庭園に漂う梅のかほり【横浜・三渓園】の観梅会で春を感じよう

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• 三渓園とは
• 春の訪れを感じる「観梅会」
•    毎年2月上旬から3月上旬にかけて開催
•    観梅会を盛り上げるイベント～猿まわし～
•    まだ肌寒い早春だから～おしるこ～
• 三渓園のみどころ
•    展望台からは富士山も見える！～外苑～
•    ウェディングフォトの人気スポット～内苑～
• 三渓園で春の訪れを感じよう
•    2019年三渓園観梅会日程

三渓園とは

• 写真：ソマ

横浜市にある三渓園は、製糸・生糸貿易で財をなした実業家・原三渓氏によって造られました。東京ドーム約4個分の広大な敷地は、原氏の私庭として使われていた「内苑」と、当時から一般にも公開され、文化人たちの交流場所にもなっていた「外苑」とにわかれています。

今回ご紹介する梅はもちろん、春は桜やツツジ、秋には紅葉も楽しめます。横浜という土地柄、海外からの観光客も多く、関東近郊で日本の四季を感じられる場所として人気が高い庭園です。

春の訪れを感じる「観梅会」

毎年2月上旬から3月上旬にかけて開催

• 写真：ソマ

例年「観梅会」は、2月上旬から3月上旬に行われます。2022年はまだ詳細は決まっていません。三渓園の公式インスタグラムによると、2022年は1月中旬すぎには早咲きの梅がちらほらと、つぼみをつけています。

• 写真：ソマ

園内に植えられている約600本の梅は、江戸時代に梅の名所として知られていた川崎や東京から移植されたもの。また、中国・上海から贈られた紅梅も見事な花を咲かせています。

• 写真：ソマ梅の盆栽展

また会期中は、梅の盆栽展も同時開催されており、大切に育てられた自慢の盆栽が数多く出品されています。

観梅会を盛り上げるイベント～猿まわし～

• 写真：ソマ芸達者なお猿さん

三渓園の観梅会をさらに盛り上げるイベントとして、会期中の週末には中央広場で猿まわしが行われており、家族連れを中心に賑わっています。日光猿軍団からやってきた芸達者な猿のしぐさに、思わず笑みがこぼれてしまいます。

まだ肌寒い早春だから～おしるこ～

• 写真：ソマ

梅の美しさに気を取られて歩いていても、やはりまだ肌寒い春のはしり。三渓園には茶屋が4つありますが、そのうちのひとつ「待春軒」では温かいおしるこがいただけます。たっぷり小豆が入った少し甘めのおしること、昆布茶の塩気がマッチして、ほっこり。

三渓園のみどころ

三渓園には京都や鎌倉から集められた歴史的建造物が17棟あり、そのうち10棟は重要文化財に指定されています。梅を見ながら歩いていても、その立派な建物もやっぱり気になるところ。ここでは、梅以外の三渓園の見どころをご紹介しましょう。

展望台からは富士山も見える！～外苑～

• 写真：ソマ三重塔

当初から一般向けに公開されていた外苑エリアのシンボルは、京都の燈明寺から移築された三重塔。関東地方にある木造の塔としては最古で、桜や紅葉の季節には、ライトアップされた幻想的な姿が楽しめます。

• 写真：ソマ旧燈明寺本堂

三重塔とおなじく、燈明寺から移築された本堂。お茶会など文化的なイベントを行う際には、本堂内部の一部屋を個人でも借りることができます（有料）。

• 展望台から見える富士山

また展望台からは、天気がよいと富士山も拝めます。石油コンビナートに囲まれた富士山は、味気ないかもしれませんが、珍しい姿でもありますよ。

ウェディングフォトの人気スポット～内苑～

• 写真：ソマ

三渓園の創始者・原三渓氏の私庭として使われていた内苑。外苑の華やかな雰囲気とは変わって、静寂が漂います。和装にマッチした厳かな雰囲気は、白無垢の花嫁さんたちの人気撮影スポット。

• 写真：ソマ旧天瑞寺寿塔覆堂

旧天瑞寺寿塔覆堂は、豊臣秀吉が京都・大徳寺に母の長寿祈願のために建てさせた生前墓を納めるための施設。通常内部の見学はできませんが、扉や屋根の彫刻が美しく、建物の外観だけでも見応えがあります。

三渓園で春の訪れを感じよう

• 写真：ソマ

2月～3月は梅だけでなく、スイセンや椿なども見ごろを迎え、一層華やぎを見せる三渓園。ぜひ春の訪れを感じに、三渓園の観梅会へ足を運んでみてくださいね。

2019年三渓園観梅会日程

2019年3月9日（土）～3月3日（日）

※年によって変動、例年2月上旬から3月上旬