 王池

十二湖庵を出て徒歩20分ほどで、王池に着きます。王池は、王池東湖と王池西湖から形成されており、その周りを歩くトレッキングコースが別途設けられています。

王池

青森 / 自然 / 景勝地

8. 八景の池

王池からさらに徒歩15分ほど進むと、十二湖の入口にある湖、八景の池が見えてきます。ボートに乗ることができ、周りには公衆トイレやバス停、無料駐車場などがあります。

八景の池

青森 / 景勝地

9. 日本キャニオン

八景の池の車道を挟んで向かい側に、日本キャニオンを正面に見ることができるスポットへと続く山道があります。

15分ほどとさほど長くはないですが、なかなか急勾配の道のりです。

日本キャニオンの特徴は、浸食崩壊によってむき出しになった凝灰岩の白い岩肌。アメリカのグランドキャニオンを思わせる景観から、この名が付けられました。

日本キャニオン

青森 / 自然 / 景勝地

散策後にもまだ楽しみが!

青池ソフト

十二湖駅構内の物産店で販売しているソフトクリーム。その名も青池ソフト。筆者が食べたのはミックス味ですが、青一色の「青池」味(?)もあります。実際のお味は、ヨーグルト味!さっぱりした甘さが、歩いた後にぴったりです。

帰りの車窓から見る景色も素晴らしい

歩きつかれて、帰りの電車ではついついうたた寝したくなりますが、再びリゾートしらかみで十二湖駅から青森駅へ向かう場合は、その車窓も見逃せません。

夕焼けの日本海は、昼間とはまた別の美しい光景です。

弘前駅に近づくと、青森一の標高で、津軽富士と称される岩木山の姿も窓一面に広がります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したルートは、日本キャニオンを見るスポット以外はきつい山道もなく、歩きやすい道のりです。特別トレッキングシューズなどで行かなくても、スニーカーでも大丈夫。ただし、途中からは車道になりますので、車の往来には充分ご注意ください。

十二湖

青森 / 湖沼群

この記事で紹介されたスポットの地図

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※この記事は2015年5月3日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
トラベルライター
文武両道 目指してます

歴史が大好きで、史跡巡りを中心に日本国内旅しています。
100名城制覇、四国八十八箇所結願が目標。
ランニングも趣味なので、年に数回フルマラソンに出場。
旅行がてら全国のマラソン大会に出るラン旅もおすすめです。
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