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世界一の築地市場!場内見学をする際のおすすめ時間と注意点

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:29都道府県

2018年3月22日更新

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写真:まきまき

日本の食の台所と言われる築地市場。世界一の規模を誇る卸売市場は、移転が決まってからも人々の関心は衰えることはなく、80年の歴史を惜しむ声が上がるほどの伝統のある一角です。日本人である私たちは、場外で食卓を彩るための買い物を楽しみますが、競りが行われる場内は外国人観光客に大変人気があるようです。マグロの競りを見学するための案内と注意事項、そして内部の様子をまとめました。活気ある市場の様子を一度目にしてみてはいかがでしょうか。

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場内見学の集合場所と受付時間

深夜3時頃には到着するのがおすすめ

  • 写真:まきまき

築地の朝は早いです。場内見学の受け付けは朝5時からとなっていますが、辺りが真っ暗なうちから続々と人が集まり始めます。

入ることができる人数は限られているため、見学できるかどうかは早いもの勝ちです。なので朝5時に行ってもすでに終了している可能性が高いので、遠くから訪れる場合は、できるだけ早めに向かった方がいいでしょう。

スタッフの方のお話によると、安全のために多くの人を外で並ばせることはせず、集まった人数が定員に達したところで待合室に誘導し、それ以後の受け付けは行わないそうです。

締め切り時間は予測ができず、朝2時過ぎに定員に達するときもあれば、4時過ぎになるときもあるそうです。ちなみに平日だからといって空いているわけでもなく、団体さんであっという間に埋まってしまう日もあるのだとか。

集合場所は勝どき門の横にある「おさかな普及センター」前です。時間に関しては正確なことが言えませんが、深夜3時には到着することをおすすめします。

築地市場の最寄駅とパーキング

  • 写真:まきまき

電車で向かう場合は終電で築地近くへ行き、そのままどこかで時間つぶしをしながら、並び始めるまで待機することになります。最寄駅は都営大江戸線「築地市場駅」、東京メトロ日比谷線「築地駅」、都営浅草線「東銀座駅」です。

車で向かう場合は駐車場が用意されていませんが、周辺にコインパーキングがたくさんあるので困ることはないでしょう。

築地近辺のパーキング料金はどこも高額ですが、深夜の時間帯であればかなり安く駐車ができます。したがって可能な方は、電車よりも車の方が楽かもしれません。

受付後は見学開始まで室内で待機

60名ずつ前半組と後半組に分かれる

  • 写真:まきまき

1日の受け付け人数は120人で、前半と後半に分かれ60人ずつの入場となります。室内に通された後も見学開始までには少々時間がありますが、外で延々と待たなくていいのは嬉しい配慮です。

待機室の入口ではひとりひとりにベストが配られ、それが入場許可証となるので必ず着用して待機しましょう。

説明は英語で行われる

しばらくすると係りの方が現れ、見学時の注意事項や競りに関しての説明が行われます。来場者はほとんどが外国人であるため、説明はすべて英語で話されます。

日本の食の台所と言われる築地市場は、欧米、アジア、ヨーロッパと世界各国からツーリストが訪れる人気スポットであり、高い関心を集めているということがわかります。

係の方の冗談交じりの説明によって場の雰囲気も次第になごみ、見学者たちの興味はますます深まります。

質疑応答の時間もあり、そちらも英語でやり取りされますが、係りの方は日本人なので、もしも聞きたいことがあれば日本語での質問も対応してくれると思います。

それが終わると部屋から移動し、ここからいよいよ場内見学が始まります。

マグロの品定めから競りまでの様子

-60度で冷凍されたマグロを品定め

  • 写真:まきまき

中へ入るとシッポを切られたマグロがずらっと並び、どれもカチカチに凍っています。これらは鮮度と旨味を保つために、マイナス60度で冷凍されてあるそうです。

これだけの大きな魚を釣って、すぐに血抜きや冷凍などの処理するのですから、築地市場も面白いですが、マグロ漁船もいったいどんな世界なのか興味が湧いてしまいます。

そんなマグロたちをバイヤーの方々がカマのようなもので叩きながら、ひとつひとつ色や脂ノリなど品質チェックをしていきます。

鐘の合図とともに始まるマグロの競り

  • 写真:まきまき

しばらくすると鐘の合図とともに競りが始まります。競り人は威勢のいいかけ声でリズミカルに誘導し、マグロに付けられた番号と落とした業者の名前を交互に叫び続けます。

テンポを崩さないまま手元の資料に記入をし、ほんの数秒であっという間に値がついていきます。素人には速すぎて付いていけませんが、ビジネスとしてのやり取りはしっかりと行われています。

  • 写真:まきまき

見学時間は25分とされていますが、実際に競りの様子が見れる時間はもう少し短いです。写真撮影は許可されていますが、フラッシュを使用するのは禁止です。

くれぐれも邪魔にならないよう見学を行ってください。

見学の後は場外で買い物と食事

  • 写真:まきまき

場内で行われる競りの見学が終わったら、次は場外で買い物や食事を楽しみましょう。時間はまだまだ早いですが、24時間オープンのお寿司屋さんや海鮮丼のお店もあるので、ちょっと贅沢な朝食を味わうことができます。

買い物は鮮魚のほかに乾物なども種類豊富なので、ここでお土産を購入するのもいいと思います。ただ買い物を存分に楽しみたいのであれば、場内見学が終わった直後ではなく、周囲のお店が完全に開く時間の方がおすすめかもしれません。

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