房総半島

房総のインスタ映えスポットを攻めまくれ!【富津岬/東京湾観音/鴨川松島/鵜原理想郷】

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2021年9月15日更新

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写真:えいぶゆう/TossyPhoto

東京からのアクセスが抜群な房総半島で、インスタへのポスト数がめきめきと増えているスポットがあるのをご存知ですか?どこか和風の雰囲気のある展望台が特徴的な富津岬、巨大な観音様から見る広大な景色に圧倒される東京湾観音、日本三景の松島の雰囲気を近場で楽しめる鴨川松島、そして関東にこんなワイルドな地形があったの?とびっくりする鵜原理想郷をドライブで巡ります。

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富津岬

東京方面からの場合、アクアラインの海ほたるSAから約30分程度で行くことのできる富津岬からご紹介していきましょう。

まずは富津公園を目指します。富津公園の駐車場は広々としていて、休日のドライブでも混雑による駐車場待ちを心配することなくアクセスできます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto駐車場

豊かな自然に囲まれたお散歩コース

富津公園はとにかく広く、園内にはお散歩ウォーキングコースマップなんかも掲示されているほど。コース全長約4.3km(所要時間70分)と、本当に公園散策なの!?と疑うほどの広さです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoコースマップ案内板

実はここ、太平洋戦争まで一般人の立ち入りが禁止された区域だったんです。戦争に重要な要塞地帯となっていたため、広大な自然が残されているというわけ。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto散策コース

木々が深すぎて、まるで山奥にいるような感覚になるほどの自然です。でもこれ、戦後この土地が開放されてから植林されたものなんです。昔は広大な砂地で、強い潮風で飛び散る砂が、近隣住民を悩ませていました。その強い風から守るため、昭和22年から公園の整備が始まり、こんなに立派な公園になったんだとか。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto

中にはこんな広い池もあります。地元のママさんがお子さんをつれてノンビリしていたり、昔はそんなに強い潮風に悩まされていたの!?と疑うほどの穏やかな自然に包まれた公園です。

富津公園
富津市 / 公園 / ハイキング
住所:千葉県富津市富津2280番地地図で見る
Web:http://www.cue-net.or.jp/kouen/futtsu/

明治百年記念展望台

ここでの一押しは、この公園のはじっこにある、千葉のインスタ映えスポットとして近年メキメキ人気を上げている「明治百年記念展望台」です。展望台の真ん前に駐車場もあるので、ここまで車でダイレクトアクセスもできますよ。

この明治百年記念展望台は、その名のとおり、明治百年を記念して造られた建造物。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto明治百年記念展望台

独特な形をしていますよね。全体的に長方形を組み合わせたような、どこか和風の雰囲気のある展望台です。モチーフは盆栽で人気ある品種「五葉松」だそうで、そういわれればそんな感じもしてきます。(ちなみに、五葉松はどちらかといえば寒い地域に生える松で、比較的温暖な千葉の、特有の松ではないのですが・・・)

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto要塞のような展望台

この近代的な盆栽は、昭和46年に建設されました。展望台になっていて、一番てっぺんが約22mの高さです。さっそく登ってみましょう。写真の見た目以上に、けっこう階段があります。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto頂上から見た景色

展望台のてっぺんに登ると、遮るものが無いひろーい海が見渡せます。まず目につくのがすぐ近くにある島のようなもの。これは「海堡(かいほう)」です。海堡とは、砲台を設置するために人工的に作られた島。戦前の要塞施設の片りんを見ることができます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto海堡

そして次に目に入るのは、海の真ん中にある浅瀬とはっきりわかる地形!海の真ん中なのにこんなにはっきり見えるの!?と不思議に思うほど。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto浅瀬
明治百年記念展望塔
富津市 / 展望・景観 / 夜景 / 穴場観光スポット / インスタ映え / 展望台
住所:千葉県富津市富津2280番地地図で見る
Web:http://www.cue-net.or.jp/kouen/futtsu/index.html

抜群の透明度を誇る富津岬

それもそのはず、富津の海は関東でも抜群の透明度を誇ります。展望台を降りて、砂浜に行ってみましょう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto砂浜

