東京都内には、東京都が設置した11か所の中央卸売市場が存在します。ニュースなどでよく耳にする築地市場はその一つで、全国から様々なお魚が集まってくる、大きな市場です。今回ご紹介する「足立市場」も11か所の中央卸売市場の一つとして知られています。最寄駅は北千住駅。駅から徒歩20分ほどで到着できる、隅田川沿いの魚市場です。足立市場はどんな雰囲気なのか?何が買えて、何が食べられるのか?さっそくご説明していきたいと思います!
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足立市場とは?
水産物専門の市場!
足立市場は、都内に設置されている11か所の中央卸売市場の一つです。足立の他には、築地、食肉、大田、豊島、淀橋、板橋、世田谷、北足立、多摩ニュータウン、葛西市場があります。
各市場では、果物、野菜、水産物、食肉、花卉(かき)などを扱っており、それぞれの市場で扱うものが異なります。足立市場は、都内で唯一の水産物専門の市場です。
混雑の心配がない穴場スポット!
足立市場の敷地面積は、約4万2千平方メートルで、築地市場の約23万平方メートルと比較すると小規模で、あまり知名度は高くないようです。
市場内は観光客で混雑し過ぎることもなく、自分のペースで見学することが可能です。また、飲食店も人気店は並ぶことはあっても、入るのを諦める程度ではありません。落ち着いた、アットホームな雰囲気を味わうことができます。
好アクセス
最寄り駅は北千住駅で、駅からは徒歩約20分程度の距離です。隅田川と国道4号線(日光街道)に面しており、車でのアクセスも大変良いです。観光目的でも足を運びやすい立地となります。
なお、足立市場はその立地から、都内の城北地区や、千葉北部、埼玉南部などまで水産物を供給しています。
市場内では何が見られる?
鮮魚コーナー
足立市場は一般の方が買い物できる仲卸売場と、一般の方が入ることができない鮮魚卸売場に分かれています。鮮魚を購入する場合は、一般客が入れる、仲卸売場へ行きましょう。(下記、市場案内図参照。)
市場と言えばこの風景!大きな魚やきらきら光る新鮮な魚が、大胆に販売されています。
職人さんが長い包丁を研いでいたり、魚をさばいたりしている様子も見学できます。鮮魚コーナーには、多くのお店が出店しています。(以下写真参照。)
注意したいのは、営業時間です!こちらは午前11時にはすでに人が引けて、営業を終了するお店がほとんどです。訪れる場合は、午前8時以降の朝早めに行きましょう!
練りもの&加工品コーナー
鮮魚コーナーを奥まで歩いていくと、ちくわやつみれなどの、練り物コーナーへ到着します。西京焼きや粕漬などの加工品も販売されており、鮮魚以外のものも購入することができます。
乾物コーナー
また、鮮魚コーナーとは別の建物になりますが、乾物を販売している場所もあります。鰹節や昆布など海産物がまとめ買いできたりと、お得な商品も豊富です。
食堂コーナー
市場内には、市場から入荷したてのお魚を振る舞う飲食店が6店舗あります。主に海鮮料理を提供するお店が並んでいますが、なかには、お蕎麦屋さんもあります。
食堂コーナーで特に人気店なのが「とくだ屋」です。お昼前からお昼過ぎまで、お店の外には、いつも行列ができています。
こちらの海鮮料理は非常に質、量共に満足感が高いです(写真は特盛ごうか海鮮丼1,300円)。とくだ屋の詳しいメニューやレビューは、以下の記事でお読み頂けます!
【関連記事】足立市場から入荷したてのお魚!「とくだ屋」の海鮮料理はこれだ!
まとめ
足立市場、いかがでしたでしょうか?築地市場の方が注目度が高く、観光客にも人気ですが、足立市場は落ち着いた雰囲気と、質の高い海鮮をゆったり味わえる、穴場のスポットです。北千住へお越しの際は、ぜひお立ち寄りしてみてはいかがでしょうか!
- 足立市場
- 柴又・亀有・北千住 / 市場・朝市
- 住所:足立区千住橋戸町50番地地図で見る
- 電話:03-3882-4301
- Web:http://www.adachi-shijyo.or.jp