しだれ桜やつつじの名所としてしられる六義園。紅葉の名所であることももちろんよく知られいますが、紅葉の時期にあわせて行われるライトアップがとにかくすごいんです!幻想的で美しいライトアップは、都内で最もロマンチックな紅葉が楽しめると人気で、混雑必至。そんな六義園、いったいどんなところなのか、見どころを含めてご紹介していきます。
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六義園とは?
駒込駅から歩いて7分、東京都文京区にある都立庭園です。面積は87,000平方メートルで、東京ドーム2個分ほどの大きさ。小石川後楽園とともに、江戸の二大庭園に数えられていた「回遊式築山泉水庭園」です。園内のあらゆるところに、万葉集や古今和歌集に詠まれた名所・旧跡88ヶ所(八十八境)を再現しているのが大きな特徴と言えます。明治時代にはいり、三菱創設者である岩崎弥太郎氏の所有となり、昭和13年に東京に寄付され一般公開となりました。その後昭和28年3月には国の特別名勝に指定されています。
秋の紅葉がとにかく美しい
どの季節もそれぞれの美しさを見せる六義園ですが、とりわけ美しいのは紅葉の季節です。見頃の11月下旬になると、約450本のイロハカエデや約600本のモミジやイチョウが、庭園内を彩ります。
紅葉のライトアップは必見
紅葉の見頃にあわせてライトアップが行われます。期間中は21時まで開園時間が延長され、昼間の六義園とはひと味違った、とても幻想的な姿を楽しむことができます。暗闇に浮かび上がる妖艶な紅葉はもちろん、水面に映し出される紅葉も見事。このうっとりするような美しい姿を一目見ようと、この期間は多くのお客さんで混雑します。
六義園にはかつて”水香江(すいこうのえ)”と呼ばれる蓮池がありました。「蓮の花が咲く季節には、水までもよい香りがする」という意味でつけられた池です。紅葉のライトアップでは、水香江があった場所に、LEDによる青い光とミストで水の流れを再現。ひと際幻想的な姿で私たちを楽しませてくれます。
ダイナミックなしだれ桜
高さ約15メートル、幅は約20メートルにも及ぶしだれ桜は、六義園のシンボル。正門からはいり内庭大門をくぐってすぐの場所にあります。昼間のしだれ桜もダイナミックで美しいですが、夜に行われるライトアップも見事。期間中は開園時間が21時まで延長され、夜空に浮かび上がる美しいしだれ桜を楽しむことができます。
春にはつつじも咲きます
元禄時代に起こったつつじの園芸ブームにより、六義園には古品種のつつじが多く植えられました。その名残が現在でものこっており、六義園はつつじの名所でもあります。とくに”藤代峠”の斜面に咲くつつじが大きな見どころ。4月下旬から5月頭にかけて楽しむことができます。