舌が肥えた観光客が集う那須高原で、約20年もの長い間、レストランを経営してきたダイニングカフェ「ボリジ」。こちらでは、本格的なイタリアンがいただけます。森の中の隠れ家のような店内は、ゆったり過ごせる心地よさが魅力です。
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ダイニングカフェ ボリジについて
東北自動車道をおり、那須街道(県道17号線)を北上して、10分ほど車で走った右手にあります。一見シンプルな佇まいに見過ごしてしまいそうになりますが、駐車スペースが15台という広めの敷地が店舗脇と前面に広がっています。ボリジという店舗名は、地中海沿岸が原産の、ハーブの一種から名付けられています。
1997年に那須に開店して以来、カジュアルレストランとして営業していましたが、トスカーナやシチリアの、星付きレストランで修行した息子さんご夫婦がメインとなり、2015年からは地元産の旬の食材を使用しての、本格イタリアンを提供するダイニングカフェとして生まれ変わりました。
居心地のよい空間が広がる店内
広々とした店内に足を踏み入れて、思わず感嘆の声を上げてしまうのが、窓から見える風景。天井から足元までの大きな開口部が一面に広がり、春夏は緑に、秋は黄色に染まる林が広がります。きっと冬の雪景色も素敵なはず。
一人で、または恋人や家族とコーヒーや食事を楽しみながら、ゆっくりと景色を楽しむ。そんな贅沢な時間が過ごせます。
オープンな雰囲気の店内は、無垢材のテーブルや、上質な革のソファ、アンティークな家具や置物が配され、クラシカルな雰囲気は、上質でゆったりとした時間を紡ぎだしてくれます。
また天窓から差し込む陽光も暖かく、グリーンが配されたテラコッタ敷きの地中海風スペースもあり、お好みの場所で寛げます。
本格イタリアンに大満足
感嘆の声を上げるのは、風景やインテリアばかりではありません。一つ一つ丁寧に作られた前菜から感動です。今回頂いたのは、前菜の盛り合わせ、サラダ、メインディッシュ、ドリンクからなるAランチ¥2,000。メインディッシュは、5種のパスタか、5種のピッツァから1つチョイスします。
追加料金をプラスしてお肉料理を選ぶこともできます。ドルチェ付きのBランチ¥\2,300もあります。
この日の前菜は、きのこのフリッタータ(キッシュに似た卵料理)に、チキンロトロ(テリーヌ)、わかさぎのカルピオーネ(南蛮漬け)、えびのマリネ、グリッシーニ(クラッカーのような食感のパン)などが、可愛らしく並びます。
メインディッシュのパスタは、アルデンテに程よく茹で上げられたカサレッチェ(断面がS字状のショートパスタ)。柔らかく煮込まれたトリッパのトマト煮込み(モツ料理)ソースがよく絡み、絶妙な味わいです。
モッツァレラ、リコッタ、ゴルゴンゾーラ、グラナバダーノと、4種のチーズがとろけたピッツァ・クアトロフォルマッジは、濃厚で鼻に抜ける香りも芳醇、チーズ好きにはたまらないおいしさです。
店内のアンティークショップも必見
店内には、オーナー夫人がチョイスした、お店の雰囲気にぴったりの、洗練されたアンティーク雑貨や衣類、ハンドメイドの品が販売されています。食事を待つ間や、お帰りの際にも立ち寄りたい楽しい空間なので、ぜひご覧になってみて下さいね。