福岡中心部から、公共交通機関を利用し40分程で訪れることができるマリンワールド海の中道。2017年4月にリニューアルオープンし、福岡・九州の近海を身近に感じられ、イルカ・アザラシ・ペンギンとの距離をぐっと縮めた水族館へと姿を変えました!以前に比べて館内・各水槽に太陽の光を多く取り入れた、明るい施設になったほか、ライトアップ技術を駆使した採光により、スタイリッシュな展示に進化しています。一種のアートを見ているような感覚で生き物たちを観察でき、福岡で夏の涼を求めたお出かけ先としてもイチ押しです。
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マリンワールド海の中道を旅の目的地に決めたなら
マリンワールド海の中道とは
マリンワールド海の中道は、福岡の端っこ、海沿いにある水族館です。
子どもから大人まで老若男女問わず、家族・カップル・友人・お一人様、誰といつどんな天候の日でも楽しめるマリンワールドは、地域・近隣住民、九州、国内外からの観光客で盛況をみせる人気のお出かけスポットです。
特に土日祝日は混雑が予想されるため、その魅力を十分に満喫するために事前に確認しておきたいことがあります。
WEBサイトでイベントをチェック!
- 出典:marine-world.jpマリンワールド web
マリンワールドで開催されているショーの時間は、季節・曜日等により異なります。営業時間も時季によって変動しますので、事前の確認が欠かせません。
また、夏期は「夜のすいぞくかん」と題して夜もオープンしており、通常は見られない生き物たちの夜の様子が観察できます(2017年は7月18日~8月31日まで開催)。
そのほか時期によって各種イベントが開催されていますので、ぜひWEBサイトで事前にチェックを。
- マリンワールドのWEBサイトはコチラ
インスタグラムをフォローして見逃したくない生き物をチェック!
- 出典:www.instagram.comマリンワールド インスタグラム
マリンワールドのインスタグラムでは、定期的に生き物たちの魅力あふれる写真がアップされています。フォローしておけば、行った際に観察したい(見逃したくない)と思える生き物を先にチェックしておけますよ。
- マリンワールドのインスタグラムはコチラ
押さえておきたい、見どころポイント!!
水族館へ行くと、多くの人がイルカショーの時間を確認して、順路に沿って進み、気に入ったスポットを満喫しますよね。そんな悠長なことをしていると体験し損ねることがあります。知っていて損はない、把握しておきたい良いとこどりポイントをご紹介しましょう。
かわいいアザラシと触れ合おう!
餌やりができる「パクパクアザラシ」
今回、筆者は体験できず、地団駄踏んだポイントがあります。それが、"パクパクアザラシ”。パクパクアザラシとは、アザラシ餌やり体験ができるシステムのこと。
名前を呼ぶと反応してくれて、餌をあげることができる(パクパクアザラシ体験方法の説明文によると)・・・らしいのです。
餌を購入した人のみ体験が可能で、餌は一皿300円。開館時間から午前(~13:00)までに100皿、午後(13:00~)からさらに100皿の限定で販売されています。
午前中から訪れて順路にそってゆっくり満喫し、昼食を食べ、アザラシのいるかいじゅうアイランドに到着する頃には、既に完売です。(平日の比較的来館者の少ない日ですら)
そこで、パクパクアザラシ体験に興味のある方に強くお伝えしたい。マリンワールドに到着したら、順路を無視して、まずはかいじゅうアイランドを目指しましょう!
名前を呼ぶと反応してくれる!
2017年6月18日、筆者がマリンワールドを訪れた前日、カリフォルニアアシカのリンちゃんに子どもが生まれていました。
物陰に隠れてはいましたが、「リンちゃん」と声をかけると、リンちゃんだけ顔をコチラにだして反応を示してくれました。餌やり体験の説明文章にあった、名前を呼ぶと反応してくれるというのは事実でした!
様々な角度からアザラシを間近に観察!
アシカの水槽はリニューアル後、以前より開放的な空間となっていて、アシカをもっともっと身近に至近距離で観察できる工夫が施されています。
水中3方向に設置された覗き窓や、屋外の海面など、様々な角度からアシカプールは楽しめます。
イルカショー終了直後が狙い目!?
