ロシア第2の都市サンクトペテルブルクは、ロシアで最も美しい街と言われています。市内に美しい運河があることから、「北のベニス」とも呼ばれ、旧ロシア帝国時代には首都として、文化と歴史の中心的存在であったサンクトペテルブルク。ココはおさえておきたい!というスポットを、5つご紹介します。
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1. 血の上の救世主教会
カラフルな外観が目を引くこちらの聖堂は、「血の上の救世主教会」と呼ばれています。かつて皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所、つまり、皇帝が血を流した場所、の上に建てられた教会ということで、このような名前がつけられています。
ロシア正教の十字架は、キリスト教のものと違って、横棒が2本多いのが特徴。また、玉ねぎ型の塔もロシア正教らしいモチーフの一つです。
内部は、外観にも負けない鮮やかなモザイク画が施されており、その美しさは世界一と言われることもあるほどです。
営業時間::10:30-18:00、5/1~9/30は10:30-22:30
- 血の上の救世主教会
- ロシア / 社寺・教会 / 観光名所 / 教会
- 住所:Griboyedov Canal Emb., 2A, St. Petersburg 191011, Russia地図で見る
- Web:http://eng.cathedral.ru/spasa_na_krovi/
2. ペトロパブロフスク要塞
エルミタージュ美術館の向かいにある、ザヤチ島。この小さな島にあるペトロパヴロフスク要塞は、18世紀にスウェーデンからサンクトペテルブルクを守るために築かれた要塞で、その後は政治犯収容所としても使用されていました。
- 出典:www.flickr.comエルミタージュ美術館側から見た要塞(photo: Neva River and the Peter and Paul Fortress, St. Petersburg (2), by Richard Mortel)
要塞の中には、監獄や博物館など見どころがたくさんありますが、特にオススメなのが、中央にある大聖堂。
豪華な金箔細工や、壁画の美しさに目を奪われますが、実はここはピョートル大帝以降の皇帝が葬られている、ロシアにとって、重い意味のある場所でもあります。
料金:大聖堂含む共通券600ルーブル
- ペトロパブロフスク要塞
- ロシア / 建造物 / 観光名所
- 住所:Petropavlovskaya Krepost 3, St.Petersburg, Russia地図で見る
3. ピョートル大帝夏の宮殿
サンクトペテルブルクから車で1時間ほど郊外にいくと、ピョートル大帝夏の宮殿があります。ピョートル1世の妻であるエカテリーナ1世のために建てられた夏の避暑用の離宮です。
大宮殿内の内装はもちろん豪華で美しいのですが、この宮殿の見どころは、何といっても広大な庭園。さらにピンポイントで言えば、庭園内にある数々の噴水たちです。
特に、庭園の中央にある大噴水からダイナミックに吹き上がる噴水ショーが名物です。とても人気のアトラクションですので、しっかりとよい位置で見たいのであれば、場所取りは必須。水の調節は、なんと手作業で行われており、階段の上から見ていると、職人さんの動きを観察ことができるので興味深いですよ。
また、こんなかわいらしい噴水も。アヒルの群れにワンちゃんが一匹紛れ込んでしまっていますね。実際は、メリーゴーランドのようにぐるぐると回転しながら「ガーガーガー!(アヒルの鳴き声)ワーン…(犬の鳴き声)」と、まるでワンちゃんが迷子になって困ってしまっているのような演出になっています。
営業時間:大宮殿10:39-18:00、庭園9:00-20:00
- ピョートル大帝夏の宮殿
- ロシア / 建造物 / 観光名所 / 城・宮殿
- 住所:2 Razvodnaya Street, Peterhof, St. Petersburg 198516, Russia地図で見る