鶴岡市

【山形・鶴岡】 山形のお土産がたくさん!日本一癒されるトイレも名物!?「HOUSE 清川屋」

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東京在住

2021年12月17日更新

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旅のお土産に、その土地の特産品は必須ですよね。今回は山形の特産品を使った商品をたくさん取りそろえたお土産やさん「HOUSE 清川屋」をご紹介します。実はこの「HOUSE 清川屋」、普通のお土産やさんではありません!筆者個人的な意見として、「店内の雰囲気」でここまで癒されるお土産やさんは初めてでした。秘密はトイレに…!?

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清川屋とは

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創業350年を超える老舗「清川屋」。元々は茶屋でしたが、旅籠日用雑貨店、土産物屋へと時代に合わせて形を変え、現在は山形の素材を活かしたオリジナリティーのある特産品を作る企業です。山形県内には全部で9店舗あります。

他店舗とはちょっとコンセプトが違う「HOUSE清川屋」

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今回ご紹介する「HOUSE清川屋」は、他店舗とはちょっとコンセプトが違っています。お店がある鶴岡は近代的な建物と歴史的な建物とが混在する場所。

そんな鶴岡の魅力を存分に知ってもらおうという、いわば、「お土産やさん」プラス「観光拠点」として存在しています。お店に来る人に「体験」してもらいながら鶴岡、ひいては庄内の魅力を知ってもらおうという壮大なコンセプトを持ったお店なのです。「体験」についてはまた後述しますので、お楽しみに。

「HOUSE清川屋」で見つけたオススメの山形土産のおかし5選

まずは素敵な店内で見つけた、山形特産のものを使ったお土産にぴったりなお菓子をご紹介します。

1)だだちゃ豆餡の上品な甘さ際立つ薄皮饅頭「だだっ子」(6個入り860円)

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まず、名前が可愛いですよね。庄内名産のだだちゃ豆は「えだまめの王様」と呼ばれているくらい、味が濃いのが特徴です。

「だだっ子」には、鶴岡市にある自社農園で育てられただだちゃ豆のみを使用。豆本来の風味を生かすために豆をやや粗くすりつぶし、白餡と合わせ、薄皮で包んだお饅頭です。とても上品な美味しさで、食べ飽きることがありません。保存料・着色料を一切使用していないというのも嬉しいですね。

2)だだちゃ豆餡をバターたっぷりのパイで包んで焼き上げた「だだっパイ」(6個入り860円)

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こちらも、「だだっ子」と同じだだちゃ豆の餡と白餡を合わせたものを使っています。この餡を何層にも重ねたまろやかなパイで包み、焼き上げた、新感覚の和風パイです。

パイ生地には、マーガリンは一切使わず、フレッシュバターを100%使用。パイ生地の香りがおさえられ、だだちゃ餡の風味が生きています。バターの油っぽさはなく、飽きのこない味わいです。

3) 豆のかおりが感じられる「元祖白山だだちゃまんじゅう」(6個入り790円)

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だだちゃ豆の中でも希少な種である「藤十郎」が使われているおまんじゅうがこの「元祖白山だだちゃまんじゅう」。かおりがとても豊かで豆の「ふっくら」、「もちもち」、「しっとり」の食感が存分に生かされているお饅頭です。

4) 真っ白で口当たりが軽く、1本食べられてしまう「ほわいとぱりろーる」(1本1,430円)

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発売以来30万本が売れたという、清川屋人気1位のロールケーキ。特徴は真っ白なスポンジと真っ白なクリーム。真っ白なスポンジの秘密は、卵黄とバターを使わずに山形産のミルクをたっぷり使っていること。クリームは最上級の生クリームを使っているので、口当たりもとっても軽やかでまろやかです。

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筆者が訪れた時には、期間限定品として「ほわいとぱりろーる 〜さくらんぼ〜」も販売されていました。(1本1,730円)

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また、この「ぱりろーる」の生地をサクサクのラスクにした「ぱりろラスク」も人気商品です。

5) 山形フルーツが綺麗にそのままゼリーに「ko・ha・ru四季」(1つ216円)

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フルーツ王国山形の、四季をそれぞれ代表するフルーツをゼリーにした商品。春の果物はさくらんぼ、夏の果物は刈屋梨、秋の果物は黄金桃、冬の果物はラフランス。どれも果物のみずみずしさと香りがぎゅっと詰まったゼリーです。お気に入りを1種類選んでも良いですし、四季全ての果物のゼリーを買って食べ比べても良さそうですね。

その他、山形の特産品を使ったお土産がたくさん

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上記のお菓子5種の他にも、だだちゃ豆を使ったおせんべいや、おつまみにぴったりなフリーズドライしたもの、おこわ、など。

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また、山形はワインも有名。ワインも多く取り揃えています。

気になる「体験型おみやげ店」の「体験」って?

さて、冒頭に述べた「体験型おみやげ店」の「体験」。ここHOUSE 清川屋では、主に3つの体験ができます。

1) 一堂に集められた鶴岡の伝統工芸品を見られる

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鶴岡は「絵ろうそく」や「御殿まり」「いづめこ人形」など、伝統工芸品を数多く生産しています。店内にはその伝統工芸品が一堂に集められているので、まとめて見ることができます。

2) キッチンで買ったものをすぐに食べられる

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店内には広々としたオープンキッチンがあり、週末や連休には体験イベントが行われています。

また店内で販売されているお漬物やソーセージなどといった食材を、買ったあとすぐに食べてみたいという要望に答えて調理してくれたり、特産品を知り尽くしている企業だけあって「この商品はどのようにしたらもっと美味しく食べられるかしら」という疑問にも、目の前で実際に調理しながら答えてくれます。

3) 一番の目玉は「旅の小部屋」!?

お店の方から「奥の『旅の小部屋』に行ってみて」と言われ、行った先には銀色の重そうな扉。

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トイレマークが付いている、ということはお手洗いなんだろうなぁ、とドアを開けると…びっくりする風景が!

  • 写真:Emily

ブルーの照明の中に浮かぶ洗面台、そしてもう少し奥を見るとクラゲの水槽、そして流れ出す鶴岡を紹介するビデオ!

  • 写真:Emily

お手洗いなのにこの「別世界」感。癒されてしまい、トイレということを忘れてずーっといてしまいそうな空間です。

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クラゲの水槽を隔てて「おトイレ」が。

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「おトイレ」に座ったときの視界。

写真では伝わりにくいですが、とても幻想的な空間です。百聞は一見に如かず、ぜひご自身で体験してみてください。

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グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

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