ドライブで訪れた人々が、広々とした景色や透明度の高い海を楽しんでいます。遠くのビル群が、遠近感を演出してくれているみたいで、よけい広いなー!という印象を持ちます。

海に寄ってみましょう。見てください。砂利がはっきり見えませんか?これは気持ちよさそう!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto砂利のはっきり見える海

しばらく潮風に吹かれて、この空間を楽しみます。

富津岬
富津市 / 自然・景勝地 / 穴場デートスポット / ツーリング / 岬
住所:千葉県富津市富津2280番地地図で見る
Web:http://www.cue-net.or.jp/kouen/futtsu/index.html

東京湾観音

さて車に乗り、次のスポットへと向かいましょう。次は真っ白で巨大な神々しいボディがインパクト大の東京湾観音。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto東京湾観音

東京湾観音は、その名のとおり、東京湾を一望できる場所に建立された観音様。その高さ56mの大きな観音様で、胎内に入ることができます。観音様の足元に拝観の受付があり、ここで大人500円をお納めします。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto入り口

300段越えの階段とスタンプラリー

胎内は300段を越える階段があり、20階まであります。エレベーターはないので、健脚向きのスポットかもしれませんね。胎内拝観の所要時間は20~30分と見ていおいたほうが良いでしょう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto東京観音のフロア見取り図

受付で拝観料金をお納めすると、スタンプラリーの台紙を頂けます。観音様胎内でスタンプラリー!?とちょっと意外な感じです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoスタンプラリー台紙

それではスタンプラリーの紙を手に登っていきましょう。基本的にコンクリートで作られた螺旋階段をひたすら登っていきます。踊り場には、休憩用に椅子が置かれています。そしてスタンプラリーのスタンプも踊り場に設置されています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto椅子
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoスタンプ

最初は観音様胎内でスタンプラリー?と思ってしまいましたが、スタンプを押すことが階段を登るつらさを少し忘れさせてくれるので、段数を重ねるうちにこのスタンプの存在がありがたく感じてきます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto印影

柱の中には、フロアごとに仏像が安置されています。各階のスタンプもこの仏像をデフォルメした陰影となっています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto仏像

スリル満点の展望スペース

13階付近の観音様の胸のあたりでは、一旦外に出ることができます。途中こんな感じで横道があらわれて・・・

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto横道

ここを抜けると急に強い風を感じます。目の前には網でおおわれた通路が!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto通路

観音様が胸の前で組んだ手の前に作られた通路です。金網でおおわれた通路には、真近の潮風が直撃して体があおられるほどです。当然ながら高度も高いので、結構怖い・・・!カメラ撮影用のためか、金網の一部をくりぬいたようなところがあります。カメラを落とさないように注意してくださいね。

この階以降、観音様胎内は、立体的な迷路のような造りになってきます。メインの螺旋階段と交差するように、朱色の梯子があらわれたり、どこがどこにつながっているのか混乱するほどです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto朱色の階段

17階では観音様の鼻の穴から下界をのぞけます。ここも柵などなく、体がむき出しになるので、ちょいちょい度胸が試されます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto鼻の穴
  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto鼻の穴からのぞいた下界

18階では、観音様の耳の穴も開いていたりします。床付近なので、ちょっと気付かないかも。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto耳の穴

そして天上界へ!

そしてようやく20階。最上階で天上界と名付けられています。ここまで階段を登ってくると、やりきった感がすごいです。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto天上界

天上界には観音様の頭部が安置されています。ここまで登り切ったことを感謝し、次のスポットへ向かうため観音様を後にします。

東京湾観音
富津市 / 展望・景観
住所:千葉県富津市小久保1588地図で見る
電話:0439-65-1222
Web:http://www.t-kannon.jp/

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この記事を書いたトラベルライター

旅はいつも心のまんなかに
知らない土地、知らない文化、知らない人。知らない何かがいつも自分の心を広げてくれます。広がったその先を見てみたい。その探求心や好奇心はそのまま「旅」として、いつも心のまんなかにあります。

えいぶゆう(文)とTossyPhoto(写真)の2人で、心のまんなかにある「旅」を切り取っていきます。

あなたの心にも旅の灯がともりますように。

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