タイの有名な世界遺産と言えば、アユタヤ遺跡。一度は行ってみたい観光地ではありますが、首都バンコクなどの主要な観光地からは少し離れているのがネックなところ。旅行会社でツアーを組んだり、タクシーやトゥクトゥクをチャーターしてもいいけれど、もう少し安く行けたらな…と思う人も多いのではないでしょうか。そんなときにおススメなのが、列車!現地の人たちに囲まれて、のんびりと行く旅も楽しいですよ。また、アユタヤでおすすめの遺跡や過ごし方も少しご紹介します♩
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タイの世界遺産アユタヤ
バンコクから、約80㎞離れたタイの世界遺産アユタヤ。多くの遺跡が残っており、昔栄えたアユタヤ王朝の面影が残っている、人気観光スポットです。
その80㎞の道のりを、地元の人たちと一緒に列車に揺られながら行くのは、旅のよい思い出になります。よりタイの雰囲気を味わうことができ、なにより料金が安い!外国人からすると、今では結構メジャーな移動手段になりつつあるようです。またアユタヤは、観光地ということで宿泊施設も多く、ゆっくり観光もできます。
列車にのろう!
フワランポーン駅から出発
バンコクの中央駅であるフワランポーン駅からタイの国鉄に乗ります。チケット売り場で、乗車時間や乗る車両のランクなどを選んでチケットを購入。片道は約15バーツ(約56円)ほど。窓口の人によっては、丁寧に書かれている内容を説明してくれます。
チケットを購入したら、いざホームへ!時間通り…にはなかなか来ないことがよくありますが、そんなところが東南アジアらしい、と大目にみましょう。
ホームに電車が到着すると、みんながいっせいに乗り込みます。日本のように、どこに立てばドアが目の前に来るかが分からないので、現地のおばあちゃんの後ろについているとスムーズに乗れることが多いですよ。
列車内の様子
基本的に自由に座っても問題はないですが、もし自分が座っている席を他の人が予約していた場合は、その席には座れなくなります。チケット購入時に座席を取っておくと安心です。車内にはトイレもあります。綺麗ではないですが、場所の確認をしておきましょう。
空調管理は窓の風です。窓も広く、身を乗り出したら落ちてしまいそう。外の景色を見ながらの旅は最高です。座席によっては、木の椅子もあるので身体が痛くなるのことも。価格は少々お高めですが、飲み物の車内販売もあります。
アユタヤ駅に到着!いざ観光へ!
約2時間程でアユタヤ駅に到着。駅をでたところですぐ、観光案内のような人たちがトゥクトゥクをチャーターしないかと勧誘をしてきます。アユタヤ遺跡は広く、徒歩での観光は難しいのですが、絶対に自力で行けないということはなく、自転車をレンタルする人もいます。
もっと楽に、早く回りたい!という人は、トゥクトゥクをチャーターするのがよいでしょう。交渉次第だとは思いますが、筆者はあまり時間がなかったので、その場で交渉。少し安くしてもらい、6、7時間500バーツ(約1,600円)程でチャーターしました。
たくさんの遺跡に感動!
遺跡はたくさんあります。全部観たいのはもちろんですが、あまり時間がない場合は観たいものを絞って回るのもありです。駅を出たところでパンフレットを配っているのでもらっておくと、運転手とのやり取りもスムーズにできますよ。
ワット・チャイ・ワッタナーラーム
アユタヤで1番保存状態が良い遺跡です。
営業時間:8時~17時
休業日:なし
- ワット・チャイ・ワッタナーラーム
- アユタヤ / 寺
- 住所:Ban Pom, Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000地図で見る
ワット・プラ・シー・サンペット
3人の王が眠る3基の塔はアユタヤの中でも最も有名な遺跡です。
営業時間:7時~18時
休業日:なし
- ワット・プラ・シー・サンペット
- アユタヤ / 社寺・教会
- 住所:Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る
- 電話:+66 35 242 284
- Web:http://www.ayutthaya.go.th/eng_travel.htm
ワット・マハータート
菩薩樹に覆われた仏頭が有名です。
営業時間:7時~18時
休業日:なし
- ワット・プラ・マハタート
- アユタヤ / 社寺・教会
- 住所:Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る
ワット・ロカヤ・スター
巨大な涅槃仏で有名な遺跡です。
営業時間:8時~18時
休業日:なし
- ワット・ロカヤ・スター
- アユタヤ / 社寺・教会
- 住所:Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya地図で見る
細かく作られた模様、形、どれも歴史を感じる素晴らしいものばかり。写真は自由に撮ることができます。雰囲気のよい写真を撮れるのも楽しみの1つですね。
観光に疲れたら腹ごしらえ
アユタヤには、ローカルレストランやショッピングセンターなどの施設もあるため、運転手にお願いするとおすすめの場所に連れて行ってくれます。もちろん、自分が行きたいところをピックアップしておいて頼むのもよいですね。
安く、手軽に済ませるなら、出店もおすすめです。筆者はショッピングモールの側にあったローカルな出店で食事を購入しました。
列車で行こう、アユタヤ遺跡!
アユタヤ遺跡は、なんとなく行くのが難しそう…と思い断念してしまう人もいるようですが(筆者も1回目のタイ旅行では断念しました)、1日あればバンコクから日帰りで行くことができるくらい気軽に行ける場所です。
タイでの列車移動も思っているより難しいものではなく、慣れると楽しく過ごすことができるものです。もちろん、チケットを高く売ろうとしてくる人はいるし、持ち物の管理は怠ってはいけないですが、優しい人も多く、座れないでいると座席を確保してくれ座らせてくれる人なんかもいます。タイの良さをより身近で感じることができる素敵な旅になること間違いなし!
※記事内の日本円換算は、筆者が旅行をした2017年4月のレートです。