サンタ・マリア・ダル・マール教会

シンプルな作りとステンドグラスが美しい

「サンタ・マリア・ダル・マール教会」はゴシック様式のバジリカ教会です。バルセロナ大聖堂（カテドラル）と比べると小規模で小ぢんまりした教会ではありますが、華美な装飾を極力抑えたシンプルな作りが独特の厳かな雰囲気を醸し出しています。スペイン内戦時に消失した名残で、内部の装飾がほとんど無く、壁や天井には未だ煤が残っています。仰々しい装飾が無い分、ステンドグラスの美しさが映えて、石の壁と光が織りなす凛とした空間です。因みにこちらのステンドグラスは17世紀に作られた歴史ある「最後の晩餐」だけでなく、カタルーニャの紋章やサッカーチーム「FCバルセロナ」のエンブレムという珍しいものもあるので、是非探してみてください。入場料も無料なので、是非ゴシック地区巡りの締めに訪れてみてはいかがでしょうか？