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【東京タワー展望台】徹底ガイド!「トップデッキツアー」

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:41都道府県

2020年1月6日更新

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写真:かなたあきこ

2018年3月にリニューアルした東京タワーの展望台。上下二層に分かれた展望台のうち、高層の「トップデッキ」にはガイドツアー「トップデッキツアー」の参加者だけしか昇れません。ツアーの見どころ、予約方法、トップデッキ展望台から見た風景など、最新情報を徹底ガイドします♪

この記事の目次表示

東京タワーの“高い展望台”に昇る!「トップデッキツアー」って?

東京タワーには高さの違う展望台が2つあります。一つ目の展望台は地上150mの「メインデッキ」で、さらに100m高い地上250mの場所にある展望台が「トップデッキ」です。2018年3月にリニューアルオープンした展望台「トップデッキ」には、ガイドツアー「トップデッキツアー」に参加しないと昇ることができません。

  • 写真:かなたあきこ矢印部分が地上250mの展望台「トップデッキ」。ここに昇れるのは「トップデッキツアー」参加者だけ!

東京タワーの“高い展望台”に昇れる「トップデッキツアー」は、完全事前予約制。空きがあれば当日でも入れますが、その場合でもチケット売り場で予約が必要です。15分間隔で好きな時間帯を選択できるので、前もってこちらのWeb予約サイトからチケットを申し込んでおきましょう。

「東京タワー トップデッキツアー」詳細

◆料金:大人(高校生以上)2,800円、子供(小・中学生)1,800円、幼児(4歳以上)1,200円
◆ツアー催行時間:9:00~22:45の間、15分間隔で催行(最終入場22:00~22:15の回)
◆所要時間:30分~
◆ツアー料金に含まれるもの:音声ガイドレンタル、「メインデッキ」「トップデッキ」入場料、ドリンクサービス、フォトカードサービス
◆公式サイトはこちら

フットタウン1F:「トップデッキツアー」がスタート!

  • 写真:かなたあきこグレーの壁面右手が、「トップデッキツアー」集合場所です

ここからは筆者が実際に体験した、東京タワー展望台を巡る「トップデッキツアー」の様子をご紹介します。ツアーのスタートは、東京タワーの麓にある商業施設「フットタウン」1Fのエレベーターホール。タワー正面のチケット売り場横の入口から入って、すぐの場所です。10:30~10:45の回で予約していましたので、10:25頃にエレベーター向かって右手の集合場所へ。

  • 写真:かなたあきこメールで送られてくるオンラインチケットの画面キャプチャ

筆者は事前にWeb予約済みだったので、当日はメールで送られてきたオンラインチケット(QRコード)を、アテンダントスタッフに読み取ってもらうだけでOKでした。その後すぐに、スマホ型のコンパクトな音声ガイドを渡されます。13言語に対応しており、外国からのゲストも十分楽しめる仕組みになっています。

  • 写真:かなたあきこ

当日は空いていましたが、混雑時のためにきちんと待機スペースが設けられ、モニター画面で音声ガイドの使い方の説明がありました。

展望台に昇る合い言葉は、“WIO(ウィオ)”!

  • 出典:freesozai.jp「電波塔」の地図記号はW、I、Oの複合形!?

ここでアテンダントスタッフから、“合い言葉”のレクチャーが。東京タワーや東京スカイツリーなどの「電波塔」は、地図記号では上の写真のように表記されます。この形がアルファベットのW、I、Oを組み合わせたように見えるため、「トップデッキツアー」の合い言葉は“WIO(ウィオ)”!発声練習もありますので、恥ずかしがらずに大きな声で言いましょう(笑)。

メインデッキ展望台:「トップデッキツアー」専用ゲートへGO!

エレベーターで、まずは地上150mの展望台「メインデッキ」へ向かいます。誘導スタッフも笑顔で「ウィオー!」と挨拶してくれるので、ここはノリよく「ウィオー!」で返します。トップデッキツアー中、かなりの回数でこの合い言葉が出てきますよ。

  • 写真:かなたあきこ地上150mの展望台「メインデッキ」

エレベーターの扉が開くと、目の前に東京の街並みのパノラマが広がります。じっくり眺めたくなりますが、「メインデッキ」展望台へは帰りにもまた立ち寄れますので、足元の誘導表示に従って「トップデッキツアー」の専用ゲートへと進みましょう。エレベーターの降り口から、ぐるっと半周右へ周るイメージです。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

タワーギャラリー:60年前に展望台から見えた風景は?

