どろめ、のれそれ、りゅうきゅう、四方竹…聞いたことがあるでしょうか?いずれも高知の食べ物の名前です。高知といえばカツオのたたきが有名ですが、豊かな黒潮、山脈と清流が育んだ、県外の方には未知の海・山の幸がたくさんあります。南国土佐で、是非とも味わってほしい、地元民おすすめのグルメスポットをご紹介します。
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【1】黒尊(海鮮料理/土佐料理)
路地裏にひっそりとたたずむ高知随一の名店、黒尊。日本一の清流、四万十川の支流の名前を冠します。
お店には食べ物のメニューがなく、大将が季節ごと、その日ごとのおすすめを次々に出してくれます。その味はまさに絶品。予約必須です。
刺身は、新鮮そのもの。しっかりとした歯ごたえと自然の甘味、魚それぞれの味が口の中に広がります。
30年ほど前に、大将が始めたというカツオの塩たたき。わさびとにんにくだけでいただく塩たたきは、しっかりと塩味がつけられています。一度食べたら忘れられない味。
お腹の具合と、食べたいものを大将がこまめに聞いてくれ、お客さんごとに合わせてご飯が出されます。大将が出してくれるお料理は、合計5,000円くらいが目安です。
注意点は、必ずお腹をすかせていくこと!黒尊の料理は、大将自ら朝の市場に出向き、こだわって作られた厳選料理ばかり。舌を満足させ、おなか一杯になるまで食べさせてくれます!気さくな大将とのやりとりも最高です。高知を楽しむなら、必ず訪れてほしい名店。
【2】かいだ屋(鰻)
パリッと香ばしく、炭火で焼き上げた鰻。ご飯と鰻にからむタレ。ちょっと多いかなと思う量でも、ペロリと平らげてしまう美味しさです。
一押しの鰻屋は、高地龍馬空港近くの「かいだ屋」。ここの鰻を求め、各地からお客さんが訪れます。鰻に添える山椒も、四万十川を超える清流・仁淀川のもの。薫り高い鰻と、山椒のコンビネーションは最高です。
注文を受けてから焼き上げるため、注文してから30分~1時間ほど待つことが多いですが、待つ甲斐のある絶品鰻。筆者は、まだここの鰻を上回る鰻に出会ったことがありません。
客足が絶えないお店で、鰻がなくなり次第終了ですので、昼・夜の営業時間共に早めに行くことをおすすめします。空港から近いので、高知の旅の始まりか終わり、空港への道中に是非立ち寄ってください!
- かいだ屋
- 高知 / 和食 / ランチ
- 住所:高知県南国市浜改田1330-3地図で見る
- 電話:088-865-3740
- Web:http://kaidaya.hp.gogo.jp/pc/
【3】明神丸(カツオ)
カツオのたたきだけではない、といいながらも、やはり外せないのがカツオのたたき。分厚くて、できたて藁焼きの香り高く、まだ温かいたたきを、塩でいただくのが本場高知流。
行列が絶えないレストラン「明神丸」は、一本釣りでカツオを釣る船団を擁する水産会社の運営。ひろめ市場というたくさんの飲み屋・食事処が集まる観光名所内の店舗のほか、独立した路面店もあります。
炎が高く立ち上る店内での藁焼きは、思わず目を奪われる光景!高知県外のたたきとは一味も二味も違う、できたての塩たたきに舌鼓を打ってみてくださいね。
- 明神丸 ひろめ市場店
- 高知 / 魚介・海鮮料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:高知県高知市帯屋町2-3-1 ひろめ市場地図で見る
- 電話:088-820-5101
- Web:http://myojinmaru.jp/
- 明神丸 帯屋町店
- 高知 / 魚介・海鮮料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:高知市帯屋町2-1-27地図で見る
- 電話:088-824-0001
- Web:http://myojinmaru.jp/index.html#pagetop
【4】大平商店(芋天)
