多治見市

【岐阜】フォトジェニックな多治見市モザイクタイルミュージアムへ行こう!

取材・写真・文:

愛知在住

2021年12月1日更新

1,869view

お気に入り

写真:myao

建築家、藤森照信氏のデザインによる「多治見市モザイクタイルミュージアム」は2016年6月、タイルの生産量日本一である岐阜県多治見市笠原町に開館しました。ユニークな建物が目を引くミュージアムは、タイルの展示、販売、工作体験など、誰でも気軽にタイルについて知ることができます。外見も然ることながら、展示エリアもフォトジェニックな空間が広がっています!また、笠原町は、町のあちこちにもタイル作品が!是非カメラを持って、ミュージアムや町を散策してみましょう。

この記事の目次表示

多治見市モザイクタイルミュージアムとは

岐阜県多治見市といえば、焼き物の町として知られています。その中でも笠原町は、モザイクタイルの生産が盛んに行なわれていた場所。主に磁器質で釉薬を施したものが作られてきました。今でもタイルの生産量は日本一を誇ります。

モザイクタイルとは、50平方cm以下の装飾用平物タイルを言い、主に建築で使用されてきたタイルのこと。

昔はお風呂や水回りなど、建材として多く使用されていたモザイクタイルですが、その命は建物の老朽化と共に壊され、廃棄されてきました。大正末期から現在まで続く地域産業文化を知ってもらうべく、20年前から地元の有志によって集められたコレクションが、ミュージアムには収められています。

当時のタイルはユニークな形のものも多く、今見てもとってもモダン。そんなモザイクタイルの全てが知れるのも、タイルの生産地にあるミュージアムならではですね。

  • 写真:myao4階の展示室では、実際にどこかで使用されていたタイルを収集したものが展示されている。

建築デザインは藤森照信氏

  • 写真:myao

ミュージアムの設計を手掛けたのは、木の上の茶室や自然素材を使用した建築で知られる藤森照信氏。建物はタイルの原料になる粘土を切り出す採土場を、1階から4階へと続く階段は、登り窯をモチーフにしていたりと、とてもユニークな焼き物の町ならではの建築となっています。

  • 写真:myaoメルヘンな小道を歩いていくと、かわいいドアが。こちらが入口です。

フォトジェニックな空間が広がるミュージアム

ミュージアムに入館すると、まずは階段で4階まで登ります。そこには大きなタイルのカーテンが!晴れた日は丸い窓から青空が見え、フォトジェニックな空間が広がります。インスタ映えも狙えそうですね◎

  • 写真:myao
  • 写真:myao
  • 写真:myao

知る、体験する、相談もできるミュージアム

4階を見終わったら3階へ。こちらではタイルの製造工程や歴史を知ることができます。タイルがどうやって作られているのか、映像や実物で、作業工程を見ることが出来ます。このエリアでは企画展なども開催されます。

1階の体験工房では、実際にモザイクタイルを使ってフォトフレームやコースターなどを制作することができます。好きな色のタイルを選んだりして、子どもから大人まで夢中になってしまいます。

また、2階ではタイルに関しての質問、相談のできるコンシェルジュカウンターがあります。マイホームにタイルを使ってみたいと考えているけど、どうしたらいいかわからない…など、詳しいスタッフが相談にのってくれますよ。

多治見市モザイクタイルミュージアム
多治見市 / 博物館 / インスタ映え / 女子旅 / 子供が喜ぶ / 雨の日観光 / 夏のおすすめ観光スポット / 冬のおすすめ観光スポット / 遊び場
住所:岐阜県多治見市笠原町2082−5地図で見る
電話:0572-43-5101
Web:https://www.mosaictile-museum.jp/

笠原町を歩いてみよう

ミュージアムを見終わったら、是非笠原町の町も散策してみましょう。ノスタルジックな雰囲気漂う町並みを歩いていると、あちこちにタイル作品を見ることができます。

  • 写真:myao
  • 写真:myao

そう、町のごみ収集場所がタイル作品になっていたりするのです!沢山の絵柄があり、散策しながら楽しむことができます。

町のどこに作品があるかは、「陶勝軒」という老舗のお菓子屋さんで地図を貰うことができます。

  • 写真:myao
  • 写真:myao

こちらではタイルをモチーフにしたオリジナルのお菓子が販売されています。お土産としてもぴったり。筆者も購入しましたが、美味しかったです◎

  • 写真:myao個包装タイプ400円(税別)ボトル入り1,700円(税別)
御菓子司 陶勝軒
多治見市 / スイーツ
住所:岐阜県多治見市笠原町2127-1地図で見る
電話:0572-43-3041
Web:https://toshoken.jimdo.com/

