海風を浴びながら絶景＆名所巡り！下関サイクリング

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• 多彩な名所へラクラク移動！自転車で下関観光
• 唐戸エリアで明治の洋風建築を見学
• 関門橋をくぐり城下町・長府へ
• 高杉晋作ゆかりの地・長府の名所を巡る
• 大自然が織りなす絶景を満喫!

多彩な名所へラクラク移動！自転車で下関観光

本州最西端に位置する山口県下関市。この街には明治時代の風情が残る唐戸や九州を間近に望む関門海峡、毛利家の城下町・長府など多彩な見どころがあります。これらの観光名所の多くは駅から離れていて、駐車場が少なく狭い道も多いことから、移動は自転車がおすすめ。アップダウンが少なく、快適なサイクリングが楽しめます。

下関駅で電車を降りたら、まず改札を出たところに設置されている観光案内所へ行きましょう。地図やパンフレットが充実していて、レンタサイクルの情報も入手できます。駅に最も近いレンタサイクルは東口のすぐそばにある駅レンタカー下関駅営業所です。事務所でスタッフに声をかけると、手続きをしてもらえます。

下関駅から唐戸を経て長府に向かい、多彩なスポットを存分に楽しんで、所要時間はおよそ5時間。時間に余裕があれば、対岸にある門司港にも自転車で足を延ばすことができます。

では、サイクリングで楽しめる下関の主なスポットを紹介していきましょう。

唐戸エリアで明治の洋風建築を見学

駅前から自転車に乗って国道9号線を東に進めば、10分ほどで唐戸に到着します。ここは古くから栄えた下関の中心地。明治時代から大正時代にかけて建てられたレトロな洋風建築が数多く残されています。

その代表格が、国の重要文化財に指定されている旧下関英国領事館です。

• 写真：トラベルライター旧下関英国領事館

明治39年(1906)に建てられた赤レンガ造りの建物は、現存する日本最古の領事館。無料で見学できるので、ぜひ中に入ってみましょう。

• 写真：トラベルライター旧領事室

内部は昔ながらの雰囲気がそのまま残されていて、領事館の歴史についての展示もあります。旧領事室は領事の部屋が再現されていて、領事が使っていた椅子に座って写真を撮ることもできます。

関門橋をくぐり城下町・長府へ

唐戸の街を抜けて国道9号線を進むと、左手に朱塗りの社殿が見えてきます。この付近で行われた壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇を祀る赤間神宮です。

• 写真：トラベルライター赤間神宮

さらに進むと左手に山が迫ってきて、国道は山に追いやられるように海沿いの狭い場所を走るようになります。関門橋をくぐるあたりでは、対岸に広がる門司港の街並みをはっきりと見ることができます。

• 写真：トラベルライター関門橋のすぐ下から九州を望む

本州と九州を結ぶ歩行者・自転車用のトンネルもあるので、対岸に足を延ばしてみるのもよいでしょう。

高杉晋作ゆかりの地・長府の名所を巡る

唐戸から30分ほど進むと、毛利家の城下町・長府に到着します。長府はかつて長門国の国府が置かれた歴史ある街。江戸時代には長州藩毛利家の一族である長府毛利家の城下町として栄えました。

現在も昔ながらの街並みが残されていて、平成25年(2013)度には都市景観大賞(都市空間部門)で大賞を受賞しています。

• 写真：トラベルライター長府の街並み

その長府にたたずむ名刹が、高杉晋作が挙兵した地として知られる功山寺です。

• 写真：トラベルライター功山寺
• 写真：トラベルライター高杉晋作像

木々に覆われた参道は情趣たっぷり。風格ある山門をくぐると、鎌倉時代に建てられた国宝の仏殿や、高杉晋作の銅像が見えてきます。そのほか長府毛利家歴代当主のお墓などもあるので、昔日に思いを馳せつつのんびりと境内を巡りましょう。

功山寺のすぐ近くには長府毛利邸があります。ここは明治36年(1903)に建てられた毛利家の邸宅で、往時をしのばせる和風建築や美しい庭園を見学できます。

• 写真：トラベルライター長府毛利邸
• 写真：トラベルライター長府毛利邸内部

ほかにも長府庭園や武家屋敷など多数の見どころがあり、歴史好きの方には特におすすめです。