【奈良】美味しいかき氷が味わえる柿の葉寿司のお店「平宗」法隆寺店

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• 法隆寺参道にある平宗　法隆寺店
•    店内の様子
• 夏季限定の美味しいかき氷を味わおう
•    柿のかき氷「柿氷」
•    特産の大和茶を使った「大和茶金時」
•    甘さ控えめ「ヨーグルトクリーム柿氷」
• 柿の葉寿司のランチやお土産も
• 法隆寺周辺を散策しよう
•    南大門
•    西院伽藍
•    無料拝観エリア
•    法隆寺参道
• おわりに

法隆寺参道にある平宗　法隆寺店

• 写真：ゆきたか

平宗（ひらそう）法隆寺店は、奈良県斑鳩町の法隆寺参道沿いにある、柿の葉寿司店です。店内では、奈良名物の柿の葉寿司、土産物を購入できるほか、ランチや各種甘味、ドリンクをいただくこともできるので、法隆寺を訪れる観光客が立ち寄っています。

店内の様子

• 写真：ゆきたか平宗 法隆寺店の店内飲食スペース。落ち着いた雰囲気で、リラックスして食事が楽しめる。

こちらは、店内の様子です。柿の葉寿司や土産物を販売する売店の奥が飲食スペースとなっています。落ち着いた和風の内装ですが、席はテーブルとなっているので、リラックスして過ごせそうです。

夏季限定の美味しいかき氷を味わおう

平宗　法隆寺店では、夏季限定で美味しいかき氷がいただけます。奈良名産の柿や大和茶といった味が楽しめるので、観光客にも人気です。2021年のかき氷の提供期間は、8月末頃までの予定だそうですが、変更される場合もありますので、是非味わいたいという方は、お店にお問い合わせください。

柿のかき氷「柿氷」

• 写真：ゆきたか奈良特産の富有柿の蜜をかけた「柿氷」。柿の果肉も感じることができる。

筆者は、柿のかき氷「柿氷」(1,000円・ハーフサイズ600円)をいただいてみました。大きく盛られた氷の上には、生の柿を煮詰めた蜜が、たっぷりとかけられています。

少しねばりのあるジャムのような蜜は、コクのある柿の甘さが存分に味わえます。また、生の柿が持つ独特の風味がないので、食べやすいです。しばらく食べ進めると、中から練乳が出てきます。味の変化が楽しめるので、飽きることなく食べられますね。

実は筆者は、生の柿はあまり好きではないのですが、こちらのものは美味しくいただけました。少し甘さは強いですが、多くの人が食べやすいと感じる味ではないでしょうか。

特産の大和茶を使った「大和茶金時」

• 写真：ゆきたか奈良特産の大和茶の蜜をかけた「大和茶金時氷」。

こちらは、大和茶金時氷(850円・ハーフサイズ500円)です。抹茶の蜜と甘い小豆がかけられているもので、見た目は「宇治金時」と呼ばれているものと同じです。奈良県東部の大和高原地域で栽培される「大和茶」を使った蜜は、鮮やかな深緑色です。お茶の良い香りとほろ苦さが感じられ、美味しくいただけます。柔らかく炊かれた小豆も、良いアクセントになっていますね。

甘さ控えめ「ヨーグルトクリーム柿氷」

ヨーグルトクリーム柿氷(1,000円・ハーフサイズ600円)は、柿の蜜に、ヨーグルト、生クリームを加えた、甘さ控えめのかき氷です。さっぱりとした味がお好みの方は、こちらを試してみても良いでしょう。

ちなみに、こちらの店内で提供されるかき氷は、他店と比べると比較的量が多いです。小食の方、ランチの後に味わいたい方には、ハーフサイズがおすすめです。

柿の葉寿司のランチやお土産も

• 写真：ゆきたか

奈良名物の柿の葉寿司もぜひ味わいたいものです。柿の葉寿司は、すし飯に塩サバの切り身を乗せ、殺菌作用があるとされる柿の葉で巻いて、一晩寝かせた押し寿司です。柿の名産地である奈良県南部の五條・吉野地域で古くから家庭で食べられてきた郷土料理ですが、現在では、奈良を代表する名物として観光客にも親しまれています。

