石川県片山津(かたやまづ)温泉街にあるお寺「愛染寺(あいぜんじ)」には、特許を取得した、はめ込み式絵馬の「一心絵馬(いっしんえま)」があります。どこが他の絵馬と違うのか、どういった風に書けばいいのか等、ここにしかない絵馬の魅力について紹介していきます。
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そもそも愛染寺(あいぜんじ)はどんなお寺なの?
愛染寺は、石川県にある片山津温泉の繁栄を見守り続けてきたお寺です。地元では「お薬師さん」とも呼ばれています。片山津温泉にはなくてはならない存在であり、また、観光スポットとしての役割も果たしています。
愛染寺までの行き方は、片山津温泉の「あいあい広場前」交差点から南方面に進むと、右手の路地の奥に急勾配の階段が現れます。愛染寺の看板もあるので、その路地に入り階段を目指して進み、階段を上り切ります。
階段を上り切ると、お寺が現れます。
境内からは柴山潟(しばやまがた)や片山津温泉街を見渡せます。
他にはない「一心絵馬(いっしんえま)」
一心絵馬は、特許を取得した絵馬です(ホームページ上では「特許出願中」と記載されている部分もありますが、筆者が行った2017年5月3日時点では特許を取得したとご住職が話されていました)。
特許を取得するほどのこちらの絵馬は、他の絵馬といったい何が違うのでしょうか?
はめ込み式絵馬
「はめ込み式絵馬って何?」と思われる方が多いかと思います。ごく一般的な絵馬は一枚板の作りですが、はめ込み式絵馬は一枚板ではありません。元々は、中心をハート型に切り抜かれた絵馬(本体)とハートの絵馬の二枚に分かれている絵馬なのです。
しかも、本体とハートの絵馬は別々の木から作られており、単純にハート形に切り抜いたわけではないのです。実際に木目を見ると、どちらも別々のものだという事が分かります。
これまた不思議なのは、ハートの絵馬と本体の両方を表にした時だけしか、はめ込めないのです。こちらも実際にやってみると分かります。
その変わった作りが、他の絵馬にはないここにしかない絵馬の特徴であり、魅力なのです。
実際にお願い事をしてみよう♪
愛染寺は縁結びのご利益があり、「一心絵馬」に一つだけ願い事を書くと叶うと言われています。その縁は、恋愛だけでなく、人間関係や仕事、お金等何でも大丈夫です。
何を書くか決めたら、さっそく願い事を書いてみましょう!
ハートの絵馬とそれがきちんと嵌(はま)る本体を探す
先ずはお願い事を書くハートの絵馬を選びます。数ある中から、自分の好きなものを選びましょう。ハートの絵馬が決まったら、それがきちんと嵌る本体を選びます。
先述で本体とハートの絵馬は別々の木で作られていると説明しましたが、このハートの絵馬と本体には相性の良し悪しがあるので、ピタッと嵌る本体を選びましょう。
※絵馬代(1,000円)を支払うことも忘れずに!
書き方
ハートの絵馬の赤い面ではない方の面に願い事を書きます。書き方に特に細かいルールはないので、縦書き、横書き、関係なく好きなように書いて構いません。唯一ある決まりは、願い事は1つだけ書くという事と自分の名前(イニシャルやニックネームでも可)を書く事です。
ハートの絵馬を本体にはめ込む
願い事を書き終えたら、本体にはめ込みます。この時、ハートの絵馬は赤い面を表に、本体も文字や二羽の鳥が描かれている面を表にしてはめ込みます。違う向きではめ込まないように注意しましょう。
既定の場所に絵馬を掛ける
本体にハートの絵馬をはめ込んだら、本尊である「愛染明王(あいぜんみょうおう)」にお願い事をします。その後、外に「一心絵馬」を掛ける場所があるので、そちらに掛けます。ちなみに、どこに掛けても叶いやすさは変わらないので、自分の好きな所に掛けてみてください。
あとは、叶う日が来るまで日々を過ごすだけ♪
おわりに
筆者は、ここで書いた願い事が近い形で叶いました。ですので、ご利益はあるかと思います。また、赤いハートが可愛く、インスタ映えもする絵馬だと思います。片山津温泉に行かれる際は、是非こちらにも立ち寄って「一心絵馬」に願いを託してみてはいかがでしょうか。
- 愛染寺
- 加賀市 / 寺 / 女子旅 / 穴場観光スポット / 縁結びスポット / インスタ映え
- 住所:石川県加賀市片山津温泉11-3-5地図で見る
- 電話:0761-74-0169
- Web:http://aizenji.jp/