ゲートで再度チケットのチェックを受け、いざ中へ。まず通されるのは「タワーギャラリー」。東京タワーは2018年で開業から60年を迎えますが、60年の間に展望台から見える風景も大きく移り変わってきました。東京の街並みの変遷を壁に映し出すことで、その歴史を知ることができます。

  • 写真:かなたあきこ

シークレットライブラリー:東京タワーの建造秘話を学ぶ“秘密の書斎”

次に案内されるのは「シークレットライブラリー」。ここは撮影禁止で、内容も非公開です。アテンダントスタッフと特殊映像による解説で、東京タワーの建造秘話を学ぶことができますよ。詳細は、ぜひご自身で体験してみてください。

フォトサービスゾーン:無料でもらえる記念写真を撮影!

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ写真撮影のポーズはもちろん「WIO!」

「シークレットライブラリー」を出ると、再び展望が開けます。ここでフォトサービスのスタッフに声を掛けられ、グループごとに窓際のクッションに座って記念撮影。画像はフォトカードに加工してプレゼントされ、ツアー終了後に、「フットタウン」3Fにある専用カウンターで受け取ることができます。特別台紙に収められた大判のプリントは、一枚1,500円で購入も可。

  • 写真:かなたあきこ

ちなみにフォトカードはこんな仕上がりでした!(上の写真)はがきよりも一回り小さいサイズで、レトロな新聞風のデザイン。自分が「トップデッキツアー」に参加したことを、新聞記事のようにまとめてくれています。カップルや家族旅行で撮影すれば、東京タワーを訪れたいい記念になりますね。

プラットフォーム:日本らしい“おもてなし”づくしの空間

写真撮影を終えたら、トップデッキ展望台へ向かう最終エレベーターの乗降口「プラットフォーム」へ進みます。歩くごとに心なしか、なんだかいい香りが…。それもそのはずこのフロアには、高名なパフューマーであるクリストフ・ラウダミエル氏が調香した、特別な香りが施されているのだとか。

  • 写真:かなたあきこ

さらに、展望台行きのエレベーターを待つ間にはワンドリンクサービスも。お茶やジュースなどから一杯選んで、いただけます。ちょっとしたことですが、香りやドリンクでの“おもてなし”はまさに日本ならでは!日本を代表する観光地・東京タワーにふさわしい、ホスピタリティあふれるガイドツアーです。

シースルーエレベーター:展望台へ向かう間、心地よい浮遊感が味わえる

  • 写真:かなたあきこ

エレベーターが到着し、いよいよ「トップデッキ」展望台へ向かいます。シースルー状のエレベーター内では、アテンダントスタッフによるガイダンスが(日本語以外のゲストには音声ガイドが案内します)。

  • 写真:かなたあきこ「2018年度グッドデザイン賞」を受賞したシースルーエレベーター

解説によると、このエレベーターには“外枠”が設置されておらず、ガラスの向こうは何もない空中!地上250mの空と自分を隔てるものはガラスのみで、心地よい浮遊感をたっぷり味わえますよ。「2018年度グッドデザイン賞」を受賞したエレベーター、単なる移動手段を超えたアトラクションの一つと言ってもいいでしょう。

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この記事を書いたトラベルライター

フリーランスライター
◆◆トラベルライターアワード 2018年上半期・2018年年間・2019年上半期
◆◆「国内記事部門 アクセストップ賞」三期連続受賞!
◆◆https://tripnote.jp/minna/award/2019/1



学生時代のダイビング、社会人からのトレッキングを経て、海も山もあらゆる旅行&アクティビティが好きです。過去には夫の海外勤務に帯同し、2年半ほどドイツ・ミュンヘンで暮らしたことも。どこまでも地続きであるヨーロッパの利点を活かし、休みのたびにいろいろな国や街へ強行ドライブ旅を敢行していました。(1歳・3歳の子連れで、土日でミュンヘン⇔ミラノ往復など無茶もしました・・・)
帰国後数年間の東京暮らしを経て、2021年夏からアメリカへ移住。アメリカならではの大自然を満喫するのが楽しみです!

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