• 写真：ゆきたか奈良名物の柿の葉寿司やにゅうめんが味わえる「奈良ランチ」は、お店の人気商品。

飲食コーナーでは、柿の葉寿司と奈良県桜井市名物の三輪そうめん、小鉢、ミニデザートがセットになった奈良ランチ(1,410円税込)のほか、柿の葉寿司五貫盛り合わせ(830円税込)、柚庵焼き鯖寿司(1,210円税込)などがいただけます。これらのうち、単品のお寿司には、プラス150円で温かいお素麵の煮麺（にゅうめん）を付けることができます。

筆者も、こちらで奈良ランチをいただいてみましたが、柿の葉寿司のネタがサバだけでなく、鮭や穴子といったものも使われていたので、飽きることなく食べることができました。にゅうめんも、お出汁が効いたあっさりとした味で、美味しくいただけましたよ。

こちらの柿の葉寿司をお土産にしたいという方は、店頭の販売コーナーで買い求めることができます。持ち帰りに適した8個入、12個入りのほか、木箱に入った贈答用のものも取り扱っています。消費期限は、製造日より3日間です。

法隆寺周辺を散策しよう

• 写真：ゆきたか法隆寺参道

かき氷やランチを楽しんだら、お店の周辺を散策してみましょう。世界最古の木造建築物群が立ち並ぶ法隆寺、松の並木が美しい参道もおすすめです。

法隆寺は、斑鳩町にある聖徳宗の寺院で、推古15年(607年)に、聖徳太子と推古天皇によって創建されたと伝わっています。境内は、金堂や五重塔がある西院伽藍、夢殿が中心となった東院伽藍に分けられますが、なかでも西院伽藍には、現存する世界最古の木造建築物群があり、1993年には、ユネスコの世界文化遺産にも登録されました。

南大門

• 写真：ゆきたか法隆寺の南大門

参道から見える建物は、法隆寺の玄関にあたる南大門です。創建時のものは焼失したため、現在の門は、室町時代の永享10年(1438年)に再建されました。

西院伽藍

• 写真：ゆきたか南大門から、西院伽藍の中門、五重塔を眺める。

南大門をくぐると、立派な五重塔が見えてきます。ここから、世界最古の建築物が立ち並ぶ西院伽藍です。法隆寺を代表する景観は、学生時代に教科書で見たり、修学旅行で訪れて見学された方も多いのではないでしょうか。

• 写真：ゆきたか法隆寺の西院伽藍の入口である中門。左右には、奈良時代の金剛力士像が立つ。

西院伽藍の入口にあたる中門は、深く覆いかぶさった軒と、中央に柱が通り、入り口が二つになっているのが特徴です。飛鳥時代の建築ですが、非常に美しい姿を保っているのに驚かされます。

中門から先は、拝観料が必要となります。大人1,500円（東院伽藍と共通）と少々高く感じるかもしれませんが、世界最古の木造建築物を間近で眺めたり、法隆寺に伝わる名宝を鑑賞したりすることができるので、価値あるものではないでしょうか。

無料拝観エリア

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか

お時間のない方は、南大門から夢殿前までの無料エリアだけでも歩いてみてください。広々とした石畳の道に歴史的な建造物が立ち並ぶ様子は風情がありますし、法隆寺の境内の大きさを感じることもできるでしょう。

法隆寺参道

• 写真：ゆきたか

法隆寺南大門から南側の国道25号線にかけて、参道があります。約300メートルほどの長い松並木が続く景観が美しく、気候の良い時期に歩くと、心地よいものです。

• 写真：ゆきたか法隆寺参道沿いの風景。お食事処や土産物店、ギャラリーなどが立ち並ぶ。

この参道沿いには、土産物店を兼ねた飲食店やギャラリーが立ち並んでいます。近年は、新しい宿泊施設やカフェもオープンしました。国道25号線のそばにある観光案内所「法隆寺iセンター」には、トイレや大型駐車場もあるので、こちらを拠点に散策してみても良いでしょう。