旅の移動を楽しむなら、フェリーがおススメです。北九州⇆大阪を結ぶフェリーを運航している会社は2社ありますが、今回はそのうちの「名門大洋フェリー」を紹介します。船内での楽しみ方や、お得なチケットもチェックしてみてください!
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名門大洋フェリーとは
親しみのあるフェリー
名門大洋フェリーは、新門司港(福岡県北九州市)⇆ 大阪南港の間を運航しているフェリーです。1984年に現在の航路での運航を開始、夜行便で上り便・下り便、それぞれ1日2便ずつ運航しています。「シティライン」という愛称でも呼ばれています。
2019年現在あるフェリーは、2002年に新しく造船された「フェリーきょうとⅡ」「フェリーふくおかⅡ」と、2015年に新しく造船された「フェリーおおさかⅡ」「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」で、計4種類の船が交代で運航されています。
また、2羽のカモメのオリジナルキャラクターでも親しまれています。船長帽をかぶった男の子のカモメ・「フェリーニ」と、セーラー帽をかぶった女の子のカモメ・「ノリーナ」。キャラクター名は公募で決められていますが、「フェリーに乗りーな」という語呂の良さから選ばれたそうです。
運航スケジュール
上り(新門司港発)・下り(大阪南港発)とも、それぞれ2便ずつあります。
新門司港発→大阪南港着(上り)
- 第1便:17:00発→翌5:30着
- 第2便:19:50発→翌8:30着
大阪南港発→新門司港着(下り)
- 第1便:17:00発→翌5:30着
- 第2便:19:50発→翌8:30着
船内の様子と楽しみ方
フェリーの中は、まるで動くホテルのようになっています。以下より、船内の様子を紹介します。
お好みに応じて選べる客室
客室は、予算やお好みに応じて選ぶことができます。リーズナブルな相部屋を選ぶなら、エコノミー(2等室)か、ツーリスト(2等洋室)のいずれか。個室でゆっくりしたい場合は、ファースト(1等洋室、1等和室)、デラックス(特等室)、スイート(特別室)から選ぶことができます。
「フェリーきょうとⅡ」「フェリーふくおかⅡ」と、「フェリーおおさかⅡ」「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」とで、それぞれ部屋の仕様が少しずつ違いますので、詳しくはそれぞれの船内マップのページでご確認ください。
また、女性専用のレディースルームの設定もあります。希望する場合は、予約の際にお申込みください。
バイキングが楽しめるレストラン
広々としたレストランでは、夕食・朝食を楽しむことができます。夕食はバイキングで、大人1,600円・子ども(小学生まで)1,100円・幼児(4~5歳)500円です。
朝食は、1便利用の場合は軽朝食となり、大人・子ども300円・幼児無料、2便利用の場合はバイキングとなり、大人750円・小人500円・幼児250円です。また、1便利用の場合に限り、夕食バイキングを利用すると朝食が無料になるというサービスがあります。
売店や自動販売機、大浴場なども
売店には、飲み物やお菓子、おつまみ、日用品、おみやげなどの他に、ここでしか手に入らない名門大洋フェリーオリジナルグッズもあります。自動販売機や、ゲームコーナー、喫煙室、コインロッカーなどもあります。大浴場もありますので、ゆっくりとお湯に浸かって、旅の疲れを癒しましょう。
ゆっくり過ごしたいなら、ロビーや展望ラウンジなどのスペースを利用するのもおススメです。テーブルやソファがあり、外の景色もよく見えますので、就寝までの時間をここで過ごしている人もたくさんいます。
景色を楽しめる展望デッキ
船からの景色を楽しむなら、展望デッキに出てみましょう。滑りやすいので、足元には気を付けて。ここからは、時間ごとに変わる海の景色を楽しむことができます。
道中、瀬戸内海の3つの大橋、「来島海峡大橋」「瀬戸大橋」「明石海峡大橋」の下を通ります。夜中から早朝にかけての時間帯となりますが、夜間にライトアップされた橋や、橋の向こうから上る日の出など、ダイナミックな風景を楽しめます。
各橋を通過する時間などは、絶景三大架橋のページをご参照ください。
「のんびり滞在」で朝の時間をゆっくり
1便を利用する場合、各港への到着が早朝5:30と早いですが、到着後も船内でゆっくり過ごせる「のんびり滞在」というキャンペーンが期間限定で開催されています(※2020年3月31日(火)まで:2019年9月時点)。レストランやシャワールームもゆっくり利用できますので、朝ゆっくりと出発したい人にはおススメです。
利用申し込みは、乗船当日の夕方、船内案内所にて可能です。詳しくは、のんびり滞在キャンペーンのページをご確認ください。