高知名物、日曜市。高知城下では、毎週日曜日に、農家の方など様々な生産者の方々が直売のためのテントを連ねます。その距離、なんと1.3キロに及びます。
地元民や観光客で賑わう市は、旬のもの、地元のもの、高知でしかお目にかかれないものなど、見ているだけでもわくわく。気さくでフレンドリーなお店の人たちとの会話も楽しみの一つです。
そんな日曜市のなかでも、行列が絶えない有名店が、芋天が有名な大平商店。
分厚くてさくさくの衣と、中から顔を出すほくほくのサツマイモ。自然の優しい甘さが口の中に広がります。一度食べたら病みつきになること間違いなし。
筆者は、高知へ行くたびに必ず芋天を食べに、大平商店へ足を運びます。できたてを頬張るのがたまらない至福の時。
なお日曜市のほかにも、木曜市と呼ばれる市も立っており、大平商店はそちらにも出店しています。名前の通り毎週木曜日に開催される木曜市は、穴場で人も少ないため、人混みが苦手な方はこちらがおすすめです。
- 日曜市
- 高知 / 市場・朝市 / 女子旅
- 住所:高知県高知市追手筋1丁目地図で見る
- 電話:088-823-9456
- Web:http://www.city.kochi.kochi.jp/site/gairoichi/
- 木曜市
- 高知 / 市場・朝市
- 住所:高知県高知市本町5丁目地図で見る
- 電話:088-823-9456
- Web:http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/40/gairoiti...
【5】土佐酒バル
日本で一番、家計当たりの飲み代支出が多い、高知県。美味しい酒蔵も揃っています。高知の日本酒を総称として「土佐酒」と呼びますが、土佐酒バルでは、なんと、県内全18蔵、100種類ほどの土佐酒が勢ぞろい。
飲み比べセットでは、同じ蔵の土佐酒のなかで純米、吟醸、大吟醸の飲み比べができたり、違う酒蔵のお酒のセットがあったりと、楽しみ方も色々。
木の優しい感じが漂う店内は、地元民でにぎわいます。飲み足りないときに一人でふらっと立ち寄るもよし、仲間とわいわい飲み比べるもよし。
【6】居酒屋 大吉(土佐料理)
土佐酒バルのお向かいにある土佐料理のお店、大吉。赤い提灯が目印です。
大吉では、季節に応じた様々な土佐料理が楽しめます。例えば、酒の肴の定番の一つ「ちゃんばら貝」に、ウツボ料理、清水サバ、山菜「四方竹」の煮つけ、生産量日本一を誇る「みょうが」の天ぷらなど。
もちろんカツオも食べられますし、クジラ料理や四万十川の幸も。高知の美味しいもの、郷土料理や珍味を一通り挑戦したければ、居酒屋大吉へどうぞ!
【7】高知県立高知城歴史博物館
食べ疲れ、飲み疲れ、歩き疲れたら…カフェで一休み。
2017年3月にオープンした、高知県立高知城歴史博物館の2階に位置するカフェ、イストワール。解放感のある大きな窓からは、高知城が臨めます。
幕末・維新を率いた志士たちにまつわる展示や、国宝・重要文化財を含む6万点以上の土佐藩主山内家伝来の資料を見た後は、高知出身のヒーロー坂本龍馬ラテを飲みながら、幕末の日本、志士たちの描いた国の未来に想いを馳せてみるのもいいですね。
- 珈琲館イストワール
- 高知 / カフェ・喫茶店 / インスタ映え / モーニング・朝ごはん
- 住所:高知県高知市追手筋2-7-5 高知城歴史博物館地図で見る
- Web:http://www.kochi-johaku.jp/guide/shop/
- 高知城歴史博物館
- 高知 / 雨の日観光 / 観光名所 / 博物館 / 展望台
- 住所:高知県高知市追手筋2-7-5地図で見る
- 電話:088-871-1600
- Web:http://www.kochi-johaku.jp/
最後に
高知には、まだまだ数えきれないほどグルメスポットがありますが、今回はその一部をご紹介しました。南国土佐には、これまで聞いたことのないグルメたちが待っています。訪れた際には是非あれこれとトライしてみてくださいね!