イルカショーが終わると、みんなそそくさと次の鑑賞スポットへ移動しますよね?移動してはいけません。笑
イルカのショープールと客席の間中央に、イルカたちが最も客席に近づくステージがあります。そのステージは通常、入口のゲートが閉じられているのですが、イルカショーの直後はゲートが開いており、ゲートが閉じられるまで数十分あります。その際に、ステージに近づいてみましょう。
イルカが気付いてくれたら、寄ってきてサービスしてくれます。
自らポーズをとってくれます。
動画でショーの様子をご紹介しましょう。こちらはショーの最中にもらった餌の魚をキャッチ・リリースして遊ぶイルカや、ステージ上でなかなか留まれないイルカ。
こちらはショー終了後、ステージでポージングしてくれるイルカを写しました。
・イルカショーに出演するイルカは、毎回変わります。
・コビレゴンドウのユキちゃんは、現在、日本で二本指に入るビッグサイズで、ショーにでている際の貫禄・迫力はピカイチです。
・カマイルカのサンゴちゃんは、ちょっととぼけていてカワイイです。
・観覧席、前3列はジャンプ時の水しぶきが飛んできます。より近くで見たいけれど、濡れたくない方はしっかり対策を。
至近距離!旭山動物園よりも近くで見れる、ペンギン。
ペンギンとの距離がとても近いと人気の旭山動物園と比べても、より近くでペンギンが観察できます。(旭山動物園で飼育されているのはフンボルトペンギン、マリンワールドのかいじゅうアイランドで飼育されているのはケープペンギンと種別は異なります)
手を伸ばせば、普通に触れるくらい近いです。(※手がとどくからといって触っていいわけではありません)
より至近距離にペンギンがいるところに人が集まるので、人垣ができる前に訪れておきたいスポットです。
そのほかのマリンワールドで観察できる主な生き物
リニューアル後のマリンワールドは、展示テーマを「九州の海」とし、九州各県を代表する350種類・3万匹の生物が展示されています。
上でご紹介したイルカやアザラシ、ペンギンのほか、クジラ、アシカ、ラッコ、スナメリ、各種くらげ、クマノミ、アジ、サバ、サメ、マンタ、カメ、チンアナゴなどなど、多種多様な生き物を観察することができます。
臨場感あふれる空間を演出した玄界灘水槽、やたらポージングとってくれるミノカサゴなどなど、何かしら訪れる人の心に刻まれる光景にきっと出会えるでしょう。
マリンワールドのお食事事情
テーマパークでの昼食は意外と悩みの種。マリンワールドのお食事事情に触れておきます。
唯一のレストラン“restaurant Reilly”
大水槽が目前に広がる地下にあるレストラン。その大水槽は実はイルカのショープールで、座る場所によって、イルカたちが楽しそうに泳ぐ姿を愛でながらの食事が可能です。
MENUは和洋揃っており、うどん・パスタ・ハンバーグ・ハンバーガーなど、20種類程のメニューが各1,000円前後で販売されています。
筆者はホットドッグ(750円)を試してみましたが、お味はごくごく普通。けれどお店は混雑しており、筆者が訪れた平日のお昼頃も、30分待ちの長蛇の列ができていました。土日祝日はより一層混雑することでしょう。
レストランは1軒のみで、他にはミニショップ(売店)、ソフトクリームやソーセージなどの軽食を扱う程度のお店があるのみです。
お弁当持参のススメ
ランチ混雑で時間を取られるのは、特に遠方から訪問する場合にはとてももったいないので、お弁当持参をお勧めします。
マリンワールドには「マリンホール」という、飲食可能な休憩スペースが設けられており、そちらで、食事を摂ることが可能です。
また、出口で手続きをとれば再入場も可能ですので、隣接するホテル(ザ・ルイガンズ)のレストランを利用するのも手でしょう。
近隣のお食事スポット
いずれも車での移動が必要な距離にありますが、行き帰りでの立ち寄りがオススメな飲食店もご紹介しておきます。
やすらぎ丸(金印ドッグ)
マリンワールドより車で5分(渋滞時除く)、志賀島へ向かう途中にある名物ホットドッグ店の人気メニュー「金印ドッグ」。ホットドッグにイカのフライとステーキが交互に挟まれた、異色のコンボです。ちなみに志賀島は、「漢委奴国王」と刻まれてある「金印」が発掘された場所です。
奈多利庵
マリンワールドより車で7分、名前の通り、イタリアンのお店で、お手頃価格で美味しいと人気のお店です。寄られる際は、予約必須です。
シーフードレストラン アクア
マリンワールドより車で8分、魚介類の美味しいお店で、全体的にお値段は少し高めですが、ここのムール貝は他のお店で食べるムール貝の評価を覆す美味しさです。来店される際は事前の予約をお勧めします。