京都のラーメン屋といえば「天一/てんいち」で知られる天下一品。左京区一乗寺白川通の総本店を実際に訪れた時の様子や、総本店限定メニューをはじめとする複数の料理を紹介します!
この記事の目次表示
ラーメンチェーン「天下一品」についておさらい
天下一品は京都発祥
天下一品といえば今や全国的に有名なラーメンチェーンですが、 実は京都発祥のラーメン屋です。
昭和46年(1971年)創業で、もともとはラーメンの屋台引きでした。現在の「天下一品・総本店」がある京都市左京区一乗寺に店舗を構えたことが、ラーメン屋・天下一品としてのはじまりとされています。
そんな天下一品の代名詞ともいえる「こってりラーメン」ですが、創業当初は醤油ラーメンだったそうです。差別化をはかるべく試行錯誤した結果、いまも愛される鶏のこってりラーメンが誕生したといわれています。
店舗数は国内外に236軒
2019年11月時点で国内外に236店の天下一品が存在します(海外店舗はハワイ・ホノルル店1軒のみ)。10の都道府県(佐賀、長崎、宮崎、長野、新潟、福島、千葉、岩手、山形、青森 )には、まだ天下一品はありません。
10月1日は「天一の日」
毎年10月1日は「(テンイチ)天一の日」と呼ばれており、 この日に定食を注文するとラーメン一杯無料券がもらえます。京都では、10月1日に天下一品の店の前に行列が出来たりすることもあり、ちょっとした風物詩といえます。
京都・一乗寺にある天下一品・総本店の様子
天下一品の総本店は、京都市左京区一乗寺の白川通り沿いにあります。総本店と言うと派手な繁華街にありそうですが、実はどちらかと言うと閑静な住宅街のエリアにあります。
総本店の外観
ラーメンチェーンというよりは、味のあるラーメン屋台といった雰囲気です。提灯や看板には「中華そば専門店」「天下一品」「総本店」という文字が並び、夜でもとても目立っています。
総本店の中の様子
お店の中は明るく清潔感があり、他の天下一品の店舗と似たような雰囲気です。店内をよく見は見渡すと、所々に「天下一品・総本店」 と書かれた暖簾があったり、 天下一品の歴史が壁にデザインされていたりと、工夫が施されています。
テーブルには天一の定番調味料
ラーメンタレなど、天下一品ならではの調味料が各種あるので、総本店でも味変しながら楽しめます。
天下一品・総本店のメニュー
- 写真:がぅちゃん
- 出典:sushisandwich81.com
- 写真:がぅちゃん
- 出典:sushisandwich81.com
メニューは写真付きで4枚にまとめられています。 「ラーメン」「定食」「単品」と分類されていて、とても見やすいです。ラーメンには総本店限定のメニューもあります(後述)。
牛すじ
一見、天下一品らしくないメニューですが、文句なしの屋台の牛すじといった味で圧倒的な安心感があります。(当たり前かもしれませんが)コンビニのおでんとは全く違う食べ物です。
- 490円
チャーハン
チャーハンは単品で並490円〜ですが、定食で頼むこともできます。
- 並・510円
牛すじラーメン(総本店限定)
こちらが天下一品総本店限定メニューの「牛すじラーメン」。こってりラーメンに牛すじをトッピングしているので、ボリュームがあり申し分ない食べ応えです。
同じく総本店限定のメニューで「牛すじキムチラーメン/1,140円〜」もあるので、興味のあるかたにはおすすめです。
- 並・1,010円
天下一品・総本店のいいところ
総本店では昔ながらの京都のラーメン屋の雰囲気があるので、チェーン店の天下一品というより、京都名物の料理/元祖・京都のラーメンを食べているような特別な雰囲気も味わえます。
余談になりますが、京都は大学も多いためラーメン激戦区としても知られています。そもそも美味しいラーメン屋がたくさんあるのですが、実はあの「餃子の王将」も京都発祥です(詳細記事はこちら)。
京都には「王将vs天下一品どっち派」のような概念があったりもして(個人差・地域差はあると思いますが)、もはや天下一品は京都を代表するグルメと言っても過言ではないと思います。