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バーコンセプトのViolet Oon Satay Bar & Grill
3つの店舗の内、一番新しいのはクラークキーのお店です。
店名にある通り、シンガポールの串焼き「サテ」とお酒をコンセプトにしたお店で、他の店舗同様プラナカン料理もありますが、特にローカル風に味付けしたグリル料理とアルコール類が充実しています。
※リバーバレーロードに面した側のタクシースタンドの横です。
- バイオレット・オン・サテ・アンド・バー・グリル
- クラークキー / アジア料理
- 住所:3B River Valley Rd, #01-18, Clarke Quay Singapore 179021地図で見る
- Web:http://violetoon.com/
肝心のお料理!
バイオレット・オンのメニューは、基本は伝統的なプラナカン料理ですが、様々な国のお料理の要素を加えたりして、現代的で洗練されたアレンジを加えたものもあります。
また、ローカルの人も知らない珍しいローカルメニューがあるのだそう。お料理を食べるだけのものとしてでなく文化として捉えているバイオレット・オンは、段々食べられなくなっているシンガポールの伝統料理を受け継ぐ役割も果たしたいと思っているのです。
では筆者がそんなバイオレット・オンのレストランで実際食べたものの中から、おすすめをご紹介しますね!
こちらはサラダの「ガドガド」です。
あっさりと茹でた野菜やテンペなどに、シンガポールの料理によく使われている甘いピーナッツソースがかかっています。ホーカーなどではあまり見かけないメニューです。
下の写真の左は「Meatless Meatballs Rendang」。レンダンとは、普通はビーフを煮込むマレー式カレーのようなソースです。これはそのレンダンをクルミとチーズの「肉なしミートボール」にかけた珍しい創作料理。肉は入っていなくても、あっさりし過ぎず柔らかく美味しいです!
- 写真:Tamami PerssonMeatless Meatballs Rendang $15(約1,200円)、Daging Chabek Beef Cheek $36(約2,880円)/Clark Quay店・Bukit Timah店・National Gallery店
写真右は「Daging Chabek Beef Cheek」。 聞いたことがないと思ったら、インドネシアのプラナカン料理だそうです。酸味と言うか、独特のクセがある味でした。
下の写真は「Ngoh Hiang」。
漢字で五香と書くNgoh Hiangは、ローカルに取ってはおなじみのメニューのよう。エビ、カニ、ポークなどを細かくミンチにして湯葉で包んで揚げたもので、名前の通り五香粉が入っていますが、香りはそれほど強くありません。湯葉がパリパリして美味しいです。
下の写真の左側は「Cod in Creamy Laksa Sauce」。
焼いたタラをラクサ風のソースに浸してあります。ラクサとは、シンガポール名物の辛いココナツミルク入りのシーフードスープ麺です。タラとラクサは意外な組み合わせですが、マッチしていて、とっても美味しかったです。
写真の右のお皿は、先ほど紹介したMeatless Meatballs Rendang。
デザートには、昔は屋台等でよく売られていたけれど今はシンガポールではほとんど見られなくなったと言うロティジャラがあります。
ロティジャラは網の目状のクレープのようなもので、カレーと食べることもありますが、ここではバナナキャラメルのようなソースにつけて食べるデザートになっています。
こちらは黒米のライスプディングのようなデザート。
- 写真:Tamami PerssonPulot Hitam with Coconut Ice Cream $12(約960円)/Clark Quay店・Bukit Timah店・National Gallery店
お米もココナッツ味、アイスもココナッツアイスで、甘さは程よく、食感はモチモチ、プリプリしていて美味しいです。
メニューは、共通のものが多いですが、店舗によってあるもの、ないものもありますのでHPで確認してくださいね。