フィンランド
フィンランド観光
「森と湖の国」はサンタクロースとムーミンの故郷

サウナあがりにビールを飲むのがフィンランドの至福<世界のビール探訪>

取材・写真・文:

東京在住

2017年12月3日更新

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写真:ふるりえ

世界各国を旅するとき、観光地だけではなく、ひとつの軸を持って複数の国を観察したり体験したりするのも面白いものです。そこで「ビール」を軸に、知られざる「フィンランド」の姿をご紹介します。

自然を楽しみながら、はたまたサウナ上がりに、ビールが人気のフィンランド

フィンランドのお酒というと、隣国ロシアのイメージがあるのかウォッカなどの強い蒸留酒を想像する人も多いかもしれません。しかし、実際に国内でよく飲まれているのはビールなのだそう。国民1人当たりのビール消費量は世界第17位で、北欧5カ国の中ではナンバーワン。日本と比較しても、約1.8倍の量を飲んでいます。

夏の間は真夜中でも、ほの明るいフィンランド。バーの屋外席や、海・湖沿いのパブのデッキで、豊かな自然と短い夏を謳歌するかのようにビールグラス片手にのんびり飲み続けています。さらに、自宅にサウナがあるのが通常のフィンランドの家庭では、サウナ後にプファっと一杯、というのも日常的なのだそう。

全体的にはラガーやピルスナーなどの低温発酵の種類が多く、苦味が抑えめでほんのり甘め。あまり冷やさずに泡立てないで飲むのがフィンランド人のお好みのようです。

値段は物価の高い北欧イメージに反し、日本の価格帯と同じくらい。飲んだ後の瓶や缶をスーパーなどに持って行くと、わずかながらお金が手元に戻ってくるのも嬉しい点です。そんなビールを愛するフィンランドに来たらぜひ飲んでほしいビールをご紹介します。

フィンランドで飲める美味しいビールたち

カルフ(Karhu)

たくさんの種類の国産ビールがあるフィンランドの中で、最も人気のビールのひとつがカルフ。カルフとは「熊」を意味し、怖くもどこか愛嬌のある熊のパッケージがとても印象的で目を引きます。熊はフィンランドで神聖な動物とされており、ブランドイメージもそこに由来するそうです。

カルフは、1920年代にフィンランド西部で醸造が始まったという100年近い歴史を持つペール・ラガー・ビール。美しい琥珀色で濃厚な味わい。甘みもあり、香ばしい後味が特徴です。フィンランドの豊かな森に囲まれたロッジなどで、熊の存在をかすかに感じながら飲んでみたいビールですね。

  • 写真:ふるりえフィンランドで最も人気のビールのひとつ、カルフ(Karhu)。熊のパッケージが印象的

サンデルス(Sandels)

1700年代の戦争の英雄、ヨハン・アウグスト・サンデルスの名前を由来とするビール・サンデルス。パッケージにも彼の肖像画が描かれています。

ペール・ラガーが定番で、他にもダーク・ラガー、小麦ビールなども展開しています。日本のビールに似た味わいのサンデルスは、ドライで飲み口がさっぱりとした喉越し。フィンランドの家屋に必ずといっていいほど設置されている暖炉で、ウインナーローストしながら一杯、に最適のビールです。

  • 写真:ふるりえ英雄「ヨハン・アウグスト・サンデルス」を由来とするビール「サンデルス」

ラピン・クルタ(Lapin Kulta)

「ラップランドの金」を意味するビール、ラピン・クルタ。もともと北極圏付近の川辺の醸造所で生まれた、北極圏の清らかな水と小麦から作られるピルスナービールです。

程よい甘みと爽やかさが特徴の軽いビールなので、食事との相性も良好(フィンランドのバーでは一切のおつまみなしにビールだけを飲み続けるのが習慣なのですが)。特にラップランド旅行の際にはぜひとも味わいたいビールですね。

  • 写真:ふるりえラピン・クルタ(Lapin Kulta)

クリスマス・ビール

そしてクリスマスが近づいてくると出荷されるのが、各ビールメーカーからクリスマス用に製造されたクリスマス・ビール。そのほとんどは甘味とコクがある黒ビールで、パッケージもクリスマス仕様でとてもかわいらしいものばかり。

  • 写真:ふるりえクリスマスシーズンには、パッケージがクリスマス仕様の黒ビールも数多く展開されている

ジャケ買いも楽しい

他にもさまざまなビールが揃うフィンランド。クリスマス・ビールもそうですが、色々な銘柄を「ジャケ買い」するのも楽しいですね。

  • 写真:ふるりえジャケ買いも楽しいフィンランドのビール

フィンランドに来たからこそ楽しめるビールを堪能しよう

フィンランドでは国産品のビールが人気。世界的にはあまり耳にしない銘柄ばかりですが、だからこそ、フィンランドに来たからには試してみていただきたいものばかり。代表種だけでも片手ではおさまらないほどの銘柄があり、どれも風味に個性があって甲乙つけがたいものばかりなので、ぜひ色々と試してみてください。

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※この記事は2017年12月4日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

日本と世界を繋げたい、お酒だいすき国際唎酒師
心惹かれるままに行きたい場所に行き、やりたい事に挑戦し続けていたら、気づけばこれまでに訪れた国は40以上、国内もほぼ全都道府県を制覇。見知らぬ土地を訪れるワクワク感に魅了され、アメリカ・イギリス・オーストラリアの3カ国に留学したり、ヨーロッパ周遊バスツアーに参加したり、2016年はバックパックを背負って世界一周してきました。現在は、某Webメディアで編集・ライター業に携わりながら、世界各地の魅力を日本の皆様に発信しています。
http://fururie.site/portfolio/index.html

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