【香川】魅力満載の豊島でアートとのんびり過ごす旅

この記事の目次表示

• 豊島はどこ？
• 筆者オススメスポット
•    【アート1】豊島美術館
•    【アート2】大竹伸朗の針工場
•    【アート3】ささやきの森
•    【アート4】勝者はいないーマルチ・バスケットボール
•    【アート5】豊島ウサギニンゲン劇場
•    【フード1】島キッチン
•    【フード2】海のレストラン
•    【宿】古宿たかまつ屋
• 素敵な景色とアートの旅へ！

豊島はどこ？

瀬戸内海の岡山と香川のちょうど間くらいに位置し、草間弥生のかぼちゃのオブジェで世界的に有名になった直島からフェリーで約20分、高松から約35分でアクセスできる人口800人の島です。

• 写真：dory海に面して棚田が広がる

稲作、農業、そして酪農も盛んで、2010年に豊島美術館が出来たことで、国内外から多くの観光客が足を運んでいます。島の地形を生かした稲作の方法である棚田を利用した稲作がされており、現在でもその姿を見ることができます。

筆者オススメスポット

直島に続いて注目度も上がってきてる豊島。素敵なアートが島の中にたくさんちりばめられていますよ。筆者のオススメをいくつかご紹介します。ちなみに、火曜日はほとんどの美術館、鑑賞施設、レストラン、宿が定休日となっていますので、注意してください。

【アート1】豊島美術館

2010年に誕生した豊島のシンボルとも言える美術館。造形物を見ると言うよりは、五感で感じる美術館と言えます。真っ白で楕円型の施設の天井に開けられた2箇所の穴。そこから差し込む光や風を感じ、空を眺める。実に細かな細工が施されている床は、ランダムに空いた穴から決まった時間に水が出てくる仕組みになっています。微妙な傾斜がついた床にある水は光が差し込む方へと流れ込んでいくのです。

• 写真：dory豊島美術館　外観

この空間では、座ったり、寝転がったり、各々の好きな場所で感じることが重要です。しゃべらず静かに自然を感じる体験をさせてくれますよ。館内は撮影禁止ですが、併設のカフェは美術館と同様の作りをしています。ゆっくりお茶を楽しんだり、ここでしか手に入れられない美術館グッズを買うのもいいですね。

• 写真：doryカフェスペースで余韻を感じる

【アート2】大竹伸朗の針工場

平成を迎える手前で閉じられたメリヤス針の製造工場跡に設置されたのは、宇和島の造船所にて一度も本来の役目を果たすことなく約30年間放置されていた、鯛網漁船の船体用の木型。別々の記憶を背負った2つの存在が、アーティストを通して重ね合わせられ、新たな作品空間を形成しました。

• 写真：dory針工場外観

2016年に設置されたこの作品は、切断することなく一隻丸ごと台船に載せられ運ばれてきました。忘れられたものたちを活かした作品を見てみてはいかがでしょうか。

【アート3】ささやきの森

森林の中に、400個の風鈴が風に揺れ動き、静かな音を奏でるこの作品。山道を登り続けなければいけませんが、たどり着いた先にある風鈴の音が心地よく癒してくれます。

• 写真：dory無数の風鈴が森に鳴り響く

この風鈴には、自分の大切な人の名前を残すことができ、名前は書かれた文字のまま短冊（プレート）に刻まれ、作品の一部となって風に揺れ動き始めます。

【アート4】勝者はいないーマルチ・バスケットボール

スペインのアーティストによって作られたこのアートは、体験型の作品です。豊島の形に模ったボードにいくつものリングが付いています。バスケットボールも用意されており、立ち寄ってバスケをする人々を多く見かけました。

• 写真：dory目を奪われるアート作品

どのリングにボールを入れるのか迷ってしまいますが、友達とワイワイするのもいいですよね。こちらの作品は無料ですので、是非立ち寄ってみて下さい。

【アート5】豊島ウサギニンゲン劇場

映像と音楽のパフォーマンスユニット、usaginingen(ウサギニンゲン)。2016年に活動拠点をドイツ・ベルリンから香川県豊島に移し、オープンさせた劇場です。手作りの映像機と楽器を使ったライブパフォーマンスを鑑賞できます。アナログとデジタルを独特の手法で組み合わせたパフォーマンスは、各国で高い評価を得ています。

• 写真：dory劇場外観
• 写真：dory間近で見る音と映像の世界

かつて大工の倉庫だった場所に劇場を作り、色と光と音を操るライブ空間に生まれ変わらせました。独創的な物語を体感でき、写真撮影をしたり、子供や赤ちゃんと一緒に鑑賞することもできます。ライブ後には映像機や楽器を間近で見たり、触ったりさせていただけます。上演時間が決まっていて1日に1回のみなので、事前にチェックしましょう。