バーストウ(カリフォルニア)
荒涼とした渇いた空気の中に、凛とした趣のある姿が印象的なジョシュア・ツリー。
モハビ国立自然保護区(Mojave National Preserve)にて。モハビ砂漠の一部で、デスバレーとジョシュア国立公園の間に位置する。
ジョシュア・ツリーは、アガヴェ(リュウゼツラン)の仲間の植物で、先住民族は葉をバスケットやサンダルなどの日用品に、花の蕾や実、種は食料として利用価値を見出した。
19世紀の半ば、コロラド川を渡ってこの地にモルモン教徒が移り住んで来た。伝説によると、この木の枝ぶりが、旅人たちを西へと導くよう手を大きく広げて懇願する、聖書に出てくる登場人物ヨシュアの姿に似ていたことから、彼らがそう名付けたそう。
9月〜12月に上手く受粉し、冬の雨と暖かい春の兆しに恵まれれば茎が伸びて、2月〜4月に淡い黄緑がかった白い花を咲かせるけれど、気象条件によるので、見られればラッキーなのだとか。
保護区内ではキャンピングができる他、許可を得てのウェディング・フォト撮影や、マラソン大会なども行われる機会があるよう。
星空の下のテントは、砂漠の天体ショーの特等席。満天の星降る夜は、どんな夢が見られるのだろう。
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スポット情報:モハベ国立自然保護区
2021年2月22日