茨城の名水百選がひときわ青いと話題！泉が森湧水とは

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• 散策前に知っておきたい事前知識
•    泉が森湧水とは
•    「泉が森」とは
•    2スポットの散策がおすすめ
• 【スポットその1】泉が森湧水（泉神社内）
• 【スポットその2】イトヨの里泉が森公園
• 【グルメスポット】みそプリンの「みずきの庄」
•    仕込水に地下水を利用！伝統ある発酵食品専門店
•    味噌×プリンの発明！みそプリンのススメ

【スポットその2】イトヨの里泉が森公園

泉神社のお隣にあるのがこちらの公園。先述した泉が森湧水の水が、公園内にまで繋がっており、川や池となっています。かつて「泉が森」に住宅造成計画が持ち上がった際に、市民運動推進会が自然環境を守ろうと親水公園化の願いを市に届け出たのが、この公園の始まりだったのだとか。公園の名称は地元の小学生が付けたものだそうです。運営は、日立市イトヨの里泉が森公園運営委員会さんが行っていらっしゃいます。

• 写真：Sosyu Kikuchi泉が森湧水から水が来ている

• 写真：Sosyu Kikuchi公園の全景

公園名にある「イトヨ」はお魚の名称です。体長5～6センチほどのトゲウオ科で背中や腹などにトゲを持っています。一生を淡水で生活する「陸封型（りくふうがた）」と、産卵期以外を海水で過ごす「後海型」がいます。公園内にいる「イトヨ」は陸封型で、一般にきれいな湧水地など限定された場所で暮らしています。

天然記念物に指定され保護されていますが、湧水枯れの進行により生息域もどんどん減少していっている希少な生き物です。ちなみに茨城以外だと、北海道、青森、福島、栃木、福井などに少数分布しているのだとか。

• 写真：Sosyu Kikuchi右側の金網部分はイトヨのプライベートエリアとして保護されている

イトヨが住めるだけあって公園内は美しい水で満たされています。敷地周囲を取り囲むように川が流れていて、場所によってはホタルの幼虫がいるため立ち入り禁止の札が貼ってあります。深さはなく、飛び石を使って水の間際まで行き遊ぶこともできます。訪問時、イトヨには出会えませんでしたが、小さなエビにはたくさん出会うことができました。

• 写真：Sosyu Kikuchi公園内の川

• 写真：Sosyu Kikuchiエビは何匹いるでしょう？

中心部には大きな池が出来ており、カモが泳いでいたりします。衛生管理上、犬のお散歩はできないようになっています。遊具等はありませんが、芝生と池そして川が広がっており、リラックスや読書するにはぴったりの場所です。

• 写真：Sosyu Kikuchi公園中心部の池

【グルメスポット】みそプリンの「みずきの庄」

仕込水に地下水を利用！伝統ある発酵食品専門店

上記の名水スポットから徒歩5分程度の場所にあるグルメスポットをご紹介します。「みずきの庄」は、創業明治5年という老舗の発酵食品専門店です。元は漁師であった一代目が引退後に味噌や醤油の醸造を始めたのが起源なのだとか。

• 写真：Sosyu Kikuchi「みずきの庄」外観

お店では、お味噌やお醤油、出汁、塩麹、甘酒などの代表的な発酵食品を取り扱っています。泉が森湧水をご紹介したとおり、このエリアは湧き水が美しく水源に恵まれています。「みずきの庄」でも醸造の仕込水には地下水を利用しているそうです。

• 写真：Sosyu Kikuchi発酵食品がずらっと揃う店内

• 写真：Sosyu Kikuchiお味噌は量り売りです

また、敷地内の別棟にはレストランも併設されていますが、2018年9月現在店舗リニューアルに向けて改装中となっており、オープン予定の目処はたっていません。発酵食品をふんだんに使用したランチプレートが食べられるなどと評判でしたが、新たにスタートしてくれる日を待ちましょう。

• 写真：Sosyu Kikuchiリニューアルオープンに向けて準備中のレストラン

味噌×プリンの発明！みそプリンのススメ

一番の人気商品「みそプリン」（300円/1個）についてご紹介します。こちらは従来の乳製品を主としたプリンに、製造過程で味噌を混ぜ合わせて作ったという新感覚の甘味です。

もっと手軽に味噌に親しんでほしい、お味噌屋さんならではのオリジナル商品を作ってみたい、という想いのもと誕生したのだそう。なんと商品を開発するのに三年もの月日がかかったのだとか！それもそのはず、みそプリンは完全手作りの無添加でとっても安心安全の美味しいデザートです。

• 写真：Sosyu Kikuchiみそプリンの他、醤油プリンも人気

• 写真：Sosyu Kikuchiみそプリン（300円/1個）

スプーンを入れると少し弾力があるかと思いきや、ぷるんとした様子でスプーンにのってきました。口当たりはこれ以上ないくらいの滑らかさで、コクが口いっぱいに広がります。そこまで味噌の香りが強い訳ではありません。下の方にはカラメルソースがありますが、甘さは控えめで、甘さでごまかさない本格的なプリンを感じさせます。

ちなみに原材料は、牛乳、生クリーム、たまご、グラニュー糖、みそ、バニラビーンズのみです。余計なものを使わず素材を活かす努力が伝わってきますね。こちらでしか味わえない珍しいプリンですので、ぜひ湧水スポットと合わせて訪問してみて下さい。