多治見市の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


岐阜のおすすめお土産18選!岐阜で買うべき厳選お土産特集

岐阜・中津川の銘菓栗きんとんや、『秘密のケンミンSHOW』でも紹介された人気グルメ、岐阜の特産品を生かしたスイーツなど、岐阜で買うべきおすすめのお土産を厳選して...


日帰りで楽しむ!東海の女子旅おすすめスポット25選

話題の巨大複合施設「ヴィソン」やフォトジェニックな光景が見られる「モネの池」、海が見える美術館として知られる「MOA美術館」など、日帰りで楽しめる東海の女子旅に...

ワンコイン小物作りも楽しもう!【多治見市モザイクタイルミュージアム】(岐阜)

「モザイクタイル」とは、とーっても小さいタイルのことで、その魅力は奥深い!常設の展示品も素晴らしいですが、小物作りも楽しんでみませんか?!ワンコイン500円で自...

岐阜県の人気観光スポットTOP35!旅行好きが行っている観光地ランキング

白川郷合掌造り集落、飛騨高山さんまち通りなどをはじめとする岐阜県の観光スポットの中で、トリップノートの4万5千人の旅行好きトラベラー会員(2019年9月現在)が...

岐阜デートに!カップルにおすすめのデートスポット30選

散策が楽しい白川郷合掌造り集落に飛騨高山さんまち通り、モネの『睡蓮』に似ていると話題になったモネの池、不思議な世界を体験できる養老天命反転地など、カップルのお出...

この記事を書いたトラベルライター

暮らすように旅する事が大好き!クラフト作家ライター
いつからか、旅をして知らない世界を垣間見るのが大好きになった。
普段は銘木などでナチュラルアクセサリーやコモノを制作して、WEBやイベントで販売しています。"タンポポの綿毛と旅しよう"と題したペンダントも作る程の旅好き。観光地を巡るのも好きだけれど、地元の人が訪れる場所、ガイドブックに載っていないような場所を探して暮らすように旅する方が好き。モノづくりをしているので、海外のホームセンターで興奮して工具を買って帰ってきたこともあります(笑)。最近は山登りも始めて、旅先も大自然があるところが多くなりました。そんな私の目線から観た世界が、あなたの旅の発見や参考になったら幸いです。
https://www.myaonote.net/

【香川・父母ヶ浜】SNSで話題沸騰中!まるでウユニな写真を撮ってインスタ映え♪

香川県三豊市。ここに、最近インスタグラムやフェイスブックで話題の「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」があります。どう話題かというと、南米ボリビアのウユニ塩湖で撮ったかの...


日本で唯一!砂浜を車で走れる!【石川】千里浜なぎさドライブウェイ!

金沢市街からのアクセスも車で40分程の、石川県羽咋(はくい)市。そこに、日本で唯一波打ち際を車で走れる砂浜、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイがあります。な...


【静岡】城ヶ崎海岸の迫力がすごい!吊り橋と遊歩道を歩こう!

静岡県伊東市の南西に位置する城ヶ崎海岸。 伊豆東部火山群である大室山ができた約4,000年前の噴火で溶岩が海へ流れ出て、海の侵食作用で削られてできたのが城ヶ崎海...

【山梨】富士五湖の本栖湖へ千円札の富士山を観に行こう!

山梨県南都留郡富士河口湖町及び南巨摩郡身延町にまたがり、標高900mの高さにある本栖湖。富士五湖のひとつである本栖湖は、五湖の最西端に位置します。千円札には富士...

自然好きにはたまらない!小笠原諸島・母島で穏やかな島時間を満喫!

東京都に属する小笠原諸島には、父島と母島、2つの有人島があります。父島から定期船で約2時間、南へ約50kmの場所にある母島。人口500人未満の母島は、父島に比べ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります