牧之原台地(静岡)
防霜ファンが茶畑を見張るように立っていました。
盛夏の日差しの中、テクテクと金谷駅から茶の都ミュージアムを目指して👒
静岡県といえばお茶の生産量国内No.1で有名。2019年に史上初めて鹿児島県に抜かれてしまいますが、2020年(産茶)、2021年(一番茶)では1位に返り咲いています。🌸(👉農林水産省による統計)
ただ年毎の推移は下降気味の模様⤵️
同県での茶の栽培の始まりは、鎌倉時代。僧弁円(聖一国師)が宋に留学後、茶種を持ち帰り栽培を始めたのだとか。
徳川将軍とも縁が深く、家康は阿部川流域で栽培される阿部茶(本山抹茶)を愛飲。また大政奉還後に慶喜と共に駿府へ移住した護衛兵(新番組)は新たな生計手段として牧之原台地で茶栽培を始めました(武士の商法)。🍵明治には生糸に次ぐ主要輸出品目にランクイン。🥈
美味しいお茶の背景には、こうした歴史の積み重ねがあったのですね📝
最後に江戸前期の俳人も訪れたということで一句ご紹介。🖌
馬に寝て
残夢月遠し
茶のけぶり
(『野ざらし紀行』松尾芭蕉)
2022.07.01
Slytherin🐍
スポット情報:牧之原台地
2022年7月1日