日本三古湯のひとつ有馬温泉。近年この温泉街はメディアで取り上げられ、観光客で連日賑わっています。今回取り上げるのは、そんな有馬温泉初の全室スイート離れの宿である、「有馬山叢 御所別墅(ありまさんそう ごしょべつしょ)」。1,400坪の広大な敷地には、贅沢にも10室の離れのみ。宿泊費用は1泊2食付き、筆者が宿泊した時は2人合わせて約10万円でしたが、その金額にも納得の素晴らしすぎる10のポイントをご紹介します。
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老若男女がそろって楽しめる温泉街
有馬温泉を訪れる人達のお目当ては、温泉街の散策!ご当地サイダーが有名なので、ぜひお風呂上りに一杯飲みながらの散策を。道端では猿が芸を披露し、有馬玩具博物館ではおもちゃの展示が楽しめます。太閤秀吉に縁のある地として歴史的なスポットも豊富。カップルで訪れるなら、昼間とはまた一味違った夜の温泉街を散策し、お洒落なショットバーで食後の一杯もおすすめ。老若男女が楽しめる、他にはない雰囲気が魅力の温泉街です。
お宿の経営者は、なんと観光カリスマ
そんな温泉街をまるごとプロデュースし、今の盛り上がりをつくったのが金井啓修さん。観光カリスマとも呼ばれる仕掛け人です。今回のお宿は、なんと彼が経営する旅館の一つ。街とお宿を一緒に堪能することで、よりこの温泉街の魅力がわかるはずです。
最初のおもてなしからセンスが光る
宿までは、駅からの無料送迎車があります。手荷物が少ない場合は、温泉街を楽しみつつ歩いて向かうのもおすすめ。坂を上ること約15分、たとえ暑いさ中でも、外に立った宿のスタッフの方が笑顔で出迎えてくれます。すっかり喉が渇いたところへ、冷たい黒豆茶と、一人ずつ異なる和菓子が登場。よくあるお抹茶とお饅頭とは違った、センスの光るおもてなしを受けられます。
作務衣でフレンチ体験
お部屋に向かう際、「館内着が作務衣なので、お食事の際に着ていただいても問題ございません。」との説明があります。御所別墅の夕食はフランス料理なので、作務衣を着てリラックスしながら、フレンチに舌鼓という、なかなか他では味わえない体験ができます。
ゆとりある贅沢な食事時間
食事は好きな時間を二択で選べます。その日の混み具合にもよりますが、運が良ければ前後の1時間は自分たちだけ、6人がかりで給仕してもらえる・・なんていうことも。部屋数や客数をぐっと絞っているからこそ堪能できる、贅沢な時間です。
温泉とたくさんのふかふかタオルに癒される
お部屋には大小2種類のタオルと、タオル乾かし機がついています。それに加え、大浴場には新しいタオルが何枚も。濡れたタオルを使い回す必要もなく、食後に手ぶらで温泉に直行できます。温泉に浸かり、メイドインジャパンのふかふかコットンタオルに包まれば、きっと日頃の疲れもキレイサッパリなくなっているはず。
女性に嬉しいスキンケア用品のラインナップ
女性にとっては特に気になる、宿泊先のアメニティ。中でもメイク落とし等のスキンケア用品は、常備されておらず有料なところも多いもの。けれどこのお宿では、共同浴場とお部屋どちらにも、高級ラインのスキンケア用品を完備。温泉とスキンケア効果で肌荒れも気にならなくなるかも?
プライベート重視の、さりげない気遣い
このお宿のシステムでは、旅館のように部屋に入られる心配もなく、フロントから何かを持ってきてもらう時も、邪魔をしないよう外から専用ボックスに入れてもらえます。そのためすっぴんでも安心。滞在客の心地よさを一番に考えてくれる、さりげない気遣いが随所に溢れています。
それぞれの気遣いが光る接客技術
接客担当は若い方からベテランの方まで、それぞれの気遣いを活かした素敵なおもてなしが受けられます。お料理の説明もひとつひとつ丁寧ですし、ソムリエ資格を持つスタッフの方もいて、お客の好みにあわせたカクテルを豊富な知識をもとに作ってくれます。お酒の飲めない筆者にも、しっかり好みを確認した上で、ノンアルコールのカクテルを提供してくれました。
五感で堪能、しみじみ感動する美味しさ
運ばれるお料理は、芸術品のように美しく、個々の素材が際立ち、五感で堪能できる美味しさです。脇役のパンやオリーブオイルでも抜かりなく、食べればきっと驚くはず。構成も、夜はお料理4皿とデザートが2皿。適度な量で、食が細い方や夏バテ中なんて方でも最後まで食べられそうです。