この記事の目次表示
【5】町内有志によるオープンガーデン
小布施町では、丹精込めて作り上げたお庭を開放し、花を介して交流を深め、豊かな生活文化を築く事業が、2000年に開始されました。当初、参加されたお宅は38軒。それが、現在ではおよそ130軒のお宅が登録されているのです。
そんなおもてなしの暖かい心は、おそらく遠い昔から変わらないのだと思います。それで小林一茶も葛飾北斎も、遠くて小さな町・小布施に惹かれて訪れたのでしょう。公式サイトでは、オープンガーデンマップや季節ごとの見ごろのお宅なども紹介されています。
【6】高井鴻山(たかいこうざん)記念館
高井鴻山は、小布施町の豪商で、江戸後期の幕末には、松代藩士の佐久間象山や、葛飾北斎など多くの文化人と交流を持っていました。特に、北斎の画才に感動していた鴻山は、北斎の為に自宅にアトリエを建てたほどです。
北斎が初めて小布施を訪れたのが83歳の時。それ以来、4回ほど訪れ、一年余り滞在したこともあったそうです。この記念館は、当時の豪商の面影を残す建物とともに、鴻山が残した書画などが展示されています。
- 高井鴻山記念館
- 小布施町(上高井郡) / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:長野県上高井郡小布施町小布施805−1地図で見る
- 電話:026-247-4049
- Web:http://www.town.obuse.nagano.jp/site/takaikouzan/
【7】日本のあかり博物館
日本のあかり博物館は、小布施が灯具の燃料になる種油の一大産地だったことから、日本初の灯火具専門館として昭和57年に開館。
文化財に指定されたコレクションは、江戸時代から明治時代にかけての、行灯(あんどん)や提灯などの灯具類の他、浮世絵版画や絵画なども展示されています。ぼんぼり燭台から電球までの、明るさの比較など興味深く見学することができます。
- 日本のあかり博物館
- 小布施町(上高井郡) / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:長野県上高井郡小布施町大字小布施上町973地図で見る
- 電話:026-247-5669
- Web:https://nihonnoakari.or.jp/
【8】道の駅オアシスおぶせ
ここは、ハイウェイからも一般道からも立ち寄れる道の駅で、広大な敷地に土産店やレストランの他、公園やスポーツ施設も併設されている人気のスポットです。高速を降りずに利用できることもあり、時間のない方は、ここで小布施の味やお土産を堪能することもできます。
- 道の駅オアシスおぶせ
- 小布施町(上高井郡) / 道の駅・サービスエリア / おみやげ屋 / ソフトクリーム / ファーマーズマーケット
- 住所:長野県上高井郡小布施町大字大島601地図で見る
- 電話:9:00~20:00
- Web:https://www.oasisobuse.co.jp/
【9】桝一市村(ますいちいちむら)酒造場
小布施観光の中心部にあり、歴史を感じる佇まいが目を引くのは、栗菓子の小布施堂を経営する市村家の酒造場です。前出の高井(市村)鴻山は、小布施堂一族の第十二代目に当たる人物で、江戸末期には、この酒屋さんを営んでいたそうです。
店内には手盃(てっぱ)台と呼ばれる和風なカウンターがあり、そこで、おちょこ一杯から全銘柄を味わうことができます。
- 桝一市村酒造場
- 小布施町(上高井郡) / 酒蔵 / 日本酒
- 住所:長野県小布施町807地図で見る
- 電話:(026)247-2011
- Web:http://www.masuichi.com/
【10】桜井甘精堂
小布施でランチなら栗おこわは必食!小布施と栗の歴史は室町時代にさかのぼり、当時の領主だった荻野常倫が故郷・丹波国から栗をとりよせて、植えたのが始まりと伝えられています。小布施の栗は品質がよいということで、松代藩が毎年、将軍家に献上するようになり、その名が広まったとされています。
創業約200年の栗菓子の老舗、桜井甘精堂でも、わっぱに詰められた栗おこわがいただけます。甘くてほっくりとした栗と、モチモチのおこわは、優しく味わい深いお味です。