広島県にある宮島は、日本三景の一つとして有名な島です。瀬戸内海に浮かぶ鮮やかな朱色の嚴島神社は特に美しく、神聖な雰囲気をまとっています。世界文化遺産にも登録されており、国内外から参拝に訪れる人が後を絶ちませんが、いざ境内へ足を踏み入れると、様々な建物があって何が何だか…という方も少なくないはず。しかも、嚴島神社は境内に入る前から参拝が始まっているということをご存知ですか?今回は、嚴島神社の参拝順路順に、参拝方法や主要スポットをご紹介します!
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嚴島神社について
嚴島神社は、長い歴史を持つ由緒正しい神社です。境内にあるたくさんの建造物が国宝や重要文化財に指定されています。1996年には、ユネスコ世界文化遺産にも指定されました。
島全体が神聖な場所とされている嚴島神社には、海の女神、市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命が祀られています。ご利益は、航海安全、交通安全、家内安全、試験合格、商売繁盛、縁結びなど様々。神様にきちんと敬意を払い、正しい参拝をすると、得られるものも多いのではないでしょうか♪
それでは参拝に出かけましょう!
【1】御笠浜の石鳥居
広島市から嚴島神社に向かうには、JR「宮島口」駅か広島電鉄「広電宮島口」駅近くからフェリーに乗って渡り、宮島フェリーターミナルで降ります。そこからひたすら海沿いを歩くと、石鳥居が現れます。
実は、嚴島神社への参拝はここから始まっています。石鳥居に足を踏み入れる前に、嚴島神社に向かって一礼をしてから通りましょう。鳥居の真ん中は神様の通り道と言われているため、真ん中の歩行は遠慮されることをおすすめします。
【2】入り口
入り口にて、昇殿初穂料を納め、心身を清めるため、手水所にて手水を行います。
また、境内を歩く際、逆行はしないように注意しましょう。
では、さっそく中へ入ってみましょう!
【3】東回廊
嚴島神社には、東回廊と西回廊という2つの回廊があります。いわゆる廊下のようなもので、陸地と各社殿を繋ぐ役割をしています。とても美しい回廊で、どこからでも美しい景色を眺めることができます。
海外からの参拝客も多いため、英語での対応も。本島と宮島を結ぶフェリー乗り場では、英語の案内パンフレットやチラシをはじめ、韓国語や中国語、フランスのモンサンミッシェルと観光友好都市提携を結んでいるためフランス語など、複数の言語に対応した冊子が手に入ります。
2017年6月現在、入り口からすぐの東回廊が修復工事中です。工事期間は、平成29年1月20日から同年7月31日までとのこと。詳しくは公式HPをご覧ください。