熊本の観光地として有名なのは「阿蘇五岳(通称:阿蘇山)」ですが、その阿蘇五岳を一望できる景勝地が、「大観峰」です。熊本最大のカルデラを見渡すことのできるこの場所は、熊本観光の際には絶対訪れたい地です。
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大観峰の概要
大観峰は、熊本随一の景勝地・観光地で、阿蘇五岳を見渡すことのできる場所です。ちなみに阿蘇五岳は、大観峰から見ると、お釈迦さまが寝ているような姿に見えることから、「涅槃(はねん)像」に例えられることもあります。
また世界最大のカルデラ(火山活動によってできた大きな窪地)と、カルデラ地形に広がる広大な阿蘇の草原を全身に感じられるスポットでもあります。これは阿蘇でしか見られない独特の景観で、この草原は牛馬の放牧を始め、多様な動植物の生息・生育の場ともなっています。
駐車場から大観峰への道
大観峰の駐車場から、大観峰までは徒歩で5分ほどの距離です。草原に囲まれながら、小道の坂を上って行きます。筆者夫婦は平日の午前10:00頃に訪れましたが、中国人ツアー観光客の方がたくさん訪れていました。インバウンド人気も高い観光地であることがわかります。
小道の左手(写真左)には、早くもカルデラの巨大窪地が眺められ、右手を見れば(写真右)カルデラの頂上が延々と続く様子がうかがえます。大観峰に向かうまでに、どんどん期待が高まっていきますよ。
大観峰からの景色
そして大観峰に到着すると、さらに大きなカルデラを眺めることができます。遠くにうっすら映る山の影が、阿蘇五岳です。そのスケールの大きさに、全貌は写真では写りきらないほどです。感動を覚えること間違いなしの景色でしょう。
窪地には田園や、集落の様子も見え、このカルデラと人々の生活が密接に繋がっていることがわかります。
大観峰の石碑
大観峰の石碑は絶好の記念写真スポットです。写真右側の石碑は昔に建てられたもの。大正時代からこの大観峰からの景色は注目されだし、1934年にこの地域一帯が「阿蘇国立公園」とされました。
記念写真には、字もくっきりしている左側の石碑がお勧めです。
大観峰の一番端には、もう一つの石碑があります。ここも写真スポットとしてもお勧めです。
この石碑からは、こんな景色も眺めることができます。そのさらに先には、誰かが辿っていったような道跡があり、旅心をくすぐられます。立ち入りは禁止されていないので、この道を先の方まで探検していくのも楽しいかもしれません。(道が舗装されていないので注意してください)